666冊目 暗いブティック通り/パトリック・モディアノ | ヘタな読書も数撃ちゃ当る

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ある日突然ブンガクに目覚めた無学なオッサンが、古今東西、名作から駄作まで一心不乱に濫読し一丁前に書評を書き評価までしちゃっているブログです

「暗いブティック通り」パトリック・モディアノ著・・・★★★

雪景色のなか、なぜ、恋人たちは突然の悲劇に引き裂かれたのか?記憶をなくした男が、失われた時を求めてパリの街をさまよう―。ゴンクール賞受賞作品。

 

この題名と作者名を見てピンときた方は、かなりの韓流ファンでしょうね。

フランスの作家モディアノは2014年のノーベル文学賞受賞者で、「冬のソナタ」のシナリオ作家が本作に影響を受け、登場人部やストーリーに相似点があるそうである。

 

記憶を失くし探偵社に雇われいた男が、自分が誰なのかを解明する為、自分に似た男が写っている1枚の写真を頼りに一緒に写っている人物たちを訪ね歩き、徐々に自分の正体を解明するといったミステリータッチで描かれたストーリーである。

 

このような設定はミステリー作品にはままあるような気がするが、本作はミステリー作品で起こりそうな起伏は無く、抒情性はあるものの物語は淡々と進む。

その分奥の深い感じかというと、平板で正直それも感じられ無かった。

さて、これはどう受け止めればいいのだろうか?

 

昔読んで高い評価をしたアントニオ・タブッキの「インド夜想曲」(失踪した友人を捜す)が作風的には似ている様な気がするが(おぼろげ)。。。

 

川端の「山の音」に続き、またもや微妙な作品に弱さを露呈した私でした。。。ヽ(;´Д`)ノ

 

 

「山の音」が書評レビュー1位

「自分を変える気づきの瞑想法」も長い間1位でした(*^_^*)

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