食中毒にかからない人の腸内環境「ビフィズス菌が作る酢酸が病原菌を遠ざける！」ロンガム菌の効果

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美は胃腸から・・・

あなたを美腸内フローラで若返らせる！NRサプリメントアドバイザー＆看護師　胃腸良子です。

私、何を食べても当たりません

数年前に家族旅行で温泉に行ったときのこと。

夜にみんなで食べたお刺身がいけなかったのか、次の日のお昼頃から家族全員が気持ち悪くなり下痢をしてしましました。

「昨日の舟盛りが原因かしら？」

そう思っていたところ、ホテルから連絡が・・・

同じような症状が出ている宿泊客がいるのでこれから保健所に報告しますと。

１番下の子は少し熱があり、長男、主人は下痢が酷い。

次男は気持ちが悪いとうんうんしています。

しかし、私は無症状。

やっぱりかーちゃんは強いわ。

なんて思いながら皆の看病をしていました。

この違いはなんでしょう？

「抵抗力」

という一言で言ってしまえばそれまでですが、実は「腸内環境」の違いにあります。

私はそのころナースキュアビフィズス菌BB＋オリゴ糖を製作するため、ずっとビフィズス菌を飲んでいました。

ナースキュアに採用したいビフィズス菌ロンガム種というものです。

この菌は大変優れたもので多くの臨床結果を出していました。

腸炎でも悪性度の高いO157の感染を抑制することが発表されたことも、採用の決め手となったひとつです。

先日は社員のｓさんからこんな連絡が・・・

食中毒になりやすい人となりにくい人の腸内環境の違い。

本日は・・・ここを分かりやすく？説明できればと思います。

食中毒にかからない人の腸内環境「ビフィズス菌が作る酢酸が病原菌を遠ざける！」ロンガム菌の効果

小さかった長男（となり）、すっかりでかくなってしもーた

食中毒を起こす菌

魚介類を汚染する食中毒の原因となる菌は腸炎ビブリオ。

暑い夏だからだめ？寒い冬だから良い？生ものを食べていいかどうかは季節ではありません。

夏場の捕獲直後の魚介類でも、少量菌で問題にはならないのです。危険なのは魚が室温で2時間以上放置されていると、腸炎ビブリオ菌が1000個以上に増殖し食中毒の原因となります。

腸炎ビブリオ食中毒は、以前はもっとも多い代表的な食中毒でしたが、生食用魚介類の保存温度を10℃以下にする法規制がもうけられ最近では著しく減少しました。

しかしまだ時折発生するのは、魚介類の室温放置とまな板などの共有です。

魚を調理したまな板で「キュウリの塩もみ」を作ったときに、魚にいた腸炎ビブリオがまな板に付着し、次にキュウリに移り、食塩を加えることで腸炎ビブリオが増殖します。腸炎ビブリオは塩分で増殖する特徴があるのです。

キュウリの塩もみで食中毒が起こった例があるものそんな理由からです。

私はそとで「漬け丼」は食べません。

その理由は、

・時間がたった刺身である可能性が高いこと

・腸炎ビブリオが増殖している可能性があること

免疫力とは・・・結局、腸内細菌

聞き飽きた話かもしれませんが、免疫力の鍵を握るのは「腸」です。

同じものを食べても、具合が悪くなる人とならない人がいるのはこの違い。

善玉菌であるビフィズス菌は、乳酸や酢酸などを生み出し腸内を酸性にします。これが病原菌の増殖を抑えて腸の運動を活発にし食中毒菌による感染を予防しています。

こんな研究結果が発表されています。

人の常在菌であるビフィズス菌はプロバイオティクス（善玉菌）の１つとして体に良いとされています。その１例として、無菌マウスにビフィズス菌を投与しておくと病原菌O157による感染を阻止できることができたのです。ビフィズス菌が産生する酢酸が腸粘膜上皮の抵抗力を増強することで、マウスがO157による感染死を免れることが証明されました。

ビフィズス菌の作る酢酸がO157感染を抑止することを発見 | 理化学研究所

O157は腸管上皮に付着できなくても腸管でおよそ10¹⁰ CFU/g（腸内容物湿重量）前後にまで増殖しその毒性を発揮する．マウスに及ぼすO157の毒性は菌株ごとに異なることが報告されているが⁶⁾，志賀毒素2型のみを産生することができるO157 44^Rf株を無菌マウスに感染させるとマウスは投与後7～8日で志賀毒素2型による脳障害により死にいたる⁷⁾．しかし，O157の感染のまえにあらかじめビフィズス菌（Bifidobacterium longum NCC2705株など）を投与しておくと，O157による感染死を防止できる．興味深いことに，このO157感染死の予防作用はビフィズス菌の菌株によって異なり，乳幼児の腸管から分離されたBifidobacterium longum subsp. infantis基準株では予防効果はみられなかった⁷⁾

予防株定着マウスでは非予防株定着マウスよりも糞便における糖質の含量が低下し，糖代謝の副産物である短鎖脂肪酸のうちとくに酢酸が有意に増加していることが明らかになった．さらに，ヒト結腸上皮細胞の株化細胞であるCaco-2細胞を用いたin vitro解析の結果から，酢酸が直接に上皮細胞に作用することによりO157の感染によってひき起こされる腸管上皮細胞の細胞死を抑制していることをつきとめた．

ビフィズス菌が産生する酢酸による病原性大腸菌感染症の予防より