ジョージア議会は外国代理人法の拒否権を覆す | KGGのブログ

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https://www.bbc.com/news/articles/cxrre3qy2n4o

 

ジョージア議会、外国代理人法の拒否権を覆す

2024年5月28日 15時 GMT

レイハン・デミトリー、

BBCニュース、トビリシ

 

 

 ジョージアの国会議員は、首都トビリシで数週間にわたる抗議活動を引き起こした、物議を醸している「外国の影響に関する透明性」法案(しばしば「外国代理人法」と呼ばれる)に対する大統領の拒否権を覆す投票を行った。

 

 この法律では、資金の20%以上を海外から得ているメディアや非政府組織は、「外国勢力の利益のために活動する組織」として登録し、厳格な監査を受けるか、罰金を科せられることになる。

 

​​ 火曜日の本会議では、賛成84票(主に与党ジョージア・ドリーム党)に対し反対4票、野党は棄権で可決された。

 

 この法律は5月14日にすでに可決されていたが、その後、親欧米派の大統領サロメ・ズラビシビリによって拒否された。

 

 この法律は60日以内に施行される予定。

 

 ジョージア政府は、この法律によりNGOを支援する資金の流れの透明性が確保され、ジョージアが外国の干渉から守られると主張している。

 

 しかし、ロシアの既存の法律と類似していることから「ロシアの法律」と呼んでいる反対派は、この法律の本当の目的は10月の議会選挙を前に反対意見を封じ込めることだと考えている。

 

 EUは、ジョージア議会の決定を「深く遺憾に思う」と述べた。

 

 EU当局は以前、この法案がEU内でのさらなる進展を危うくする可能性があると警告していた。ジョージアは2023年12月に候補国の地位を与えられた。

 

 多くのNGOは、この法律が「侮辱的」かつ「事実に反する」として、「外国の利益のために行動している」と表明することを要求する法律を遵守しないとすでに発表している。

 

 火曜日、議員らが法案を議論する中、人々は再び警察の厳重な警備の下、議会の外に集まった。

 

 投票結果が発表されると、多くの抗議者が「奴隷だ!」「ロシア人だ!」と叫んだ。

 

 抗議活動が始まって以来、警察は繰り返し武力を使って抗議者を解散させてきた。

 

 外国代理人法に反対する数十人が、自宅の外に侮辱的なポスターを貼られたり、脅迫電話がかかってきたりして、殴られたり脅されたりしたと報告している。

 

 それでも、抗議活動が始まってから6週間以上が経った今、デモ参加者(その多くは若者)は、街頭に出て続ける以外に選択肢はないと考えている。

 

 「私たちの未来全体がかかっている。ヨーロッパか、何もないかのどちらかだ」と、18歳のカトーは友人たちと議会の外に立って語った。

 

 観察者たちは、外国代理人法の可決は、その過程で多くの伝統的なパートナーを遠ざけてきた『ジョージアン・ドリーム』にとって生き残りをかけた戦いになっていると考えている。

 

 米国はEUに加わり、この法律には結果が伴うと警告した。米国国務省は先週、ジョージアで「民主主義を損なう」人々とその家族に渡航制限を課すと発表した。

 

 しかし、当局は警告を無視した。『ジョージアン・ドリーム』の事務局長でトビリシ市長のカハ・カラゼは、国の利益に反する「トレードオフ」は決してないと述べた。

 

 政府が法案を可決するのを阻止する選択肢がなくなったことを知ったズラビシビリは、月曜日にジョージアをヨーロッパに向かわせる計画となる新しい憲章を提示した。

 

 「信頼を再構築するには、新たな政治的現実、すなわち明確な統一、異なる選挙、異なる議会、異なる政府が必要だ」と同氏はXに書いた。

 

 憲章には、ジョージアのEU加盟の可能性を損なっていると同氏が述べた法律の廃止、司法制度と治安機関の非政治化を目的とした重要な改革が含まれている。

 

 ズラビシビリは、6月1日までにすべての野党に憲章に署名し、10月の議会選挙に団結して臨むよう呼びかけた。

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仮訳終わり

 

 

 

 この手の法案をどこかの国で導入しようとしたら、顔を真っ赤にして反対する政党があちこちにいるでしょうね。

 その一人が、なんだか首都の知事に立候補するみたいですけれど。

 

 外国のために政治活動を行う政治家、外国のために世論をまとめようとするメディア、外国のために法律整備する行政。右も左も外国勢力だらけの国ということですね。