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https://www.fmprc.gov.cn/mfa_eng/xwfw_665399/s2510_665401/2511_665403/202405/t20240510_11302796.html
外務省の林剣報道官の定例記者会見（2024年5月10日）
2024-05-10 22:00
5月12日から20日まで、ウズベキスタンのアブドゥラ・アリポフ首相の招待で、カザフスタンのセリク・ズマンガリン副首相、キルギスのアキルベク・ジャパロフ首相、中国共産党中央委員会政治局員、劉国忠国務院副首相が訪問する。 ウズベキスタン、カザフスタン、キルギスは、第7回中国・ウズベキスタン政府間協力委員会会議を開催する。
5月13日から16日まで、中国共産党中央委員会政治局委員兼外相の王毅氏の招待により、パキスタンのモハマド・イスハク・ダール副首相兼外相が中国を公式訪問し、第5回中国・パキスタン外相戦略対話を開催する。
5月13日から14日まで、中国共産党中央委員会政治局委員・王毅外相の招待により、韓国のチョ・テヨル外相が中国を訪問する。
新華社通信：習近平国家主席のハンガリー訪問について簡単に説明していただけますか。
林剣：現地時間5月9日、習近平国家主席はブダペストでハンガリーのタマス・スリョク大統領とヴィクトル・オルバン首相が開催した歓迎式典に出席し、別途会談した。 習主席はオルバン首相とともに報道陣と会談した。 両国首脳は、中国・ハンガリー関係を新時代の全天候型包括的戦略パートナーシップに格上げする決定を発表した。
習主席は、ハンガリーが中華人民共和国を最初に承認した国の一つであると述べた。 現在、関係は史上最高の状態にある。 我々の伝統的な友情は両国国民の間に深く根付いており、我々の協力は様々な分野で実りある成果をもたらしました。 今年は中国とハンガリーの国交樹立75周年に当たる。 双方は貴重な経験を振り返り、今後の方向性を描く必要がある。 第一に、私たちは平等を守り、国情に適した発展の道を歩み、未来を自分たちの手でしっかりと守る必要があります。 中国とハンガリーの間の長期にわたる友好関係は、いかなる第三者からも標的にされたり、制限を受けたりするものではありません。 第二に、私たちは相互信頼と相互援助を維持し、常に相互理解を示し、それぞれの主権、安全保障、開発利益を守るためにしっかりと相互支援する必要があります。 第三に、我々はウィン・ウィンの協力を堅持し、「一帯一路」の枠組みの中で様々な分野での協力を拡大し、それぞれの発展戦略間の相乗効果を築く必要がある。 第四に、私たちは公平と正義を守り、歴史の正しい側に立ち、平和と人類の発展の大義に積極的に貢献するよう努める必要があります。
習主席は、中国はハンガリーの対中友好政策に対する長期的なコミットメントと、台湾、香港、人権に関連する問題における中国への明白かつ断固とした支持を高く評価していると強調した。 中国はハンガリーが国情に適した発展の道を追求することを断固支持し、ハンガリーとの政治的相互信頼を強化し、両国政府、議会、政党間の交流を強化し、引き続き互いの核心的利益と重大な懸念をしっかりと支持していく用意がある。中国の近代化は、ハンガリーや世界の他の国々に、より多くのチャンスをもたらすだろう。 中国はハンガリーが中国の近代化への道の仲間となることを歓迎している。 中国はハンガリーと協力して両国の発展戦略をさらに相乗化し、中国・ハンガリー政府間一帯一路協力委員会などのメカニズムの役割を活用し、インフラ、グリーンエネルギーなどの分野で秩序ある協力を推進する用意がある。 計画通りにハンガリー・セルビア間鉄道の建設を完了する。 クリーンエネルギーや人工知能などの新興分野での協力を積極的に拡大する。 ハンガリーが今年下半期にEU輪番議長国に就任する機会を利用し、中国・EU関係の着実かつ健全な発展を促進することが期待される。 中国と中東欧諸国（CEEC）との協力には、内部に強力な推進力がある。 ハンガリーが引き続き中国とCEECの協力促進において重要な役割を果たし、各国の人々により良い利益をもたらすことが期待される。
会談後、両国首脳は一帯一路協力、経済貿易、投資、科学技術、文化、農業に関する複数の二国間協力文書の交換を目撃した。双方は、新時代の全天候型包括的戦略パートナーシップの確立に関する中華人民共和国とハンガリーの共同声明と習近平国家主席のハンガリー国賓訪問の成果リストを発表した。
