ちょっと昔を振り返る(10年前の次男) | 例えば子供の引き出しの中

例えば子供の引き出しの中

発達障害関係者(主にお母さん)ならどなたでも参加できる茶話会を開いています。「ばうむの会」でFacebookやってます。
https://www.facebook.com/yaobaumu/

明らかな自分のブログへの誘導的なコメントはお断りします。

以前やっていたZAQのブログが終わるらしい。

ここは2008年9月30日までブログを上げていました。


それ以降は公開にせず、削除もせず置いといてました。


終わるとなれば、今までのが見れないわけです。


なんだかもったいなくなり、いくつか次男の成長に関することはwordにコピペで保存しておこうと思います。


2006年あたりは次男の診断もおりていないし、私もまだ勉強不足で、今見返すと「あ~、教えてあげたい、あなたの息子はもうちょい成長しますよ!」と思ってしまいます。


ある日のブログです。ブログをはじめて初期の頃、2006年7月、「天性の才能」というタイトルのものです。



「うーん今のところ、やっぱりボーダーとしか言いようがないですねぇ。(障害者)手帳の申請をしようとか、学校についていけなくなったりとか、困ったことが起きたら、また来て下さい。」


桜ノ宮にある市立病院の先生はそうおっしゃって、今日の診察は終わった。ここは心臓の手術を受けた病院でもあり、小児科が充実していて、小児眼科にもお世話になっている。
次男はボーダー君だ。知的障害児と健常児との境目だ。ただ、このままだと10歳くらいの知能の発達しか望めない。だが、先生によると10歳もあれば十分なんだそうだ。そういうテストでは15歳が頂点なんだそうで、15歳過ぎたら脳は衰える一方なんだとか。でも出来れば親としては15歳の脳みそが欲しい。
ただ、救いはかなり社交的だということだ。先生もその点は褒めてくださった。誰にでもニコーッと微笑むのだ。眠くて機嫌の悪いとき以外だが。
帰りの電車は席が空いてなくて、一人でクロスシートのひとつだけ空いている席に座らせて、少し離れて見ていた。

隣、前、ちょうど祖母くらいのオバちゃんに囲まれていた。そして、いつもの「にこー(^^)」を振舞った。もうオバちゃんたちはメロメロだ。
『ボクいくつ?』『ほんまにかわいらしいねー』『きれいな目をしてやるねぇ』『こんなかわいい子久しぶりに見たわ』『お母さん幸せやねー』『いやもう、ずーっと見ときたいわ』

乗換えまでの15分間、褒めまくりである。挙句の果てには涙ぐむオバさん。おいおい、そこまで言うか?!

これは嘘ではなく、親バカでもない。こういうことは初めてではないし。以前にもスーパーでいきなり自称占い師というおばさんに『この子は将来、ものすごく親を助けるよー!おばさん、目を見たら分かるねん。ものすごくきれいな目をしてはるわぁ』と言われたことがある。
今、幼稚園児の知能しかないこの小学生をオバさんたちは知らない。ただのかわいい子として見ての事だ。
この先、この「ニコーっ」がいつまで通用するのだろう。これで乗り切って行けるほど人生は甘くはないはずだ。
可能ならばこのかわいい顔をここにアップしたいくらいだが、最近はかなり物騒なので何が起きるやも知れないから、止めておく。


 

帰り道、私の日傘の影を踏んで楽しそうにひょこひょこ歩く息子。今が一番幸せなのかも知れないと思いつつ、まだ見えてこない将来をちょっと想像してみるのだった。



以上。

この頃、まだ小学校低学年だった次男。

とにかく将来が心配だった。起こりもしない未来を悲観したりして。

こんな次男だったけど、今日から某スーパーで実習をしています。

ここに就職するわけではありません。単なる実習です。けれど、自分で電車に乗り、一人で仕事に挑んでいるわけです!


いや~、10年前の次男では想像も出来なかった。それほど10年って人を成長させるんですね。

この間に次男も私も色々ありました。


みんなが同じではないんですが、もし今、子供さんの事で悩んでいるお母さん、子供さんは成長します。そりゃ、健常児とは同じにはならないけど、その子なりの成長はします。

見守ってあげてください。見守るって、ただ見るんじゃないですよ、「見て守る」んです。


今後、時々数年前の次男の様子を振り返りますね~。



11月の茶話会は27日です。

発達に悩みのあるお母さん、遠慮なくいらしてくださいね!

お申し込み、お問い合わせはこちらから。

http://kokucheese.com/event/index/434505/









にほんブログ村