「ポスト・オフィス」チャールズ・ブコウスキー著・・・★★
郵便システムの末端で働くチナスキー。本音を言えば即座にはじき出される建前会社に感じる疑問や不条理さを、持ち前の過剰なるハイテンションでやり過ごす。休職してまで競馬場に通い、林立する酒瓶の中で女と笑って過ごす日々―。ささやかでありふれた欲望を包み隠すことなく、自由に誇張することなく描いたブコウスキーの自伝的処女長編。
ブコウスキー(1920-94)はアメリカの作家で「酒、女、ギャンブル」好きで転職を繰り返すアウトローな人生を送ったが、本作は比較的長続きした郵便局での仕事の話を綴った自伝的作品。
「なんじゃ、こりゃ?」
この程度の日記なら俺でも書けそう。
いい加減でアウトローなんで上司や同僚とぶつかり合い、そのやりとりはまあまあ面白いが文学作品として評価する程のものではない。
中学生の日記に毛が生えた程度の作文。
エッセイとして読めばそれなりに読めない事はないが、著者の反骨精神もほどほどで破天荒加減も中途半端。
小説として書くんであればもう少し盛ったほうが面白いと思うのだが。。。
ポスト・オフィス (幻冬舎アウトロー文庫)
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