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https://www.bbc.com/news/articles/cn44555ly8lo
タクシン元首相、王室侮辱罪で起訴へ
2024年5月29日 07:44 GMT
ジョナサン・ヘッド、
東南アジア特派員
タイの元首相タクシン・シナワットが王室侮辱罪で起訴される予定であると、同国の法務長官が発表した。
15年間の亡命生活を経て昨年タイに帰国したこの物議を醸す政治指導者は、9年前に韓国の新聞にインタビューした件で起訴されている。
同氏は、タイの悪名高い不敬罪法の下で起訴された最も著名な人物であり、同法は政治的反体制派に対して広く適用されてきた。
過去4年間だけでも数百人が起訴されている。
タイ政界の大物タクシンが昨年帰国したことで、同氏の家族と、同氏のポピュリスト的指導スタイルを恐れる保守派グループとの激しい政治的対立に終止符が打たれたかに見えた。
一見大きな取引のように見えたが、彼の党は、2023年の選挙で最多の票と議席を獲得した若手改革派政党「前進」を締め出すため、政敵の一部と連立政権を組むことを許可された。
しかし、74歳の元首相を厳格な国王不敬罪法で起訴するという決定は、タイの強力な王党派体制内に彼がまだ敵を抱えていることを示している。
告発は、彼が亡命中に2015年に韓国の新聞に受けたインタビューに関連している。
その記事で彼は、国王の最高諮問機関である枢密院が、妹のインラック率いる政権を倒した2014年の軍事クーデターを画策するのを助けたと非難した。
2011年の総選挙で選出されたインラック・シナワットは、クーデターで追放されるまで3年間タイを率いた。
枢密院は厳密には不敬罪の対象ではないが、最近では王室に悪影響を及ぼす可能性のある意見も対象と広く解釈されることが多い。
4年前に大規模な抗議活動が行われ、王室が前例のない国民の批判にさらされて以来、270人以上がこの法律に基づいて起訴されている。
タクシンの弁護士は、法廷で同氏を弁護することに自信があると述べているが、同氏が裁判にかけられるまでの期間は通常長くなるため、今回の起訴により同氏は政治的野心を制限せざるを得なくなるかもしれない。
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仮訳終わり