**********************************************
https://www.bbc.com/news/uk-68515515
米国、UFO目撃は秘密軍事実験の可能性があると発表
2024 年 3 月 8 日 18 時（グリニッジ標準時）
マイク・ウェンドリング
BBCのニュース
1950年代から60年代にかけてUFO目撃件数が急増したのは、米国の先進的な偵察機と宇宙技術のテストが原因だったと国防総省の報告書は結論づけている。
当局者らはまた、米国政府が地球外生命体に遭遇したという「証拠はない」とも述べた。
金曜日に議会に提出された報告書によると、UFOの目撃例のほとんどは地球からの普通の物体だった。
しかし国防総省当局者らは、自分たちの研究が宇宙人の訪問者に関する一般的な信念を鎮めるものではないことを認めた。
「UAP関連の話題を中心としたテレビ番組、書籍、映画、そして膨大な量のインターネットやソーシャルメディアのコンテンツの急増が、この話題に関する公の会話に影響を与え、人口の一部の層でこうした信念を強化した可能性が高い」 と報告書は述べた。
この報告書は、UFO、または当局者が「未確認の異常現象」(UAP)と呼んでいるものを調査するという米国政府による広範な公的試みの一環である。
この取り組みには、NASA関係者との公開会議や議会での公聴会が含まれている。
国防総省の全領域異常解決局（AARO）が発行した報告書は、世論がポップカルチャーに左右されていると指摘した。
研究者らによると、「特に根強い物語」は、政府が宇宙船と異星人の遺体を回収し、異星人研究活動を秘密にしようと共謀しているというものだという。
国防総省の報道官は、当局者らはこの報告書に寛容な姿勢で取り組んだが、単に地球外からの訪問者の証拠は見つからなかったと述べた。
少将パット・ライダーは記者団に対し、「あらゆる分類レベルでのあらゆる調査努力により、ほとんどの目撃情報はありふれた物体や現象であり、誤認の結果であると結論づけられた」と語った。
2021年のギャラップ世論調査によると、アメリカ人の40％強が異星宇宙船が地球を訪れたことがあると考えており、この数字はわずか2年間で33％から増加した。
AARO はアーカイブと機密ファイルを調査し、1945 年に遡るすべての政府の公式調査をレビューした。
研究者らは異星人の宇宙船に関する噂を追い詰め、例えば、1961年に流出したUFOに関するメモは本物ではないこと、UAPの調査組織が収集した「異星人の宇宙船」のサンプルは異世界の物質で作られたのではなく、異世界の物質で作られたものであることを発見した。 ほとんどがマグネシウム、亜鉛、ビスマスである。
この報告書には、1950年代と60年代にUAP報告書の急増につながったと研究者らが考えている新技術が列挙されている。
その中には高高度気球（1947年にニューメキシコ州ロズウェル近郊で墜落した際にUFO憶測の波を引き起こしたものの1つ）やU-2偵察機も含まれていた。
中央情報局の評価によると、当時調査されたUFO報告書の半分以上は米国の偵察飛行によるものであると判明した。
多くの秘密研究プロジェクトには、垂直離着陸するように設計されたカナダの VZ-9AV アブロカー戦闘爆撃機など、一般的な空想におけるエイリアンの宇宙船のイメージと一致する、円形または円盤形に見える航空機の開発が含まれていた。
何十年にもわたって、米国政府は数多くの UAP 研究プログラムを実施していたが、地球外研究の大部分は秘密にされていた。
冷戦によって技術開発が加速したものの、報告書は「大衆文化におけるUAPコンテンツは今まで以上に浸透している」と指摘しており、研究者らはこの傾向は米国政府に対する信頼の欠如と、オンラインでのエイリアン関連コンテンツの人気のせいだとしている。
AAROによれば、UAPの目撃情報は月に50～100件のペースで続いており、政府による隠蔽工作に関する憶測も続いている。
2023年、元諜報員デビッド・グルーシュは議会委員会の前で、米国政府が異星人の遺体と宇宙船を保持していると信じていると証言した。 グルーシュは、自分の発言は文書、録音、同僚との会話に基づいていると述べた。
AAROは、後日、より最近の目撃情報や噂を調査したさらなる報告書を発行することを約束した。
*********************************************
仮訳終わり