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美は胃腸から・・・
あなたを美腸内フローラで若返らせる！NRサプリメントアドバイザー＆看護師 胃腸良子です。
「わたしね、若いころからずっと低血圧だったの。100以上に上がったことなんかないし、朝とかだるくて苦手だし。でも最近うちの血圧計が壊れていたせいか、150とか出るようになったの。だから新しい血圧計をヨドバシカメラで買ってきたのよ。でもまだ150近いから、この血圧計も壊れているのかもしれないわよね？また、新しいの買ってこようかしら？」
55歳、Kさんとの会話。
Kさん、なんてポジティブシンキングなのでしょう。
なにごとも前向きに考えることって大切ですよね。
でも、あなたの血圧計は壊れてなんかいません。
もう2台もあるのですから、これ以上血圧計を買ってはいけません。
私は低血圧。
多くの女性はこう思い込んでいます。
でもそれは閉経前までの常識。
閉経後は明らかに体質が変化します。
ここでもまた、女性ホルモンの減少が私達の体を攻撃します。
血管はしなやかさを失い、情緒の変化が交感神経を優位にさせ・・・
気がつくと「更年期高血圧認定」、なんてことも！
高血圧は絶対に放置してはいけません。
薬を飲み始めるのは嫌だから・・・と見なかったことにしてもダメです。
血圧を高いまま放置しておくと、どうなるのか想像してみたことはありますか？
自分は大丈夫、車いす生活になるなんてことはない。
誰もがそう思いたいし、そう信じたい。
でも「自分だけは」なんていうことは0.1％も可能性はありません。
血圧が高いまま放置すると、必ずやなにかしらの障害が起こり始めます。
本日は、他人事ではない「更年期高血圧」にふれてみましょう。
血圧が高いと言われた！「高血圧の場合、薬は飲んだ方がいいのですか？」更年期高血圧のとは？
更年期からなぜ血圧が上がり始めるの？
女性の年齢別、高血圧の割合です。
･30歳代・・・数％
･40歳代・・・予備軍を含めると32％
･50歳代・・・予備軍を含めると58.3％
･60歳代・・・予備軍を含めると74.9％
と更年期を境に急増し始めます。
それほど多い更年期高血圧なのですが、「私の血圧は低いはず、たまたま高かったのだろう」とやり過ごしてしまい、長期間放置してしまう方が少なくありません。
更年期になると、なぜ血圧は上がりやすいのでしょうか？
更年期によくみられる症状、めまい、動悸、イライラ、ほてりなどは、女性ホルモンであるエストロゲンが減少して起こる症状です。更年期高血圧の場合には、エストロゲンの減少による自立神経の乱れが大きな影響を与えていると考えられています。
血圧が上がる仕組みとは？
血圧の変動は主に以下の４つの仕組みが関わります。
･心臓から血管へと送り出す血液量
･全身の血液の量
･末梢動脈に血液が流れるときの抵抗性
･血液の粘り気
血管が硬くなったり、血管内腔にプラークが溜まったりして血管の抵抗性が上がると、各臓器に十分な血液量が行き渡らなくなり、心臓は「もっと血液を送らなきゃ！」と心拍出量を増やそうと働きます。
そうなると、内腔が狭くなった血管にさらなるプレッシャーを与え、血管のダメージが進行します。
また、高血圧には遺伝的要素や生活習慣も大きく関係します。
･遺伝・・・両親ともに高血圧の場合、子供が高血圧になる確立は約50％、片方の親だけの場合は約33％、両親ともに血圧が正常な場合は約5％と言われています。
･塩分のとりすぎ・・・浸透圧の作用で循環血液量が増えて、高血圧になると言われています。浸透圧とは、濃度が高い方から低い方へと水分が移動して濃度を均等に保とうとする働きです。
･食生活のかたより・・・動物性脂肪をとりすぎるとコレステロールの増加を招きます。血管内にプラーク（汚れ）が溜まり、血管の内腔を狭窄させてしまいます。
コレステロールとプラークについてはこちら
･過労、ストレス・・・疲れやストレスがたまると自律神経のひとつである交感神経が活性化されます。そうすると、興奮作用があるアドレナリンが多量に分泌されて血液量が増加し血圧が高くなります。
･運動不足・・・運動不足になると血管の柔軟性が失われることが分かっています。血管が自由に伸縮することができなくなり血行が悪くなります。血行が悪くなると血液量を増やそうと心臓からの血流が増加します。
･肥満・・・内臓の周りに脂肪が蓄積すると、血液の粘度が高くなり血流が悪くなります。
･多量のアルコール、喫煙・・・過度のアルコールの摂取は血管を収縮させ血圧を上昇させます。また、タバコに含まれるニコチンは交感神経を刺激して血圧を上昇させる働きがあります。
血圧を下げる栄養素
血圧が高いことがわかった時点で、必ず病院に受診しましょう。
血圧が高い状態が長引けば長引くほど、血管は強いダメージを受けます。
薬を始めることに抵抗があるかもしれませんが、高血圧な状態でいるリスクに比べ、薬の効果の方がメリットははるかに大きいからです。
また薬を始めたとしても、生活習慣の改善や食事の見直し、運動などを続けることにより薬の使用を止めることができる人も少なくありません。
血圧を下げるためにとりたい栄養素をまとめてみましたので参考にしてみて下さい。
･カリウム・・・カリウムには体内の過剰な水分や塩分を排出させる働きがあります。食べ物の中で昆布やワカメなどに多く含まれます。
･カルシウム・・・カルシウムの一部はカルシウムイオンとして細胞内へと入り、細胞の機能を調節する役割を果たしています。カルシウムイオンが細胞内に入り込むときに血圧が上昇するのですが、カルシウムを補給することで、カルシウムイオンが細胞内に入り込むのを抑えることができます。
･マグネシウム・・・マグネシウムはカルシウムの代謝をサポートします。そのためマグネシウムが不足するとカルシウムやカリウムが十分に役割を果たせなくなります。
機能性食品と言われるものに「血圧が高めのかたに」というものがありますが、その効果は期待するほど高くないと私は思います。
まずは、運動と減塩、禁煙です。
Kさん、どうぞ早めに病院へ行って相談してみて下さい。
高血圧は心筋梗塞や脳梗塞、緑内障など、重篤な病気を引き起こします。
いつまでも健康で楽しい毎日を送るために「血圧管理」は一番の基本です。
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いままでの記事をわかりやすくまとめてみました！どうぞご覧下さいね。↓↓↓
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アンチエイジングサプリメントアドバイザー
胃腸良子
胃腸良子