夏に正絹の着物を頻繁に着るようになって、ずっと気になっていたことがありました。

 

それは、袖口の汚れのこと。

 

袖口だけは、必ず、直接皮膚に接してしまうので、手首の汗や皮脂が着物の袖口を汚してしまうことが、懸念事項でした。

 

でも、昨日、気づきました。

 

「手首に着物が直接触れないようにすればいいんだ」と(笑)

 

その方法は、手首に、取外し可能な布を巻けば、そしてその布は、日除け用のロング手袋やアームカバーがちょうどいいのではと。

 

汗をかきそうな道中では汚れ防止と手の日焼け防止が兼ねてアームカバーをして、冷房の効いた室内に入ってから、そのアームカバーを外せばいいと。

 

こんな簡単なこと、なぜ今まで気づかなかったんだ、遅すぎるだろうワタシと、後悔したくらいです(笑)

 

で、早速、お仕事への道中に、アームカバーを買いました↓

中川政七商店の、綿麻の自然素材100%のアームカバーです。

 

ワタクシが、アームカバーをしているお写真です↓

↑受講者さんと雑談中(笑)

 

手首はきっちりカバーされて、着物の袖口は直接皮膚に触れていませんよ。

 

 

次回は、ショート丈のこちらを購入予定↓

 
 

 

 

着物の袖口の汚れが気になる方は、参考にしてみてくださいませ〜

 

 

 

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「小千谷縮制作体験講座」のご報告、その5です

 

 

小千谷には、週に1回土曜日に発行される地元紙の、小千谷新聞があるそうです。

その小千谷新聞さんが、今回の体験講座を取材に来てくれました。

写真撮らせてください、ってお願いすると、写真を撮るポーズをしてくれました笑

 

そして、先日、その記事が小千谷新聞に掲載されたそうです↓

↑後ろの方に、ワタクシも写ってる笑

 

いい記念になりました!

 

 

 

そして、体験内容です。

 

くびり終わった糸を染めた後、乾かしている間に、ワタクシたちは、手績み糸を作るところの見学をさせていただきました。

 

こちらが、手績み糸の原料の青苧↓

青苧は、苧麻(からむし)の茎からとれる繊維のこと。

青白く光ってとても美しいです。

 

糸の説明を受けています

 

そして、実際に績み方を見せていただきました

 

績み方の動画です↓

 

手績みも体験させていただきました↓

 

出来たい糸は「おぼけ」と呼ばれる桶に入れていきます↓

 

こんなふうに、一箇所一箇所、繋いで出来た糸で、昔ながらの小千谷縮(重要無形文化財)は織られているんですね。

 

リスペクトしかございません!

 

 

 

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着物パーソナル診断を受けていただいた2名様のご感想を、ご了承をいただきご紹介させていただきますね!

 

お一人目はAさま↓

1. 教えてもらったことで、印象に残ったこと

自己診断チャートでいつも迷って判定できなかったのは、ミックスタイプだからとわかり、モヤモヤが晴れました。自分の好みを肯定した上で何が似合わないかを理論的に教えてもらえて納得できることばかりでした。
たくさんの見本を合わせていく時間はとても楽しくあっという間でした。

2.受けた後の心境の変化
着付け始めて半年です。最近のシックな和装に反して、母譲りの手持ちの着物も自分の好みもアップデートできず、何を買い足し、どう着こなせばよいかわかりませんでした。診断を受けて自分の似合わないがはっきりわかり、迷いや好みがクリアになりました。迷っていた買い物リストの帯を絞り込めました。チアキ先生のブログの写真を参考にできること、今後1年はLINEで相談できるのが心強いです。

3.佐藤の教え方で感じたこと

何でも聞くことのできる雰囲気で「好き」と「ときめく」を優先してよいこと、「好きだけど似合わない」をカバーできることを見本で教えて下さり、迷っていることは、はっきり伝えて下さるのがよかったです。

着物の好みだけでなく、私の髪型やバッグや靴の好みまで的確で、チアキ先生の経験と知識とデータ分析の賜物だと思います。

4.興味を持っていらっしゃる方への一言メッセージ

手持ちの着物コーデに悩んでいる方、次に何を買うか迷っている方皆さんにお勧めします。もっと早く受ければよかったと後悔します(笑)

Aさま、ご感想ありがとうございました!Aさまの着物ライフをこれからも応援しています!

