今日は月に一度の発達障害の学習会でした。
テーマは「不登校支援」。
不登校はどの子供にも起こりうることであり、子供はもちろん、自分も責めてはいけないことであり、また、その背景には「発達症」の可能性があります。
発達症とは、LD、ADHD、ASD(アスペルガー、自閉症を含む)を言います。
ここで「発達障害」といわず「発達症」というのは「症」とは生まれながらにして持っている状態の事を言うので、「障害」ではないのです。それが本人が困っている状態になると「障害」となるのです。
また、ASDやADHDに似た「反応性愛着形成不全(RAD)」も不登校を引き起こしやすいそうです。愛着形成不全、といっても「育て方が悪い」のではなく子供の反応の問題であり、ADHDとは違った支援が必要となります。RADは人への不信が根底にあるのでしっかりと「信頼関係の構築」といった心のケアが必要です。
子供が親や支援者への否定的な感情は表現させてあげるほうが良いそうです。気持ちは吐き出させるほうがいいからです。けれども言葉の暴力、実際の暴力は許してはいけません。
その場を去るか取り合わない(時には警察や第三者の介入も必要です)ように。
力や暴力で抑えてはいけません。
叩かれる子は人をたたくようになりますし、暴言を吐く子はそれをいつも言われているのです。
人は必ず学習しているからです。
子供の話しに耳を傾ける事です。一番つらいのは子供自身です。
傾聴(何かしながらでなく、うなづいたり相槌打ったり、手を止めて一瞬でも子供を正面から見る)受容(今の状態を受け入れる)、共感(そうなんだね、辛かったんだねと。否定して「甘えるな」「何を言うてる!」「もっと頑張れ!」はダメです。)
カウンセリングの基礎ですね。
約束は守る事。信頼関係が生まれます。
とにかく、見守る者は笑顔で。
好意の返報性です。親が暗い顔しては子供も暗い顔になります。
大丈夫!と構えてください。
そんなお母さんを応援するために、茶話会を開いています。
甘い物食べて、いやなことも吐き出しに来て下さいね。
来月は15日。ほほえみ空間りぃえ悠(八尾市高安町南5-8)14時からです。
お気軽にお問い合わせくださいね!