人事制度改革、少しずつ進むでしょうか?

 

今年から立ち上がった人事行政制度調査審議会の話です。

 

ここから長い前置きです。

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私としては、公務員の人事制度で問題だと思っているのは、

【1】年功賃金すぎて給与の逆転現象が起こっていること。

【2】官民格差が著しくあること。

【3】頑張っても頑張らなくても給与が同じ

【4】前例踏襲主義になってしまうこと

 

などであると思っています。

 

 

【1】については、

若い課長より、年齢の高い係長の方が給与が高くなるというようなことが起こっています。

職位は課長>係長です。

年功賃金を100%否定はしませんが、

逆転現象が起こっていると職務職責に応じた給与制度でもないですし、管理職になりたい人が減りますよね。

これまでの提案

給与の重なりの解消を。メリハリのある人事給与制度

ちょっとだけ進んでますという記事

給与の重なりの解消?人事制度

 

 

【2】官民格差については、

民間の類似職種との差が1.5倍以上になってしまっていること。

これまでの提案

民間類似職種との給与格差について。

 

 

【3】については

評価制度があり、S・A・Bの3段階評価ですが、

B評価になる人がほぼいないことです。

(ちゃんと評価してるのかな)

これまでの提案

S・A・B評価に分かれてるのですが、B評価が少なすぎます。

ボーナスの違いが0.005か月分、差が少ない??

 

 

【4】については、

新しいことへのチャレンジ精神が乏しいこと

新しい情報のキャッチアップが遅いことです。

(目の前の業務で忙しいのも承知するのですが)

これまでの提案

人事評価制度について:企画力の向上

ちょっと進みましたという記事

企画力の向上に向け人事評価が一歩前進

 

それぞれその時々で提案をしてきており、

少しずつは進んでいるのですが、まだ、いずれにおいても抜本的に解決はできていません。

(もちろん人事制度は制度設計・変更してから効果が出るまでには時間がかかるものではあります)

 

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さてここまで、長いですが、前置きでして、

ここからが本題です。

 

こういった問題の中の特に【1】を解決するために

人事行政制度審議会が立ち上がりました。

 

その第1回目の議事録が上がっていました。

議事録はこちら

 

内容抜粋としては、

・委員5人中1人が欠席している。

(仕方がないのかもしれませんが・・。)

・会長は新川氏に決定。

・山中委員が実質的な改革につながるのか?という質問。

・人事評価の標準未満のB評価が管理職で2%非管理職で0%。

・係長以上が全体の50%以上で多い。

 部下がいない係長がいるのではと。

という意見。

 

 

委員構成は、

新川 達郎

種村 泰一

表田 充生

機谷 俊夫

山中 俊之

の5人です。

 

 

 

 

 

個人的には、去年機谷 俊夫氏が一人でやっていた人事アドバイザーの内容とほぼ一緒の結論になると思っております。

「そうですよね」と思うことが多々。の人事評価員のコメント

外郭団体への再雇用は必須か?

 

 

そのため、時間と費用がもったいないとは思っておりますが、それでも少しずつでも進むのであればと思っております。

この委員会を設置することなく、アドバイザーの意見をもって改革を進めるべしと意見したこともあります。

今年の3月議会での代表質問にて

 

引き続き注目です。

HPに上がっているのは1回目のものだけですが、

3回目が7月31日に行われており、

8月下旬に4回目が行われる予定と伺っております。

 

 


 

 

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