 

 

お二人目はSさま↓

1.教えていただいた事で印象に残っている事


・「直感を信じて下さい、好きと思えるものを選んで下さい」という力強いお言葉がとても印象的でした。それでいいんだなと思う事ができました。
・イエベブルベ関わらず淡い明るい色が似合うという事が分かったこと。今まではブルベだと思っていたので、イエロー系だけど大丈夫かなぁと選ぶ時に感じていた漠然とした不安が払拭されて霧がパーと晴れた感じです。
・濃い色や派手な物、コントラストが強い物は苦手という事も分かりました。そういう時のコーデでは馴染ませる帯を使うと良いという事も凄く納得がいきました。
今までは濃い色の着物には白っぽい帯という様にコントラスト強めのコーデをしておりました。どこかしっくりこないのはどうしてだったのか理由が分かりました。
・意外だったのが、一見派手だから似合わないかなと思われた総柄の小紋は、コントラストが強くない柔らかい柄行のものは得意であるとの事でした。
・半衿の生地感、色味の大切さも分かりました。特に濃い色の着物の時は気をつけないといけないという事が分かりました。

2.受けた後の心境の変化
 今まで自然と手に取っていた着物や帯、実は自然と自分に似合う物を選んでいたのだなと、だからもっと自信を持って直感を信じていいのだなとポジティブな方向に変わりました。
そして苦手な物でも自分の雰囲気に寄せる方法がある、ということも分かりもっと自信を持ってこれから着物生活が送れそうです。
 

3.佐藤先生の教え方で感じた事
・コーデの悩みをよく聞いてくださって、その上で自信を持たせつつ、的確なアドバイスをしていただきました。
 

4.興味を持っていらっしゃる方への一言メッセージ
何となくブルベとかイエベとか思い込んでしまって自分にはこれは似合わないかも思ってしまうことは多々あると思いますが、一度診断を受けたら、霧が晴れて自信を持って選べる様になると思います。
また苦手な物のコーデもご自身の雰囲気に寄せる方法についてアドバイスもしていただけると思います。

最後になりましたが、今日はとても有意義な時間が過ごせました。
友人がお勧めしてくれた理由がよく分かりました。
これからも先生のアドバイスを思い出しながら楽しく着物生活を送りたいと思います。

Sさま、ご感想ありがとうございました!Sさまの着物ライフをこれからも応援しています!

 

迷いのある方は、ぜひ、パーソナル診断を受けに来てくださいませ。お悩みの霧が晴れ、これからの指針が持てますよ!

 

空き状況はからどうぞ

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「小千谷縮制作体験講座」のご報告、その4です

 

 

宿泊したのは『小千谷パークホテル』

 

このホテルは、小千谷縮の産地問屋さんの西脇商店さんの経営

 

小千谷縮を応援する意味で宿泊しました

 

ホテルの部屋からの街の風景↓

山あり川ありの、とても美しい街です。

 

そして人が優しい。体験に来て本当に良かった!

 

 

 

では、体験内容を。

 

括り終わった糸は、染めの工程に入ります。

 

糸をまんべんなく染めるため、金属の枠に平坦に巻き付けて、染めていきます。

 

↓まずは、糸の糊を落とすのに、熱湯に浸します。

 

↓次に、藍を溶かした液に浸し、糸束の奥まで染液が染み込むよう、モミモミします

はじめは緑色

 

液から引き上げて

 

空気にさらすため、金属の枠を持って、振り振りします(笑)

なんだか、楽しい(笑)

 

 

染液に浸してモミモミ+空気にさらすため振り振り、を5セット

 

はじめは緑色で、ムラがある染まり方だったのが、上記を5セットしていくうちに、だんだん藍の深い色になり、ムラなく均一な色に染まりました。

 

↓そして、一旦、水洗い

 

↓そして、色止め加工

 

籠目模様を作っている5人で記念撮影

みんないい笑顔〜

 

色止めが終わったら、干して乾燥させます

 

乾燥したら、室内に戻って、括りの糸の解き作業に入ります

 

↓括った時のように、糸束を張って、各自で解いていきます

 

みんな黙々と解き作業↓

 

括る時は、解くときに楽な結び方をするのですが、これが慣れないうちは本当に難しくて、大変だったのですが、解く作業をすると、やっぱり、この結び方でないと、って思いました。括った綿の糸が、染料で固くなってしまうので、解きにくくなってしまって、作業的には、解くのも結構大変なのです。

 

解く時はこんな感じ↓中から、染まっていないところが出てきて、ちょっと感動(笑)

 

↓解いた綿糸

 

↓早く終わった人や、指導者さんも手伝ってくれて、みんなで助け合って解き終わりました

 

解き終わったら、ひとまず、金枠に巻き付けて、これでこの三日間の作業は終了!

