729冊目 中二階のある家-ある画家の物語-/アントン・チェーホフ | ヘタな読書も数撃ちゃ当る

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ある日突然ブンガクに目覚めた無学なオッサンが、古今東西、名作から駄作まで一心不乱に濫読し一丁前に書評を書き評価までしちゃっているブログです

「中二階のある家-ある画家の物語-」アントン・チェーホフ著・・・★★★

人生はこの一瞬に…画家と富裕地主の娘と夢のような恋―過酷な農奴解放の時代に永遠の乙女像を描いた優雅で魅力的な短篇。

 

初チェーホフ。

チェーホフ(1860-1904)はロシアを代表する劇作家で、戯曲の他にも短編の名手と呼ばれ多くの作品を遺している。

本作は1986年に発表された短編。

 

50Pの短編で、画家と富裕地主の娘との恋愛ストーリーではあるが、特段何かが起こる訳ではない。

大時代的な悠長さや、底辺にある小難しさ、暗さなどがドストエフスキー作品と同じテイストで、恋愛小説というよりも政治的・思想的な色合いが濃く、盆暗頭の私には苦手な作風だった。

 

たぶん、、、チェーホフはもう読まないだろう。。。(;´▽`A``

 

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