753冊目 フィフティ・シェイズ・フリード/EL・ジェイムズ | ヘタな読書も数撃ちゃ当る

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ある日突然ブンガクに目覚めた無学なオッサンが、古今東西、名作から駄作まで一心不乱に濫読し一丁前に書評を書き評価までしちゃっているブログです

「フィフティ・シェイズ・フリード」EL・ジェイムズ著・・・★★★☆

愛するクリスチャンのプロポーズを受け入れたアナ。家族や友人に祝福された結婚式に、憧れのヨーロッパへのハネムーンと、夢のような日々が彼女を待っていた。幸せと官能に溺れるふたり。それなのに、謎のストーカーが新婚夫婦をつけ狙っていた!ふたたび波瀾の予感が…!?

 

超リッチでカッコイイが、暗い過去を持ち倒錯した性的嗜好を持つ青年実業家グレイと、普通の女子大生の主人公アナの危険でエロチックな恋愛&シンデレラストーリーを描いた大ベストセラー「フィフティ・シェイズ」3部作の最終巻。

 

前作の「フィフティ・シェイズ・ダーカー」では恋愛ストーリーから一転、グレイが会社を首にしたアナの上司から復讐を受けるというサスペンス風の展開で終わり、興味を残す結末となった。

 

しかしこの3部の前半は、飽き飽きするほどのエロ描写の繰り返しで刺激も薄れ途中で放り出そうかと思った。

ところが後半サスペンスに急転し、思わぬ繋がりからグレイの過去も明らかになり無事読了。

本書も他のシリーズと同じく上下2巻になっているが、1冊でも十分。

 

本編後のおまけのような結末ではグレイの視点から、自身の幼少期と、アナとの初対面した場面が描かれているが、この後この物語をグレイの視点で描いた「グレイ」が出版されている。

又、本作は映画化もされている。

 

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