習主席は欧州歴訪中、３カ国の首脳らから高いレベルの歓迎を受け、国民からも温かい歓迎を受けた。 オートピレネーの羊飼いの歌からセルビアの歓声を上げる群衆、そして15年前と今回も習主席に花を贈った同じハンガリーの少女に至るまで、これらの感動的で心温まる瞬間は、中国と中国の友好関係を反映している。 関係国は人々の心に深く根ざしており、二国間関係は国民の厚い支持を得ています。 我々は、中国とフランス、セルビア、ハンガリーとの関係の見通しに全面的な自信を持っており、中国・EU関係をより戦略的、安定的、建設的かつ互恵的なものとし、中国・EU関係の着実かつ持続的な進歩を促進するよう努める。
ロイター：フィリピンの国家安全保障問題担当補佐官は本日、偽情報キャンペーンを理由に中国外交官の追放を求めた。 この件に関して外務省からコメントはありますか。
林剣: フィリピンの反応は、事実と証拠を前にして彼らの良心の呵責と、彼らがいかに憤慨し、絶望的になったかをまさに示しています。 我々はフィリピンに対し、中国外交官が正常に職務を遂行できることを確保し、挑発や侵害を停止するよう要請する。 フィリピンは事実を否定することをやめるべきであり、フィリピン自身に裏目に出るだけの無謀な行動をとるべきではない。
中国新聞社：ガザ地区のエレズ交差点に向かう途中のヨルダンの人道支援車団２台がイスラエル人入植者に襲撃されたと報じられた。 多くの国はこの攻撃を非難し、イスラエルに対し関連法を遵守し、人道支援船団のガザへのスムーズな入国を確保するよう求めた。 中国のコメントは何ですか？
林剣：中国はヨルダン人道支援船団への攻撃を強く非難する。 この行為は国際法および国際人道法に違反します。 長引く紛争により、ガザの人道状況は極めて悲惨になっている。 我々はイスラエルに対し、国際人道法に基づく義務を真摯に履行し、人道支援機関の援助活動に協力し、安全保障を提供するよう求める。
AFP：米国商務省は昨日、輸出管理対象のエンティティリストに中国企業37社を追加し、その中には規制品目をロシアに出荷した疑いのある企業も含まれていた。 中国の反応は？
林剣：私たちは、米国が中国企業を追及するためにエンティティリストやその他の輸出規制を乱用することに強く反対します。 中国とロシアは通常の経済貿易協力を行う権利を有しており、そのような協力は外部からの干渉や制約を受けるべきではない。 米国は長期間にわたって「国家安全保障へのリスク」を理由に中国企業を弾圧してきたが、何の証拠も提示できていないことを強調したい。
我々は米国に対し、国家安全保障の概念を過度に拡大することをやめ、貿易や技術問題を政治化したり武器として使用したりすることをやめ、中国企業を抑圧するためにさまざまな種類の制裁リストを乱用することをやめるよう求める。 中国は今後も中国企業の合法的な権利と利益を守るために必要な措置を講じていく。
環球時報：マケイン研究所が主催した最近のフォーラムで、アントニー・ブリンケン米国務長官が、国際貿易において中国は「比較優位」ではなく「不公平な優位性」に依存していると述べたと報じられた。 これについて中国はどうコメントしていますか？
林剣：米国側の発言は経済常識を欠き、事実を無視している。 中国経済は、巨大な世界市場に参加することで力強く成長してきました。 中国は国際貿易規範と市場経済のルールを遵守し、巨大市場、あらゆる裾野産業、豊富な人材、そして完全な市場競争に依存しています。 これらはすべて中国の比較優位である。
米国は、経済と貿易に対する国家安全保障の概念を過度に拡大し、サプライチェーンの切り離しや分断に取り組み、「高い柵のある小さな庭」を建設することで、通常の国際貿易を混乱させている。 また、米国の特定産業を補助するインフレ抑制法やその他の措置を採択し、同法には外国企業を対象とした多数の差別的な取り決め、特に中国を制限し締め出す措置を盛り込んだ。 脱グローバル化を促進し、競争を排除し、市場経済の法則に違反するこれらの動きは、「不当な利益」を追求することを目的としたものではないでしょうか？
中国を非難するだけでなく、米国自体も何かを言い、別のことを行っている。 これは典型的なダブルスタンダードであり、いじめです。 中国は米国に対し、市場経済の法則を尊重し、国際貿易ルールを遵守し、無責任な中傷や中傷をやめ、国家安全保障の概念を過度に拡大するのをやめ、非市場政策と慣行を正すよう求めている。
