本日のアクション・スリップ | 例えば子供の引き出しの中

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もう使わないだろうと思い、扇風機を片付ける事にしました。

(遅いなんていわないで~!)


扇風機を分解して、羽根を拭いたり、カバーもきれいにしたり。

3台あるのでひとつづつ2階の廊下でやっつけていきました。

すると玄関でチャイムがなったので、急いで降りました。


たいした用ではなかったので(ただのセールス)、そのままトイレに行き、ふと台所に目をやると皿がそのままだったので洗い物・・・。

そしてそのままお昼が来て、ご飯。


・・・ん?


何か忘れている・・・?


あ!扇風機の掃除の途中だった!



こう言う事、たまにありますね。何かをしていたのに、他の事に気を取られ、その前にやっていたことを忘れてしまう。


こう言う事を「アクション・スリップ」といいます。

当たり前になっている行動や、決まったパターンの行動が何らかのきっかけでエラーが生じ、その行動がちゃんと実行できなくなることです。


スリップにはいくつかあって、

1.すでにやったことを忘れてまた同じことをしている「反復エラー

2.行動の目的を忘れて違う目的に向かっていた「目標のきりかえ

3.行動の流れの何かを忘れたり、順序を間違える「脱落と転換

4.ある行動の流れに必要な物(事)を他の行動で必要な物(事)と混同する「混同または混合

などがあるそうです。



例えば

1はカバンに体操服を入れたのに、また体操服を入れている。

2はスーパーに寄って帰りたかったのに、家に帰ってしまった。

3はお米を研いだのに、スイッチをかけるのを忘れた。

4は味噌汁を作るため味噌を取り出そうと冷蔵庫をあけたのに、いつものように麦茶を取り出してしまった。


てな感じですか?間違ってたらごめんなさい。

日常生活で時々あるある!ですね。


でもこれ、ADHDの人には結構あることかも。

笑い事ではない失敗もあるかもしれません。

では、どうすれば良い?

メモだの、声に出すだの、ありきたりな方法はいくつもあるでしょう。

けれど、それでもダメなこともありますよね。失敗しないようにしよう、と常に意識するなんて厳しい!

そうなると、失敗することを前提として、その失敗が大事にならないように工夫するしかないのかなぁ、と思います。

こうなった場合はこうする、その準備をあらかじめしておくことです。

失敗した場合の対処法などを普段から考えておくことも必要かも。



あ、扇風機はその後、きれいに掃除しましたので、大丈夫です!






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