次男が「宿題」の自己紹介の台詞を下書きしています。
交流校の某高校で支援学校の生徒会の紹介があるそうで。
ちゃんと漢字も使って入っているクラブのこととか書いています。
なんだか感慨深いですねぇ・・・。
小学校低学年の頃、宿題にかなり苦労していました。
その頃、「クラスの中で支援を必要としている子供」だった次男ですが、「席を前方にする」以外にこれといった支援もありませんでした。
私のほうにも発達障害の知識があまりなかったせいもあり、ただガミガミと
「早くやりなさい!何でこんなことも分からないの?もっとよく見てきれいに書きなさい!」
とイライラしながら宿題に付き合わされていました。すぐ眠そうになる次男に「集中しなさい!」と怒鳴ることも。
お互いこれじゃ地獄ですよね~
「あ、それ、うちのことだ!」って言ってるお母さん、分かります、何でこんなことも出来ないの!?ってイライラさせられ・・・
それ、やっぱり間違ってます。お母さんが、ではなく、宿題が多すぎるんです。
やり方が合ってないんです!
次男が支援学級に入ってから、宿題が減って、ずいぶんお互いに楽になりました。
その頃の日記です。2008年、4月です。
本人、支援学級で学習することがとても楽しいようで、なんやかんやと話してくれます。大体わけが分かりませんが、楽しいことは事実のようです。
今日は宿題を貰ってきました。
普通学級での宿題とはまた違うようです。
明らかに少ないです。
でも、次男にはこれくらいがちょうど良いんです。
2年生の後半の宿題の量の多さには、私も大変でした。
とにかく集中力がないし、すぐ疲れるし、一枚のプリントに2時間かかることもありました・・・。
しかも、一人で出来ない事が多いので、私が付きっ切りで教えないといけません。私の時間ももったいない!
まだ今年は始まったばかりです。
支援学級は少人数ですので、集中して授業が出来そうです。
次男のようなタイプは、大勢の中で指示を出されると、まるで頭に入らないのです。
隣に来て、同じことを説明すると、なんとなく分かってくれるんですけどね・・・。
そうです、宿題に2時間かかってました。
学校は漢字を何度も書けば覚えると思って、ノートに何度も書かせます。
何度も書けば覚える、って言うのは間違いです。もちろんそういう方法が合う子もいます。(私はそっちでした)
次男には同じ字を何度も書くという勉強法は向いてなかった。「へん」だけを先に何度も書いて、後から「つくり」を書いていく。ただの「ノートを漢字で埋める作業」になっていました。もちろんその漢字は覚えていません
何のために書くのか?覚えるためですよね?ノートを埋めるためではありませんよね。
支援学級では回数は少なく、ゆっくり書くことにポイントを置きました。
彼は、そのうち、何度も書くことより1回でも印象づく覚え方で覚えるようになって行きました。
「頭」は分解して「いちくちそいち いちのめは」だったり、さんずいへんは水に関係ある言葉、とか前後のつながりとか。漫画で字を覚えることも!
支援学級の先生が「漢字博士やね!」と褒めてくださったことも良かったです。
「漢字を書けることがカッコイイ」と自分のモチベーションを高めることにもつながり、現在まで続いています。今では分からない字は「漢字表記辞典」で調べて書きます。
これは、国語辞典や漢字字典とは違って、シンプルなんです。簡単な用例が書いてあるだけ。
長い文章の理解が難しいタイプにはこういうほうが分かりやすいようです。国語辞典は案外ごちゃごちゃしていますからね
これはたまたま家にあったのを愛用しています。
先生、生徒さんに合った学習方法を見つけてあげてくださいね。
一人では大変ですから、お母さんにヒントを貰ってください。
お母さんも先生にヒントを差し上げてくださいね。日常生活の様子で良いんです。
必ず成長しますから!

にほんブログ村