こんにちは、コクです
仕事に向かう途中の車で、腕時計を着け忘れたことに気づきました。
会社に着いて準備をしていたら、カバンに入ってました
多分寝ぼけて準備してたから
ピザを見るといつも思い出す人がいます。
私が添乗をした外国船でのオセアニアクルーズに参加されたお客様の一人。
その方は常にニコニコされてる可愛らしいおばあちゃんで、優しそうなおじいちゃん(旦那さん)と参加されていました。
乗船後、お部屋にご挨拶に行ったら、おじいちゃんが出てきて、
おじいちゃん「家内、少し認知症があるんです。でも私が常に一緒にいるんで。」
っておっしゃられたんです。
おっと事前に聞いてませんけど
通常、杖使用とか配慮が必要なお客様の場合は申込時に教えてくれるようお願いしていました。
でもクルーズの場合、認知症でも付き添いがいれば参加可能なので、そのままご挨拶をして終わりました。
※世界一周クルーズなどの長期クルーズだと途中で認知症になる方もいます。その場合は強制下船かご家族に途中乗船して付き添ってもらいます。
夕食時、6名テーブルで、私はそのご夫婦と同じテーブルだったんです。
食事中もおじいちゃんが「少し認知症がある」と言った通り、普通にみんなで会話する分には問題ありませんでした
というか、言われなければわからないといった感じ。
船での夕食は常にコース料理(選択制)でボリュームもあるので、
だいたい日本人の女性のお客様は残されるんですが、その認知症のおばあちゃんはしっかりデザートまで完食
すごいな、おばあちゃん
でも食べられるってことはまだまだ長生きできるね!いいことだ!
って思ってたんです。
その後、船内スタッフと打ち合わせしたり、部屋で色々仕事をしていたら、
夜10時過ぎ
私の部屋の電話が鳴りました
外国船の場合、フロント英語対応のため、トイレの紙が切れたとか、エアコンの調整の仕方がわからない、とか、お風呂の水の溜め方がわからないとか色んな電話がきます
電話をかけてきたのは、認知症のおばあちゃん。
私「どうかされましたか?」
おばあちゃん「添乗員さん、この船は24時間、どこかしらで何か食べられると言ってたわよね?」
私「はい。」
おばあちゃん「今から食べられるところはどこかしら?」
私「この時間なら、14階のラウンジでピザとかの軽食がありますよ。あと、ルームサービスは24時間大丈夫です」
おばあちゃん「ピザいいわね!ありがとう!主人と行ってみるわ。夕飯食べそびれてお腹すいちゃって。」
私「楽しんできてくださいね」
……
……んんん??
夕飯食べ損ねたって言った?
目の前でめっちゃもりもり食べたやん!
大食いの私ですら、まだお腹すいてませんけど⁉︎
あのお年でこの時間からピザ…?
おじいちゃんもなんも言わんのか⁉︎
「夕飯食べたじゃないか」って。
翌日、「昨日結局どうされたんですか?」って素知らぬフリして聞いてみたんです。
そしたら、
おばあちゃん「ラウンジ行ったわよ〜ピザ美味しかった教えてくれてありがとう」
って満面の笑顔で言われました
認知症で食べたことを頭で忘れるのはわかるけど、胃までごまかせるのか
私には衝撃でした。
もう10年くらい経ちますが、今でもピザを食べる時にいつもそのおばあちゃんのキュートな笑顔とこの出来事を思い出します
今もどこかで元気にピザ食べてるといいなぁ
ピザ生地だけで売ってるんや⁉︎
好きな具材乗せられていいね!
リピーターも多い、楽天で1番人気のピザ!
冷凍だから多くても平気!