介助中に太ももをつねられ腹が立ち殴った 入居者を死亡させた疑いで54歳介護福祉士の男を逮捕🔽
介助中、入居者に太ももをつねられ、腹が立って殴ってしまった。
気持ちは解らなくもないけど、殴るのはOUTでしょ。
相手が認知症だったりすると、いくら口頭で注意しても理解してもらうのは難しいかもしれないけど、そこを何とか上手く宥めるのも介護福祉士の仕事(技量)だと思いますが。
こんなことを言ったら不謹慎かもしれないけど、老い先短い高齢者(要介護5)に手を上げなくたって、そのうちお迎えが来るんだから。
腹を立てたら負け。
突発的にやってしまったこととは言え、死なせてしまったら一巻の終わり。
残りの人生を塀の中で過ごさなければならなくなる訳ですよ。
もっと、冷静になって対応して欲しかったですね。
時々、介護職員による入居者(利用者)への暴力行為がニュースになることがあって、「酷いことするよなぁ。」と思うことがあるけど、実は背景に入居者から職員へのハラスメント行為があったりするのかな?
母を施設に預けている分際として、介護業界の内情も少しは理解しておくべきなのかなと思い、ちょっと調べてみました。
介護ハラスメントには①身体的暴力②精神的暴力③セクシャルハラスメントの3つがあります。
具体例として、次のようなことがあるそうです。
[身体的暴力の例]
■コップをなげつける
■蹴られる
■手を払いのけられる
■たたかれる
■手をひっかく、つねる
■首を絞める
■唾を吐かれる
■服を引きちぎられる
など
[精神的暴力の例]
■大声を発する
■サービスの状況をのぞき見または監視する
■怒鳴る
■気に入っているホームヘルパー以外に批判的な言動をする
■威圧的な態度で文句を言い続ける
■刃物を胸元からちらつかせる
■「この程度できて当然」と理不尽なサービスを要求する
■利用者の家族が「自分の食事も一緒に作れ」と強要する
■家族が利用者の発言をうのみにし、理不尽な要求をする
■「たくさん保険料を支払っている」と大掃除を強要、断ると文句を言う
■利用料金の支払を求めると、床にお金を並べて拾って受け取るように求められた。
■特定の訪問介護員にいやがらせをする
など
[セクシュアルハラスメントの例]
■必要もなく手や腕をさわる
■抱きしめる
■介助中にお尻や胸を触る
■女性のヌード写真・アダルト動画を無理やり見せる
■入浴介助中にあからさまに性的な話をする
■卑猥な言動を繰り返す
■サービス提供と無関係に下半身を丸出しにして見せる
■性行為を求めてくる
など
そもそも、高齢世代はハラスメント教育を受けていないので、ハラスメントについての認識が甘く、特に認知症患者は自分が仕出かした行為がハラスメントに当たるなんて微塵も思っていないでしょう。
何なら、介護職員さんに暴力を振るったことなんて覚えていない可能性もあったりして。
そんなモンスター達を毎日相手している介護職員の皆さんには本当に頭が下がります。
皆さん高い志を持って介護の業務に従事しているのだと思います。
だからこそ、辞めて欲しくない。
介護ハラスメントや悲しい事件が無くなって、働く環境が良くなることを願います。