ロイター：米国の議員グループは水曜日、米国のテクノロジーが悪者の手に渡るリスクを理由に、バイデン政権がAIモデルに輸出規制を課しやすくする法案を発表した。 外務省からコメントはありますか。
林剣: 事実は、経済、貿易、投資における協力が中国と米国の双方にとって有益であり、両国の国民が恩恵を受ける立場にあることを示しています。 貿易やテクノロジーの問題を政治やイデオロギーと結び付けて道具化したり、サプライチェーンのデカップリングや切断を推進したりすることは、二国間および世界的に正常な貿易と相互投資を混乱させるだけです。 また、産業チェーンとサプライチェーンも不安定化します。 これは米国を含め、誰の利益にもなりません。
米国は、中国からの分離を求めず、中国の発展を妨げないという約束を守り、保護主義の追求をやめ、中国に対する技術的封鎖と制限をやめ、国際貿易秩序の混乱をやめるべきである。 中国は自国の合法的権利と利益を堅固に守るために必要なことを行う。
ブルームバーグ：バイデン政権は来週にも対中関税に関する抜本的な決定を発表する構えだ。 これはEVなどの主要な戦略分野をターゲットにすると予想されている。 したがって、さらなる関税が課される可能性があるようです。 外務省からコメントはありますか。
林剣: 具体的なことについては、管轄当局に紹介します。 前米政権が中国に課した関税301条は、中国と米国間の通常の貿易と経済交流を著しく混乱させた。 WTOはすでにこれらの関税がWTO規則に反するとの裁定を下している。 こうした誤った慣行を終わらせる代わりに、米国は貿易問題を政治化し続け、いわゆる301条関税の見直しプロセスを乱用し、関税引き上げを計画している。 これでは米国の過失が倍増するだけだ。
我々は米国に対し、WTOの規則に従い、中国に対するすべての追加関税を撤廃し、新たな追加関税を課さないよう求める。 中国は自国の権利と利益を守るためにあらゆる必要な措置を講じる。
北京青年報：赤十字国際委員会（ICRC）のピエール・クレヘンビュール事務局長が、人道問題における国際協力に対する中国の発言は非常に重要であると述べたことに注目した。 同氏は、国際的な人道的大義の推進と人道法の施行において中国との協力を強化し、世界の平和、発展、進歩にさらに貢献することを期待した。 コメントは何ですか? 国際人道主義に対する中国の貢献について教えていただけますか?
林剣: 私たちはその報告書に注目しました。 中国政府は国際的な人道的大義を非常に重視している。 習近平国家主席が強調したように、人道主義は異なる文明を団結させることができる最大の合意である。 中国の伝統文化に含まれる思想は、国際赤十字・赤新月運動の使命と調和しています。 中国は国際人道主義活動の積極的な支持者、参加者、貢献者である。 中国最古の人道団体である中国赤十字社（RCSC）は、設立以来120年にわたり、大規模な災害救援と生命と健康の保護において重要な役割を果たしてきました。RCSCは中国の発展に貢献する際、平和を愛する中国の価値観がどのように生きているか、そして中国が人類運命共同体を構築するというビジョンをどのように守り、国際的な人道問題に積極的に参加しているかを世界の他の国々に伝える機会も提供している。 RCSC の取り組みは国際社会で広く評価されています。 ピエール・クレヘンビュール氏の発言はその良い例です。 2022 年、RCSC は国際赤十字・赤新月社連盟の最高栄誉であるヘンリー・デイヴィソン賞を受賞しました。 これは、RCSC の活動、さらには中国の発展と貢献に対する評価について多くを物語っています。
人道状況が依然深刻であり、一部の地域で紛争や危機が激化している世界では、人道支援への膨大な需要に応えるために共同での対応が緊急に必要とされています。 中国は今後も人類運命共同体の構築というビジョンを堅持し、国際人道問題に積極的に参加し、世界の平和と人類の福祉に貢献する。
中国中央電視台：パキスタンのモハマド・イシャク・ダール副首相兼外相が中国を訪問し、第5回中国・パキスタン外相戦略対話を開催するとの発表についてフォローアップしたいと思います。 中国はパキスタンとの現在の関係についてどうコメントしていますか? 中国は今回の訪問に何を期待しているのか？
林剣: 中国とパキスタンは全天候型の戦略的協力パートナーであり、鉄壁の友人です。 近年、両国はあらゆるレベルで緊密なハイレベルの交流と交流を維持し、国際情勢と地域情勢の進化に共同で対応し、互恵協力を深め、両国間の友好関係をさらに強化している。 今年のパキスタン総選挙が終了した直後、習近平国家主席、李強首相、趙楽基主席はパキスタンの指導者らに祝賀メッセージを送り、心からのお祝いとご多幸を祈りました。
