子どもに必要な支援を受けるための学校 | 例えば子供の引き出しの中

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明らかな自分のブログへの誘導的なコメントはお断りします。

いよいよ3学期が始まりますね。

春から進学、進級を控え、色々お悩みのお母さんも多いことと思います。

今日は過去の自分の考えを懺悔しようと思います。


次男が6年生の頃、普通中学の支援学級に進学するか支援学校に入学するか、家族で迷いました。


当時の次男は友達は少なく、遊ぶ友達は1~2人。

体格も小さく(中学で30センチ近く伸びましたが当時135センチ位)、勉強も全く付いていけず。中学校へも1人で通えるかどうか怪しい位頼りない子でした。

(道が覚えられないので汗


このまま地元の中学へ進学しても支援学級の中でしか居場所が無いのでは?という後ろ向きな理由で

支援学校へ入学する事に決めました。もちろん本人と見学に行き、次男もそれで良いと決めました。


当時は「次男に合った支援を受けられるから」という前向きな考えではなかったのです。

「普通の学校でついていけないから支援学校へ行く」という後ろ向きな考えでした。



そして4月、入学式。ちょっとひいてしまう自分がいましたガーン

校長先生の挨拶の間、奇声を上げる子、離席し、その場に寝そべる子、ウロウロする子どもをなんとか座らせようとする先生。あきらめて外に出る子についていく先生・・・。


こんな所で次男がやっていけるのか?同じように寝そべったりしないか?


まだ私も発達障害については本やネットで知る程度でした。

障害児も支援学級での数人しか身近にいなかったのであまり見かけなかったこともあり、とにかく見慣れない光景に面食らったのを覚えています。


けれど、それはすぐ思い過ごしだったと分かりました。

一クラスの人数は7、8人。担任の先生は3人います。グループ学習の時はクラスのメンバーが変わります。人数が少ないから、先生の目が行き届く。先生も皆さん一生懸命向き合ってくださる。

そして、子ども達ひとりひとりと接すると、寝そべるのも理由があり、じっとできないのも理由があるからだと分かりました。そしてちょっと幼い感じだけど、みんな優しい子ばかり。普通に話もできる子もいっぱいいます。

そういう子は障害の重い子を当たり前のように助けます。


私も何度か用事のたびに学校へ行くうちに良い意味で慣れてきました(笑)。

それまではちょっと異質な感じで腫れ物に触るような気持ちでした。

ごめんなさい。反省です汗


授業は全くそれまでと違い、小学校6年でやっていた算数すらもやらない。初めはこれでいいの?あせると思ったけど、必要なかったんですね~。

もっと必要なことを学びますから。

これも反省汗


そして次男は優しい友達に囲まれ、友達を助けることも覚え、見違えるほど成長しました。


学校での勉強のスキルではなく、生きるためのスキルを学びました。


私も大学などできちんと発達障害について学びました。ネットだけでは分からなかったことも知りました。


もし、支援学校にマイナスなイメージを持たれている親御様、とにかく見学してみてくださいね。

できれば学校見学会以外に普段の様子を見学できれば良いですね。

支援を受けるための学校と前向きにとらえて見てください。





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