フランスの極右は選挙結果に悲しみ失望した | KGGのブログ

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https://www.bbc.com/news/articles/cllyq3lzvg8o

 

フランスの極右、選挙結果に「悲しみと失望」

2024年7月7日 21時 GMT

マーク・ローエン、

BBCニュース

 

 

 シャンパンは冷やされ、ジャズは静かに流れていた。舞台はパリのヴァンセンヌの森にあるパビリオンで、国民連合(RN)が勝利を願って集会を開いていた。

 

 何百人ものジャーナリストが世界中からやって来て、私たち全員が権力の門をくぐり抜けたと思っていた政党を守るために、探知犬が配置されていた。極右がフランスで政権に就くのは第二次世界大戦以来初めてだ。

 

 しかし、午後8時の出口調査が近づくにつれ、雰囲気が変わり始めた。党の幹部は、自分たちが及ばなかった兆候について小声で話した。緊張した表情が交わされ、グラスは半分空っぽに見えたが、半分満たされているように見えた。

 

 そしてスクリーンには、国民連合が左派と大統領マクロンの中道派に敗れて3位になったというストーリーが映し出された。唖然とした沈黙が流れ、その後、党支持者たちが士気を高めようと拍手を送った。

 

 「私たちはこの結果に悲しみ、失望し、打ちのめされている」と、フランス国旗を握りしめながらロサ・ガベは語った。

 

 「私たちは、マクロンが率いる、権力の座を阻むための不誠実な同盟の犠牲者である。」

 

 この「同盟」は、国民連合の反対派が先週結んだ協定に近いものだった。国民連合がリードしていた三つ巴の選挙戦の多くで、3番目の候補者が撤退し、極右を阻止するのに最も適した人物の支持に投票者を結集させるという内容だった。そして、それはうまくいった。ここではよくある選挙戦術だが、それでも国民連合の怒りを買っている。

 

 同党の28歳の党首であり、フランスの首相になることを希望していたジョーダン・バルデラが到着すると、会場内の群衆から歓声が上がった。

 

 「何百万人ものフランス国民から自分たちの考えが政権に就く可能性を奪うことは、フランスにとって決して現実的な運命ではない」と彼は述べた。

 

 彼は、大統領エマニュエル・マクロンがフランスを不安定に、そして彼が「極左」と呼ぶ勢力の懐に押し込んだと非難した。これは、勝利した左派連合を率いる政党「屈しないフランス」を指している。

 

 そして、国民連合の党首マリーヌ・ル・ペンが登場した。彼女の国家権力の夢はまたしても土壇場で挫折した。彼女はジャーナリストで埋め尽くされ、支持者たちは「マリーヌ、大統領!」と連呼した。数人の記者が乱闘で押し倒された。

 

 「潮は満ちている。我々の勝利は遅れているだけだ」と彼女は言い、大統領マクロンの立場は「維持不可能」だと述べた。

 

 中道の復活と右派と左派の橋渡しを約束して政権に就いた大統領は、それどころかフランス人を極端に追いやった。国民連合の多くの議員は、今回の選挙の第1回投票での勝利が第2回投票後の政権獲得につながらなかったことにひどく失望するだろうが、彼らは前回の議会選挙以来の議員数の大幅な増加を歓喜し、いつか自分たちの時代が来ると確信している。

 

 「フランスは最悪の連立政権を選んだ」と国民連合支持者のマッテオ・ジャマレージは、急速に空っぽになるダンスフロアでシャンパングラスを片手に語った。

 

 「我々が今言っていることは、フランスに将来への希望を与えている」。

 

 党は今、分裂と不統一がマリーヌ・ル・ペンの思うつぼになると信じ、この政権が終わるのを待つつもりだ。そして、2027年の大統領選挙で、彼女はこう言えるだろう。権力を奪われるとこうなる。

 

 今どんな政府が誕生するかは、まだまったく不透明だ。

 

 ハング・パーラメントが待ち受けており、麻痺状態になる可能性もある。フランスは政治的に未知の世界に突入した。ただ、世論調査員が予測したような形ではない。

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仮訳終わり

 

 

 この一週間のあからさまな右翼潰しは、これが言論の自由か?と思ってしまいます。

 まあ、どこかの国でも、選挙運動の演説を妨害した馬鹿者を無罪にした裁判官のために、大変になっていますけれど。

 中道から極左までの連立というのは、連立ではなく、ただの野合でしょう。

 

 デジャブがありますが。