 

籠目模様の5人分の糸↓

 

次の工程の機織りまでには、これを一本ずつバラして、織るための糸巻きに巻くまで、様々な作業があるのですが、この作業はド素人のワタクシたちでは出来ないので、主催者様の方でやってもらえます。

 

なので、約1ヶ月後の次回の体験講座では「機織り」から始まります。

 

 

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募集中(個人診断)

  • 9/14(土)京都10:00、14:00
  • 9/1(日)東京10:00
  • 9/19(木)東京10:00、14:00
  • 9/22(日)東京10:00、14:00
  • 9/23(月祝)東京10:00、14:00
  • 9/29(日)東京10:00

その他詳しくは下記の予定表をご覧下さいませ。

個人診断のお申し込みはこちらからどうぞ!

その他のご希望日はお問い合わせ下さいませ!

 

募集中(講座)

 

京都・8/4㈰🈵、8/5㈪残1
東京・8/22㈭🈵、8/31㈯残1
 
8/27㈫上布編🈵
8/28㈬大島紬編残1
8/29㈭結城紬編🈵
単回受講可能になりました
 
近日募集
・9月えこひいき染織講座『琉球の着物』、月例会
京都・9/8㈰、9/10㈫
東京・9/26㈭、9/28㈯

先行予約は、LINEから!登録してお待ちくださいね〜

 

今後の予定 ベル:募集中!
7月
5(金) 11:00HT様パーソナル、同行ショッピング
6(土) 14:00HAS様パーソナル、メガネ
7(日) 京都えこひいき講座『自然布の帯』、月例会『レア上布』
8(月) 京都えこひいき講座『自然布の帯』、月例会『レア上布』
11(木) 14:00TR様補整着付
20(土) 10:00NY様パーソナル、14:00OS様補整着付
21(日) 多色帯締めコーデレッスン
23(火) 多色帯締めコーデレッスン
24(水) 10:00ER様パーソナル、14:00MN様パーソナル
27(土) 10:00NK様補整着付、14:00GM様補整着付
28(日) 東京えこひいき講座『自然布の帯』、月例会『レア上布』
29(月) 東京えこひいき講座『自然布の帯』、月例会『レア上布』
 
8
3(土) 10:00ST様補整着付、メガネ
4(日)京都・えこひいき講座『マニアック夏結城』
7(水) 10:00DM様補整着付、メガネ
8(木) 10:00DM様パーソナル、補整着付
22(木)東京・えこひいき講座『マニアック夏結城』
27(火)東京・紬上布の見分け方集中講座上布編
28(水)東京・紬上布の見分け方集中講座大島紬編ベル
29(木)東京・紬上布の見分け方集中講座結城紬編
 
9月
1(土)東京 14:00IS様補整着付、10:00ベル
7(土)10:00MN様補整着付
8(日)京都えこひいき染織講座『琉球の着物』、月例会
10(火)京都えこひいき染織講座『琉球の着物』、月例会
12(木) 10:00様NKパーソナル
14(土)京都10:00、14:00ベル
19(木)東京10:00、14:00ベル
21(土) 11:00MH様パーソナル、補整着付
22(日)東京10:00、14:00ベル
23(月祝)東京10:00、14:00ベル
26(木)東京えこひいき染織講座『琉球の着物』、月例会
28(土)東京えこひいき染織講座『琉球の着物』、月例会
29(日)東京10:00ベル、14:00IS様補整着付
 
記以外の日にちをご希望の方は、
お問い合わせくださいませ《ここをクリック》
 

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※リユース着物販売(ネット販売も含む)の経営者さまは、見分け方講座とえこひいき染織講座のみ、お申込はご遠慮ください。

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京都・四条烏丸教室
〒604-8221
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〒105-0012 

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8月の【えこひいき染め織り講座】の募集のお知らせです! 

 

今回の内容は、満を持して『マニアック夏結城』!

 

初めて開催する内容になります!

