53 再入院の経過② | リフォームおやじの脳腫瘍日記

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2015年45歳の夏、突然、脳腫瘍(髄膜腫グレード2)が見つかり、術後丸8年経過。術後の生活を綴ってきましたが、2024年6月ついに再発と向き合うことになりました。さあ、どうなる!

検査の結果、脳圧が上がっていることまではわかりました。そして、脳圧が上がったのは本来無いはずのものが出来ているからだという。



(本来無いはずのものって?)




真っ先に思いつくのはやはり

脳腫瘍の再発



悪性混じりで、5年以内の再発率は20%と言われているので、それかな?でも、4年前の開頭手術後、定期的に脳外科の検診を受けてきたので異変があればわかるはず・・・



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今回の入院でもMRI画像診断をしましたので、新たな脳腫瘍があればわかるはず。それが見当たらない。また、血液中にガン成分を示すものはない・・・




ということで悪性の脳腫瘍はないということにはりました・・・とりあえず、

(ホッ...)





そうなると、静脈系統のどこかに異常があるかもしれない(例えば血栓などで血管が膨らんだり)ということでしたが、MRI画像診断でも見当たりません。






その最中、眩しさとは別の症状があることを担当医師に話しました。





実は、眩しさとは別に、視野が周囲からだんだん暗くなり最後は真ん中の直径5〜10㎝ぐらいしか見えなくなる、ということが2019年に新たに起こっていました。




⚫️こんな感じに見えてました

↓↓↓





⚪️正常な状態で見るとこう

↓↓↓






この状態になると見づらいのですが、5〜6秒で元通り見えるようになるので不便でしたが大して気にしていない能天気な私でしたてへぺろ




ところが、2019年11〜12月頃には1日に起こる回数が徐々に増え、入院直前には5〜6秒ではなく2分ぐらいしないと元に戻らないこともありました。この辺まで話すと医師は苦笑いしながら





『カリナさん、それは人が気を失う途中経過なんでけっこうヤバイんですよ』・・・




(そうだったのかガーン)





担当医師、しばらく考え・・・




『!それなら薬を処方しますので飲んでみませんか?わかりやすく言えば、血中の酸素が増える薬で、脳髄液の産出を抑える働きもあります』





(???・・・)





何のことかわかりませんでしたが、こうしてダイアモックスという薬を処方されました。





*ダイアモックスには脳の血管を拡げる働きがあります。血管が拡張すると脳内の血流が増すため、脳内の低酸素状態が改善されるとのこと(軽度の高山病にも使われているらしい)。




飲んでみてビックリ‼️





なんと、眩しさ視野が暗くなる症状の2つが解消しました!






ただ、薬を服用してすぐに後頭部から背骨にかけて痛みが走るようになり、身体を

起こしていられなくなりました。少しでも身体を起こすと痛くて、ブログを書くのも断念。





この痛みの原因は、薬を飲んだ副作用か、検査で髄液を抜いたからかハッキリわからないと。1週間ぐらいすると痛みが引くことも多いので、様子見となりました。





そして飲み始めて6日目。恐るおそる身体を起こしてみると・・・痛みが走らない!眩しさと視野が暗くなる症状も改善したまま!





可能ならこの状態で、造影剤を血液中に入れMRI画像診断をすれば、もう少し詳しく血管を見られるようです。ただ、あいにく私の腎臓・肝臓が数値異常を示しており、造影剤無しでの画像診断となってしまいました。





そして、残念ながら造影剤無しでの診断では、詳しいことはわかりませんでした。





入院中に出来ることは終わり、病院内も年末年始の空気感に包まれています。あとは通院しながら検査を続けることになりましたので、退院です。





異様に眩しく感じたり、視野が無くなる原因は脳圧異常でした。でも、なぜ脳圧が上がるのかの答えは出ていません。





このまま薬漬けになっていくのも気になるので、薬を飲まないで治せる方法がないかも調べていきたいと思います。





初めに行った眼科に白内障と診断を下され、手術をするかどうかの決断を迫られましたが、やらなくて正解でした。





後からその眼科医をよく知る人から聞きましたが、その眼科医は白内障の手術症例数が欲しかったようです。困った話しですが、医療現場ではあるあるな話しなのでしょうかね。