806冊目 ギケイキ 千年の流転/町田 康 | ヘタな読書も数撃ちゃ当る

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ある日突然ブンガクに目覚めた無学なオッサンが、古今東西、名作から駄作まで一心不乱に濫読し一丁前に書評を書き評価までしちゃっているブログです

「ギケイキ 千年の流転」町田 康著・・・★★★☆

はは、生まれた瞬間からの逃亡、流浪。千年の時を超え、私は、私の物語を、語ろうと思う―私の名は源義経。打倒平家を胸に、都会的なファッションに身を包み、早業を駆使。鞍馬での幼年期から奥州への旅、メンヘラ気味な最強の家臣弁慶との出会い、そして兄頼朝への思い…。

 

「ギケイキ」とカタカナで表記されると、町田のパンクバンドに関係した話?とか思ってしまうが「義経記」と分かったところで「ハハ~ン、あれね、ハハハ」と納得。

と、言っても源義経の話は、牛若丸VS弁慶の五条大橋での決闘の話くらいしか知らぬ訳で「あれね」と上から目線で言う程でもない。

 

てな訳で本作は「義経記」を町田節全開で現代流に解釈し描いた作品である。

本作は全2巻で本書では幼年期~頼朝の挙兵前までが描かれている。

 

オモロイやないけ。

 

子細なストーリーやファッション、地名、人物が登場し、義経の物語りが分かり易く描かれているが、原作通りなのかは未読なので定かでない。

しかし、素人が原作をそのまま読むよりは、読み易く、面白いのは間違いない。

 

1冊他の本を挟んで第2巻はまた後日。

 

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