 

開催日は、[京都]8/4㈰、8/5㈪ 、[東京]8/22㈭、8/31/㈯

 

時間は、 [京都]10時〜12時、[東京]11時〜13時になります。

 

今回の内容は、マニアックと冠するだけあって、夏結城に関してのかなり濃い内容(笑)。

 

なので、対象は、当塾の見分け方講座結城紬編を受講済みの方とさせていただきます。

 

お申込はこちら

 

※【えこひいき染織講座】とは、ワタクシが偏愛している着物や帯について、毎月一つのテーマに絞り、それらの実物を見て触ってルーペで覗いていただいて、特徴をご紹介、という内容です。

 

夏結城とは、真冬以外に着るものとして制作されている結城紬のこと。

 

世の中に存在する夏結城と称されるものには大きく分けて3種類あります。

  • 本場結城紬の糸を使用して、本麻入りで織られた野村半平の夏結城
  • 結城地方で作られている絹100%の夏結城
  • 越後地方で作られている絹100%の越後夏結城

そして、現在では作られていませんが、リサイクルものの中には、こんなものも↓

  • 本麻入り夏結城だけど、野村半平製ではないもの

 

 

ワタクシ的には、この中でも、野村半平の夏結城は、別格。

 

本場結城紬に使用される手でつむいだ細い糸に甘撚りをかけ、麻糸を織り込みながら織られています。

 

最近では、無地や縞が多く、なかなか絣物が作られていないそうですが、今回は、この野村半平のレアな絣ものを2着お持ちしますよ!

 

そして、さらには、色でいうと淡色が多いのですが、そのうち1着はその中でも超レアな濃地の絣ものです(どんだけレアが好きなのか笑)

 

他の夏結城とぜひ比べてみてほしいです!

 

 

例えば、私の夏結城のなかの二着↓

 

↓こちらは、野村半平の本麻入り夏結城

 

↓こちらは、本麻入りですが、野村半平製ではありません 

これらの違いが分かるようになりますよ!

 


講座では、それぞれの夏結城のいいところ、着心地、見た目の違い、ルーペで覗けば分かる違いについて、みっちりとご紹介させていただきます!

 

いつかは夏結城が欲しいと思っていらっしゃる方にも、どんなタイプが好みなのか、妄想を膨らませて、購入へのステップにしていただきたい。


 

ぜひお気に入りの夏結城を探して着用していただきたい、との思いの詰まった講座です。

 

 

募集要項

開催日

  • [京都]8/4㈰、8/5㈪ 

  • [東京]8/22㈭、8/31/㈯

時間

  • [京都]10時〜12時

  • [東京]11時〜13時

 講座終了後、希望者でランチにいきましょう!

 

場所

対象

  • 当塾の「見分け方講座結城紬編」を受講済みの方

参加料

  • 11,000円

お申し込み方法

↓こちらをタップすると、お申し込みフォームが開きますので、そちらに必要事項を書き入れて送信してくださいませ。

お申込みフォーム 

 

お申し込みはお早めに!お待ちしています!

 

 
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この日に着用した袋帯は、夏用の袋帯。

 

先月の月例会で「芯なしの袋帯」をテーマにお話をするために、実験的に、自分で芯を抜いた帯です。

 

すごく薄い帯だったので、お太鼓部分は芯を残し、胴に巻く部分だけ芯を抜きました。

 

芯がないから、ふわふわして、巻きにくさはあります。でも、通気性が良くなるので、気分的に楽です。

 

着物は本場夏大島。最近は、こんな凝った柄はなかなか見当たりませんね。↓

↑夏なので、小物の色あいもスッキリと。

 

 

夏なのでお太鼓小さめ

秋草の柄の手織りのいい帯です。

 

凹凸感がないように着付けると、暑苦しく見えません。

 

コーディネートに迷う方、着付け方に迷いがある方は、ぜひ、個人レッスンに相談に来てくださいませ。

 

あなただけのために、知恵を振り絞って、一緒に考えますよ!

 

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「小千谷縮制作体験講座」のご報告、その3です

 

 

小千谷名物「へぎそば」を食しに、わたや本店へ

地元の方に聞くと、「わたや」派と、「かどや」派がいらっしゃるそう。

 

こちらが「へぎそば」↓

こちらで5人前。この器が「へぎ」と呼ばれるものなので、へぎそば。

 

つなぎが布海苔だそう!

 

↓小千谷市の観光サイトから引用です

 

小千谷そばは、江戸時代後期に食されるようになったといわれています。
一般的に、そば粉のつなぎには、小麦粉や山芋、山ごぼうの葉、卵黄などが使われますが、小千谷そばには「布海苔(ふのり)」という海草が使われます。「布海苔」はもともと小千谷縮を織る際に糸の糊付けに使用していたもので、織物のまちならではのそばといえます。
小千谷そばは、「へぎそば」とも「手振りそば」とも呼ばれています。
へぎそばの由来は、「へぎ」と呼ばれる器に盛り付けすることから。
一方手振りそばは、ゆでたそばを水から上げるときに小さく一掴み取り、手を振るようにして盛りつける動作からその名がついたといわれています。

 

小千谷縮の里ならではのそばですね!

