H様宅耐震改修工事 ② 平成20年6月2日(月)
現況の建物は木造総2階建てコロニアル葺住宅で、外周四隅だけの外壁補強工事で判定値1.12(一応倒壊しない)の診断結果になりました。
外周四隅の通し柱と桁との接合部を羽子板ボルトで締めてあり、今の基準なら当たり前の接合方法ですが、31年前の建物としては珍しい接合方法には驚きでした。父親の仕事振りには、改めて頭が下がる思いがしました。筋違は上下端に金物を取り付けるために、荒壁を削って入れなおしました。
柱及び筋違の上下端は、金物を取り付けてから構造用合板を貼ります。その後で、基礎と柱にホールダウン金物を取り付けます。
建築当時の図面には、1階四隅の筋違は片筋違と表示されていましたが、現場では両筋違になっており、耐震設計の判定値を上まる結果になりました。両筋の違交差部には、短冊金物で補強しました。
胴差し上下の管柱に短冊金物を取り付ける予定でしたが、ボルトのナットが邪魔して取り付けられないので、急遽現場での判断でプレート金物に変更しました。 ”耐震改修の現場では教科書通りに行かないながらも、判定を下げない工夫が必要とされます!”
通し柱と胴差しには、L型金物を取り付けて補強しました。
今年の梅雨入りは、去年よりも12日も早い今日からとなりましたが、その分だけ現場の遅れが懸念されます。でも、この雨も必要とされる方々がいると思うと、多少の雨は現場の工夫で乗り切って行かなければと思います。




