782冊目 深夜プラス1/ギャビン・ライアル | ヘタな読書も数撃ちゃ当る

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ある日突然ブンガクに目覚めた無学なオッサンが、古今東西、名作から駄作まで一心不乱に濫読し一丁前に書評を書き評価までしちゃっているブログです

「深夜プラス1」ギャビン・ライアル著・・・★★★

腕利きドライバーのケインが受けた仕事は、ごくシンプルに思えた。相棒となるボディガードとともに、大西洋岸のブルターニュからフランスとスイスを車で縦断し、一人の男を期限までにリヒテンシュタインへ送り届けるだけだ。だがその行く手には、男を追うフランス警察、そして謎の敵が放った名うてのガンマンたちが立ちはだかっていた! 次々と迫る困難を切り抜けて、タイムリミットの零時1分過ぎまでに、目的地へ到達できるのか? 車と銃のプロフェッショナルたちが、意地と矜持を見せつける。

 

1965年刊、イギリス作家による冒険小説として高い評価がされている一冊。

 

あらすじは、弁護士の依頼で主人公の元工作員が腕利きのガンマンと共に、大富豪の男と秘書をフランス~リヒテンシュタインに送り届けるというもの。

 

このストーリー中、殆どは車中での4人の会話で占められ、地の文は説明調。

現代のアクション物に比べると展開は緩慢で、スリリングな場面もさほどスリルを感じなかった。

良かったのは意外性のある結末と題名ぐらい。

 

評価されるのは、主人公の男としてのカッコ良さ(昔ながらの)だと思うが、残念ながら私には何が良いのかよく分からなかった。

本で読むよりも映像の方が分かりやすくて良いような気もする。

 

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