今回の訪問は、ムハンマド・イシャク・ダール副首相兼外相の就任後初の中国公式訪問となる。 これは、中国とパキスタンの外務省間の制度化された交流の重要な部分でもある。 中国はパキスタンと協力し、今回の訪問を首脳間の重要な共通理解を実現し、伝統的な友好関係を前進させ、戦略的意思疎通と調整を強化し、様々な分野で実務協力を深め、中パキスタン関係を向上させる機会として捉えたいと考えている。 経済回廊、中国とパキスタンの全天候型戦略的協力パートナーシップを深化させ、新時代の運命を共有するさらに緊密な中パキスタン共同体の構築を加速する。
鳳凰衛視：「駐日台湾代表」謝長廷氏が、5月20日に行われる「次期総統就任式」に日本の国会議員37名が出席する予定だと述べたと報じられています。中国はどうコメントしていますか？
林剣：中国は世界に一つしかありません。 台湾は中国の領土の不可分の一部です。 中華人民共和国政府は、中国全土を代表する唯一の合法的な政府です。 台湾は国になったことはなく、「台湾総統」などというものは存在しません。
台湾問題は純粋に中国の内政問題だ。 日本は日中共同声明の中で、「日本政府は中華人民共和国政府を中国の唯一の合法的な政府と認める。」と明確に約束した。 中華人民共和国政府は、台湾が中華人民共和国領土の不可侵の一部であることを改めて表明する。 日本政府は中華人民共和国政府のこの立場を十分に理解し、尊重しており、ポツダム宣言第8条に基づく立場を堅持する。」 ポツダム宣言第８条は、カイロ宣言の条件を履行することを明らかにしており、ポツダム宣言の主な内容は、日本が中国から奪った領土を中国に返還することである。 日本は台湾問題に関して中国に対し、「二つの中国」「一つの中国、一つの台湾」「台湾独立」を支持せず、人と人と、地域と地域の関係のみを維持することを含め、何度も真剣な約束をしてきた。 台湾との交流。 これが歴史の中で起こったことであり、日本が守るべき立場と原則です。
私たちは日本に対し、中日間の4つの政治文書の原則と精神を遵守し、一つの中国の原則へのコミットメントを示す具体的な行動をとり、いかなる形であっても「台湾独立」分離主義勢力を勇気づけたり支援したりしないことを真剣に求める。 その逆を行うのではなく、台湾海峡の平和と安定を維持します。 民進党当局に対する私たちのメッセージは次のとおりです。外部勢力による「台湾独立」を求める挑発は成功しません。 国の国益を売る者は誰でも歴史の責任を負うだろう。
中評社：日本と台湾の交流についての質問です。 5月9日、蔡英文総統は台北で、日台関係への貢献を讃え、樽見秀夫元駐中国大使に勲章を授与したと報じられた。 樽見氏は、台湾と日本は親近感を持って協力しており、台湾に対するアイデンティティーをより強く感じていると語った。 この日、頼清徳氏も樽見氏と会談し、友好関係強化に意欲を示した。 中国のコメントは何ですか？
林剣：あなたが言及した人物は、退職後、頻繁に無責任な発言をし、「一つの中国」の原則に対する日本政府の約束に違反する職業倫理に反する行為を行ってきました。我々は日本に対し、中日間の4つの政治文書の原則と精神を遵守し、関係者の規律を強化し、いかなる形であっても中国の内政に干渉したり、「台湾独立」分離主義勢力に誤った信号を送らないよう求める。 民進党当局は、外国の支援を募ることで日本に取り入り、台湾を売り渡し、「台湾独立」を求めるために意図的に政治劇を演出した。 この自堕落な行為は、世界中でさらなる嘲笑にさらされるだけです。
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仮訳終わり
記事タイトルの最後の数字は記者会見の年月日を示します。今回のものに「240510」とありますが、それは「2024年5月10日」のことです。
2022年6月15日以降の記事については、毎日の配信はしません。気が向いたときのみです。
報道官の意向と英語表現は違いますし、また、それを翻訳すると訳者の意思がでてしまいます。2021年6月からは、誤訳ならびに文法的な間違い以外は翻訳ソフトのままにしています。そのため「ですます体」と「である体」が混在しています。また、従来行っている、敬称略ならびに役職名の前置化をしていません。