ターゲット行動はひとつに | 例えば子供の引き出しの中

例えば子供の引き出しの中

発達障害関係者(主にお母さん)ならどなたでも参加できる茶話会を開いています。「ばうむの会」でFacebookやってます。
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明らかな自分のブログへの誘導的なコメントはお断りします。

発達障害の子どもさんの行動について、お母さんへの指導の方法のことで、以前も書いたんですが、方法だけ伝えて任せっきりではいけませんね。
しかもいくつもいっぺんにあれもこれもと押し付け、やらなかったら
「どうして出来ないのですか?」
とまで口にしなくても(笑)、心の中で
「なぜこちらの指示通りにやらないんだろう?やる気が無いんじゃないか?」
と思っているアナタ!

もうちょっと引いて考えてみてください。

相手は発達障害の子どもです。思ったとおりには動かない。お母さんだってやってみたかもしれない、けど子どもはパソコンや道具じゃない、人間だもの。思うとおりには進まない。

はい、お母さんや支援者が悪いんではないんです。ちょっと焦りすぎましたね。

もうちょっとお母さんと話をしましょう。
方法を整理しましょう。

色々押し付けてもお母さんを苦しめるだけです。
まず、お母さんの困っている事、心配事の整理をしましょう。

お母さんが困っている事

困っているけどやりにくい事

手をつけやすい事、実行可能な事

子供にとっての負担度


いくつか書き出してみて、順位を付けてみて、できそうな事を決めてください。して欲しくない事ではないですよ。できる事、して欲しい事です。
まずはひとつから。些細な事でもいいんです。(ターゲット行動といいます)


そしてそのときの気になる行動、困っている行動はお母さんに決めてもらってください。
こちらが気になる行動がお母さんや子ども本人が気になる行動とは限らないんです。

私達は「普通の子」と比べがちです。比べるのは本人の過去です。

総合的な発達指数や知能指数の高い低いは問題じゃなく、本人の中での指標の数値のでこぼこに注目してくださいね。

そして、できたときはご褒美です。もちろん頑張ったお母さんにもご褒美を!

お母さんからできた!と報告を貰ったら、アナタにもご褒美を!




はい、それ、私も心掛けます!