 

 

そしていよいよ、実習が始まります。

 

まずは、織りたい柄を2柄()の中から選びます↓

 

露芝↓

 

籠目↓

 

これをそれぞれ5等分したものをそれぞれ各人が括っていきます。

 

私は籠目をえらびました。

 

ここから三日間かけて、括り(くくり、くびり)の作業に入ります。

 

括りとは、柄を織り上げるために、糸の段階で、染めるところと染めないところを作る過程で、染めない部分を防染のために糸で縛ること。

 

今回の出来上がり見本はこちら↓

経糸は無地糸、緯糸すべてが絣糸です。

 

今回の場合でいうと、工程を簡単に並べると、

  1. 原図に基づいて、白く残す柄の所に括るための印をつける
  2. 印のところを防染のため糸で括る※
  3. 糸の束を藍染する※
  4. 括った糸を解く※
  5. 1本1本をバラして、糸巻きに巻く
  6. 経糸を地機にセッテイング
  7. 地機で織る※
で、ワタクシたちが体験させていただくのは、※印の「括る」「染める」「解く」「織る」のところ。
 
本当は、これ以外がとても大変な作業なのですが、ここは、ワタクシたちド素人では出来ない工程なので、やってもらえます。
 
 

1,原図を「木羽(こば)定規」に写して、木羽定規を糸束に当てながら、防染する印を付けます↓

木羽定規とは、薄板の側面に絣図案の原図を写したもので、これを用いて、絣の印付けをします。

 

2,防染するところを綿の糸で括ります

 

一人で括るのはこれくらい↓

 

↓あらかじめ印をつけてもらっているので、印のところをひたすら括ります

 

括り方↓二重に括ります

 

ひたすら、くるくる綿糸を回して括っていきます↓

 

括った所↓

 

ひたすらひたすら、括ります

 

ちなみに、赤丸と緑丸のところは耳印

 

最後は、みんなで協力しあって、括り終わらせます↓

 

三日目の午前中に、やっと全員括り終わりました!

 

括ったら、鉄製のものに巻き付けていきます↓

 

耳と耳を端にして巻き付けていくので、結び目で籠目の柄がなんとなく浮き出ていますね↓

 

これを持って外の染め場へ

 

次回は染めの作業です!

 

 

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お一人目はAさま↓

1. 教えてもらったことで、印象に残ったこと
・苦手な着物は、それに応じた季節に寄せて着るとカッコいい
・ときめくかどうか、を基準に
・まず優先するのは直感。その直感に自信をつけるために、理論を知ると良い。その理論を知るのがこのパーソナル診断。

 

2.受けた後の心境の変化
お嫁に持って来た着物をもっと着たい、母から譲り受けた着物を何とか着たいな…と思っていて、でも苦手な色合いはどうしようかと迷っていました。
いただいたアドバイスをもとに、これから挑戦しようと思いました。
お仕立て直しをする時の決め手も教えて頂き、前向きに検討できそうです。

 

3.佐藤の教え方で感じたこと
洋装での顔タイプ診断のみを受けた事がありました。
今回の診断では顔タイプだけでなく、カラーや骨格などトータルでアドバイス頂き、頷く事ばかりでした。
和装ならではの素材や柄などの提案もいただき、大変良かったです。

 

4.興味を持っていらっしゃる方への一言メッセージ
和装はお着物も帯も小物も高価なもので、次々とは購入しにくいですね。
せっかく新調するなら、着る人に合った着物や帯を選んで頂きたいですし、もし譲り受けた品ならば、自分に合った帯や小物でその人らしく着て欲しいと思います。
確かな目をもった先生の、個人に合わせた提案で、着物を選ぶ基準にして頂きたいですし、ときめく着物ライフのキッカケになるのではと感じました。

Aさま、ご感想ありがとうございました!Aさまの着物ライフをこれからも応援しています!

