あの頃の自分があって今がある | 例えば子供の引き出しの中

例えば子供の引き出しの中

発達障害関係者(主にお母さん)ならどなたでも参加できる茶話会を開いています。「ばうむの会」でFacebookやってます。
https://www.facebook.com/yaobaumu/

明らかな自分のブログへの誘導的なコメントはお断りします。

発達障害の子供さんに関わっていると、自分の子供の頃を思い出します。
いわゆる「自分を客観的に見れない」「迷惑をかけているのが分からない」「空気を読めない」など言われている子ども達ですが、それはその子のせいではありません。
読めないのではなく読めているけどどう振舞うのか分からない子もいます。

で、私の子供の頃ですが、自分で言うのも変ですが、これと逆でした。
いつも自分を外から見ている自分がいて、その子(私)は「人に迷惑をかけてはいけないよ」と自分に厳しくしていました。常に周りを伺いどういう空気になっているか観察したり。
失敗するのが嫌で、できないことには手を出さなかった。だから「出来る子」に見えていたかもしれません。
母親から「他人に迷惑をかけてはいけない」とよく言われてきたのもありましたね。
母に相談をすることもあまりありませんでした。心を抑えてきた感じです。

結果、無難な道を進んできたように思います。
いまだに他人に相談するのや「本当の気持ち」を話すのは苦手です。

大人になって、できないことはできないと言えば良い、わからないことは聞けば良い、とりあえずやってみれば良いと思えるようになりました。

そんな「はたから見ればいい子」だけど中身は別な子だった私を思い出すと、見た目と中身は全然違う発達障害の子供たちの心の中はどうなんだろうと考えてしまいます。

辛さを抱えているのに表に出せないでいるんじゃないか?
あ、今困ってるんじゃないか?
あれ?無理してるんじゃない?
笑ってくれた、良かった!


子供の頃は大人になって障害児にかかわるなんて全く思いもしなかったけど、ずっとつながって今があるのかな?と思う今日この頃です。



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