760冊目 熾火/アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ | ヘタな読書も数撃ちゃ当る

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ある日突然ブンガクに目覚めた無学なオッサンが、古今東西、名作から駄作まで一心不乱に濫読し一丁前に書評を書き評価までしちゃっているブログです

「熾火」アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ著・・・★★★

マンディアルグの第3短篇集。作者自身が《最も気に入っている会心作》と公言する「ダイヤモンド」「幼児性」の2篇をはじめ、その他の収録作もすべて見事なまでの珠玉品揃いで1961年度短篇小説賞を受けた。〈少女凌辱〉のテーマが本集を境に前面に押し出され、彼の文学の原点として定着する。

 

6月に読んだ「城の中のイギリス人」はお下劣なしょうもない作品だったが、本短編集はそれと全く違った作風で同じ作家が書いたとは思えない程。

 

だからと言って面白かったか?というと面白くない。

著者本人や訳者のあとがき、Amazonの評価などは大変高く評価されてはいるが私にはよく分からなかった。

 

作風的には幻想的神話的な感じで文学的高尚さが漂い、マンディアルグ作品のエロチック&危険さはさほど感じられず、盆暗頭には理解不能だった。

 

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