根性だけでは体育はできない | 例えば子供の引き出しの中

例えば子供の引き出しの中

発達障害関係者(主にお母さん)ならどなたでも参加できる茶話会を開いています。「ばうむの会」でFacebookやってます。
https://www.facebook.com/yaobaumu/

明らかな自分のブログへの誘導的なコメントはお断りします。

最近は運動会をこの季節に行う学校が増えてきましたね。
運動会大好き!って子供、羨ましいです汗

私はとにかく運動音痴。
走るの遅い、跳び箱飛べない、鉄棒回れない、泳げない・・・
数えればきりが無いくらいできないことの方が多いかも!

まだ球技の方がいくらかマシでした。

自分の体をイメージどおりに動かすことができないんです。

そして、頭の中には失敗した自分しか浮かばない(笑)

自分の体をイメージどおりに動かせる人(体現できる人)って、そんなにたくさんはいないと思いますが、それができるとその道のプロになれるんでしょうね。
スポーツ選手、ダンサー、ある意味音楽家もそうかも。

運動に関しては自分も発達障害じゃないかと思うほどダメです。

子供の頃、とにかく水泳ができなくて、どうやって休もうかとそればかり考えていました。
水が怖いんですよ。
水に浮いている状態が怖くて。何かにつかまっていないと怖いんです。足元が地面につかないのが怖い。
高い所は平気です。だって足が床に着いてるんですから。
不安定なところはダメ。タイヤに乗る遊具とか「足を捻挫する自分」しか浮かばない!
杭から杭に飛び移る遊具もダメですね。やっぱり「足を踏み外して捻挫する自分」しか浮かばない!

なぜでしょう?汗

水泳に戻しますが、私が何度か理由をつけて休むのが先生にばれました。
先生は「何で参加せーへんのや?」とたずねますが「泳げないから」「怖いから」としか私には理由はありません。
先生はしまいに「何々さんは知ってるか?何々さんは障害があるのに頑張ってるんや。何々さんがやれるのに何でやらんのや?」と言いました。

今思うと、これ、何々さんにもかなり失礼な話で。「障害がある人=出来ない人」と先生は決め付けているわけです。そして何々さんと私は別の人間であり、何々さんは水が怖いわけではないし。
また、何々さんが水が怖かったのを克服したとしても、それを私に押し付けるのは間違っているわけで。

私が今、先生なら、水が怖い生徒が安心して水に入れるように考えますね。根性論で攻めたりしません。泳ぎ方も浅い所で初歩から教えます。

今思うと、あの頃の体育の先生って、やる気と根性と勢いで「運動の出来る子」に「出来ない子」を近づけることばかり力を入れていたように思います。

教室で学ぶ授業よりも「出来ない子」は無理にやらされ、さらし者にされ、その挙句成績は散々。

今はどうなのかな~?

発達障害児にも運動会の嫌いな子と好きな子がいます。
練習に参加するっていうことがすでに高いハードルになっている子供もいます。
運動会が楽しい思い出になるように、先生方、考えられるかぎりの工夫をしていただければ・・・と思います。



ポチッと

にほんブログ村