 

お二人目はSさま↓

先生、先日は長時間にわたる診断ありがとうございました。伺った内容に照らし合わせて今まで着物を購入してきた際の呉服屋さんのアドバイスや着物選びの経緯など思い出して、腑に落ちたところが沢山ありました。

少し時間がたってしまいましたが、感想を送らせていただきます

 

1.教えていただいたことで、印象に残ったこと


◎診断のはじめの方で、「割と色々なものがそこそこ似合うので、「似合うものをさがす」よりは「似合わないものを避ける」ようにしたら良い」と(細かいフレーズは違っているかもしれませんが)とのお言葉が新鮮に感じられました。新しい着物を購入する時は試着したりして自然に似合わないものは避けていたのでしょうが、親類や知り合いから譲られた着物がなかなか整理できない理由がわかった気がしました。


◎着物や帯を選ぶ際には子ども的要素(の1つ)として遊び心のある柄を入れるのをお勧め下さったのも印象に残っています(自分では好きなのですがそれ程勧められた事はないので。)


◎診断が進んでいくうち、フォーマルな着物はどうすればいいのかな…と心配になっていたタイミングで「冠婚葬祭などの場で着る着物選びは、普段の好きで似合う着物選びとは別に考える。」とのお言葉に安心しました。

2.受けた後の心境の変化
今まで苦手に思っていた、どうやって着こなしたら良いかよくわからなかったものは、そもそもあまりにあっていなかった事などがわかり、自分の着物選びに少し自信が持てました。

3.佐藤先生の教え方で感じたこと
まず、当日お召しのお着物(浦野理一の蝶の柄の小紋)が季節にぴったりで、お心遣いに感銘を受けました。診断中も終始明るく会話を盛り上げて下さりつつ、私に似合う着物をみつける手掛かりをどんどんパワフルにさがして下さっていて、「教える」ということについても大いに学んだ機会となりました。

4.興味を持っていらっしゃる方への一言メッセージ
あっという間の3時間で、いちど受講されたら、もっと知りたい事が次々出てくると思います。
以上、あらためて思い返すと貴重な時間で、本当に受けて良かったです。そろそろ講座を受けたりも出来そうになりましたので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

Sさま、ご感想ありがとうございました!Sさまの着物ライフをこれからも応援しています!

 

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「小千谷縮制作体験講座」のご報告、その2です

 

今回の体験講座の定員は10名。

 

地元の方7名、県外からの参加者は私も含め3名です。

 

そして、2班に分かれ、作業を進めていくのですが、私の班は、私以外は新潟県内の方。

 

なので、作業中に色々地元のことを教えていただいています。

 

そして教えていただいたことの一つが、新潟の花火のこと。

 

新潟には、越後三大花火とよばれる花火大会があるらしく、「川の長岡」「山の片貝」「海の柏崎」ともいわれ、ここ小千谷では、片貝町の花火大会が有名らしいです。

 

その片貝で打ち上げられる、世界最大の四尺玉の花火の実物大の模型が、会場に飾ってあります↓

地元の方いわく、この世界一大きな四尺玉が打ち上がるときには、地響きがして、家が揺れるそうです(笑)

地元の方は、四尺玉が上がらないと花火大会じゃないとおっしゃるとかおっしゃらないとか(笑)

 

 

そしていよいよ、講座が始まります。

 

はじめは、10名と講師陣で自己紹介。

そして、小千谷縮の歴史や現状についての説明をいただいたのち、小千谷縮の実物を見せていただきました。(写真撮影の許可を頂いています)初めて見るものだらけで、テンション上がります!

重要無形文化財の技法で織られた最高級の小千谷縮↓

その白生地↓

 

こちらは、緯糸は100%手績み糸で経糸を紡績糸にして高機で織った寿小千谷縮↓

どれも初めて見る貴重品なので、これを見れただけでもここまで来た甲斐がありました!

 

そしてこちらは経糸緯糸紡績糸で織機で織った普及品↓

二枚重なっているうちの下は、縮加工をする前の布で、上は、縮加工をしたもの。

 

小千谷縮はタテシボが入るので、もともと幅広に織っておいて、縮加工をして、通常の幅になるのです。

 

縮加工をする前の布地もなかなか見ることが出来ないものですので、実物が見られてラッキーでした!

 

そしてこちらは、昔の雛形帳↓

中を開くと布見本がびっしりと貼り付けてあります↓

昔は、これを持って東京に行って、注文を取り付けていたそうです↓

 

 

そして、このあと、ひたすら三日間、括り(絣の柄をつくるため、麻の糸の束を綿の糸で縛って防染をすること)の作業をすることになります(笑)

つづきはまた次回に!

 

 

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