母乳ビフィズス菌をミルクに添加しても大丈夫?「B-12の効果と副作用」赤ちゃんに必要な菌活:前編 | 胃腸良子のアンチエイジングサプリメント外来 あなたの美腸内フローラ作ります

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私の大切な友人が出産しました!

子どもが生まれるってホントに嬉しいですね。

SNSにあがってくる写真がとても楽しみです。

 

 

 

私の長男も24歳。

そろそろ孫が我が家にやってこないモノかと熱望しています。

はやくお婆ちゃんになりたいな〜。

でも口が裂けてもお嫁ちゃん(まだ予定もないけど)に、

「孫の顔がそろそろみたいわ〜」

なんて言えないから他所様の赤ちゃんを眺めるだけで我慢します。

 

 

 

その友人より

「病院から紹介された、これ飲ませても大丈夫でしょうか?」

とメッセージいただきました。

 

 

 

これと言うのは、

赤ちゃん用のミルクに混ぜるビフィズス菌。

 

 

 

赤ちゃんに飲ませるものですからね。

万が一のことがあってはいけません。

それから1週間、猛勉強しました。

いま分かっている情報から正しいと思われるものをピックアップしましたので、

ここにまとめてみたいと思います。

 

 

 

本日は赤ちゃんと菌活。

妊活している女性、

妊婦さん、

出産した女性、

みなさんどうぞ参考になさってみて下さい。

 

 

 

 

母乳ビフィズス菌をミルクに添加しても大丈夫?「BB-12の効果と副作用」赤ちゃんに必要な菌活とは?前編

長男は完全母乳、一口もミルクを飲んでくれなかったチュー

 

 

 

赤ちゃんの腸内環境にはビフィズス菌が必要

 

 

さて、私は8年前より「赤ちゃんにビフィズス菌は大切だよ」とクチ酸っぱく言っております。

ようやくそのことが認知されてきまして・・・

赤ちゃん用の菌活商品が発売されるなど、乳児期の菌がいかに重要かということが注目されています。

 

 

 

 

京都府内の助産院にて、完全母乳で育てた乳児の糞便と、混合乳で育てた乳児の糞便を解析したデーターがあります。

完全母乳で育てた乳児はビフィズス菌の数が有意に多いことが分かりました。

これは母乳に含まれるオリゴ糖に理由があるようです。

ビフィズス菌はヒトの乳児に特徴的に多く生息する細菌、

母乳にオリゴ糖が含まれることで乳児はビフィズス菌と共生するという進化をとげました。

 

 

参照:https://www.kyoto-u.ac.jp/sites/default/files/embed/jaresearchresearch_results2017documents170407_101.pdf

 

 

 

 

ミルクオリゴ糖の働き

 

 

離乳前の赤ちゃんの腸内細菌の特徴はビフィズス菌の多さです。

平均すると腸内フローラの5割超、多い子どもでは9割以上がビフィズス菌が占めていることが分かっています。

このようなビフィズス菌優位の腸内環境を作り出すのは、ヒトミルクオリゴ糖の影響です。

 

 

ヒトミルクオリゴ糖は人間の母乳に含まれるオリゴ糖の総称。

母乳の固形成分のうち、乳糖(ラクトース)、乳脂肪に次ぎ、3番目に多い成分です。

赤ちゃんが産まれてから5日間ほどの初乳には1ℓあたり20g超、

その後の母乳でも1ℓに10gを超すオリゴ糖が含まれています。

 

 

もともと哺乳類の乳にはミルクオリゴ糖が含まれています。

動物の腸にはビフィズス菌が住み着いていますが、ビフィズス菌優勢の腸内環境となるのは人間の赤ちゃんだけ。

 

 

それはなぜなのでしょう?

実はミルクオリゴ糖には大きく2つのタイプがあり、

人間の母乳にだけ他の哺乳類とは異なる構造のオリゴ糖が多く含まれるからです。

 

 

このオリゴ糖が人の腸内にビフィズス菌を定着させる鍵なのです。

 

 

 

 

 

 

赤ちゃんの腸に必要な菌活

 

 

健康な赤ちゃんの腸内にはビフィズス菌が多く住み着き、

そのビフィズス菌を育てるのはオリゴ糖だということは分かりました。

 

 

では事情があって母乳を与えられないお母さんはどうしたら良いのでしょう?

 

 

ビフィズス菌とオリゴ糖を赤ちゃんに与えれば良いのか?

どうやら話はそう単純ではありません。

 

 

この論文難しいですが、どうぞご覧になって下さい。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/cookeryscience/52/5/52_352/_pdf

 

 

乳幼児の腸管に生息するビフィズス菌がヒトミルクオリゴ糖を上手に利用することによって、

バランスの良い腸内環境を作り、酢酸などの有機酸生成が高まり、腸管内のphが低下し病原菌の繁殖を抑えるのです。

これが母乳免疫のメカニズムです。

 

 

 

 

 

またえらく小難しくなりました。

つまり乳児に大切なのはヒトミルクオリゴ糖だということです。

乳児用菌活商品の検証は「後編」に続きます。

 

 

 

全国のお母さんへ。

母乳をあげる努力をどうぞ止めないで下さい。

少ししかでなくても大丈夫。

母乳にしか含まれていない成分が沢山あります。

人間が作った乳児用商品に完全なものなど1つもありません。

それだけ私達の体は複雑なのです。

私達母親が子どもに出来ることは、食事と環境と愛を与えること。

でもそれだけで子どもはちゃんと育ちます。

母乳を与える幸福感、これは女性だけの特権。

赤ちゃんとの触れあい・・・今となっては大切な思い出です。

 

 

後編は明日アップします!

 

 

 

 

ナースキュア シンバイオティクスEX発売開始となりました!

 

シンバイオティクスとは、生きた細菌(プロバイオティクス:生菌)と腸内細菌の餌(オリゴ糖)を選択的に組み合わせて、腸管内で腸内細菌を育てる新しい腸活サプリメントです。

免疫を司る小腸に必要な2種の乳酸菌、大腸の蠕動運動を活発化させる2種にビフィズス生菌、皮膚や粘膜のバリア機能を活発化させる乳酸菌生産物質、1瓶で2兆7600億の菌が配合されています。

病院現場から生まれたシンバイオティクスEXで体の本来の力を高めましょう。



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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

NRサプリメントアドバイザー
胃腸良子