「失われた時を求めて」マルセル・プルースト著・・・★
20世紀最高の文学を抄訳で一望する画期的試み。「Iスワン家の方へ」から「IIIゲルマントの方」まで。語り手のコンプレーでの少年の日々、アルベルチーヌとの出会い、そして上流貴族の世界へ。
700冊目という事で歴史的名著と言われる本書に挑んでみたが、早々と挫折。ort
ご存じの通り本作は超がつくほどの長編大作で、原稿用紙に換算すると実に1万枚!
冊数は全13巻(鈴木道彦訳)なのである。。。( ̄_ ̄ i)
しかし、最初からそんな長い完訳本を読む気にもなれず、上下巻2冊に抄訳された本書を読んでみた。
完読していないので話の内容は割愛するが、訳文は想像していたよりも素直な読み易い文体で、スラスラと読めた。
しかし、改行が殆ど無いので1ページにびっちりと文字が詰まっている。
話が面白ければ完読した可能性もあるが、話は古典的な悠長さで正直つまらん。
抄訳でこの有様だから、全訳を完読するとなったらまさに苦行でしょうねぇ。
読みながら「このままの調子でもし最後まで行ったら?」という恐怖と、「せっかくここまで読んで来たのに勿体ない」という心の葛藤と闘いながら読む事になる。(><;)
私もそれを感じたので早目に放り出した。
展開の早い現代文学に慣れた人間にとっては、この悠長さと長さは辛いだろうね。
読むんだったら抄訳でも十分だと思う。
という訳で久しぶりの★1つです。
引退して、暇で暇でどうしようも無くなったら又読むかな?
、、、
読まねーな。。。!(´Д`;)
失われた時を求めて〈上〉
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