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https://www.bbc.com/news/world-middle-east-68490695
貨物船へのフーシ派ミサイル攻撃で２人死亡＝米当局者
2024 年 3 月 6 日 19:50 GMT
トム・スペンダー、ジョシュア・チーザム、フランク・ガードナー著
BBCのニュース
イエメン南部沖合の貨物船に対するフーシ派のミサイル攻撃で乗組員２人が死亡したと米当局者が発表、フーシ派による商船への攻撃で初めて死者が出た。
バルバドス船籍のトゥルー・コンフィデンスは放棄され、船内で火災が発生したまま漂流していたと管理者らは語った。
攻撃はグリニッジ時午前９時３０分ごろ、アデン湾で起きたと付け加えた。
フーシ派は、自分たちの攻撃はガザ地区でのイスラエルとハマスの戦争に参加するパレスチナ人を支援するためだと主張している。
イラン支援団体は声明で、トゥルー・コンフィデンスの乗組員がフーシ派海軍からの警告を無視したと述べた。
在イエメン英国大使館は、船員らの死は「フーシ派が国際船舶に向けて無謀にミサイルを発射したことによる悲しいが避けられない結果」だとし、攻撃を中止する必要があると主張した。
乗組員6人も負傷したと米当局者がBBCの米国パートナーCBSに語った。
船の所有者と管理者の広報担当者は声明で、攻撃はイエメンの都市アデンの南西約５０海里（９３キロ）で発生したと述べた。
攻撃を受けて、フーシ派が運営するアル・マシラテレビは水曜夜、米国主導の２度の空爆が、フーシ派が支配する紅海の港湾都市フデイダにある国際空港を標的にしたと報じた。
英国海事貿易業務局（UKMTO）によると、トゥルー・コンフィデンスは「イエメン海軍」と名乗る団体からVHFラジオで呼びかけられ、方針を変更するよう指示されたという。
その後、近くの船舶が大きな衝撃音と大量の煙を報告した。
UKMTOは、トゥルー・コンフィデンスが攻撃を受けて損傷し、米国主導の国際海洋連合の海軍艦艇が同船とその乗組員を支援していると発表した。
EUのホルン・アフリカ海事安全センター（MSCHOA）も、救助と引き揚げ作業が進行中であると述べた。
船舶管理者の広報担当者は、船員２０人と武装警備員３人の乗組員の状態については情報がないと述べた。
フーシ派は声明の中で、トゥルー・コンフィデンスは「米国の船」であると主張したが、報道官は、この船は「現在いかなる米国の組織とも関係がない」と述べた。
米国務省報道官は、米国政府は引き続きフーシ派の攻撃責任を追及すると述べ、世界各国政府に対し同様の対応を求めた。
マシュー・ミラーは、「フーシ派は紅海を通過する無実の民間人の幸福を考慮せず、無謀な攻撃を続けてきた。そして今、残念ながら悲劇的に無実の民間人を殺害した」と述べた。
同氏によると、トゥルー・コンフィデンスはリベリアの住所に登録されているトゥルー・コンフィデンス・シッピングSAが所有し、ギリシャのサード・ジャニュアリー・マリタイム社が運営しているという。
しかし、以前は米国に本拠を置くオークツリー・キャピタル・マネジメントが所有していた、とAP通信は報じた。 オークツリーはAP通信へのコメントを控えた。
この船の乗組員はインド人1人、ベトナム人4人、フィリピン人15人の計20人だった。 武装警備員３名（スリランカから２名、ネパールから１名）も乗務していた。
追跡データによると、そのばら積み貨物船は中国の連雲港からサウジアラビアのジェッダに向けて航行中で、鉄鋼製品やトラックの貨物を積んでいたと広報担当者が述べた。
アデン湾と紅海を通過する船舶に対するフーシ派による無人機とミサイル攻撃が4カ月近く続いた後、英国大使館が述べたように、致命的な攻撃はおそらく避けられなかった。
この地域の米国主導の海軍機動部隊は、これらのミサイルや無人機をできる限り撃墜しているが、数が多すぎてすべてを破壊することはできない。
フーシ派はそれらを無尽蔵に保有しているようだ。 これは、フーシ派の発射場、弾薬庫、指揮統制所を標的とした米国主導の空爆作戦の有効性に疑問を投げかけている。
フーシ派の攻撃が致命的となった今、彼らに対する報復を強化する声が上がるのは必至で、イエメン国内の標的範囲は拡大している。 しかしこれは、ガザの人道状況によりすでに緊迫している地域をさらにエスカレートさせる危険を招くことになる。
フーシ派は、自分たちの攻撃はパレスチナ人を支援していると主張している。 米国、英国、バーレーン、その他いくつかの国は、フーシ派による船舶への攻撃の即時停止を要求している。
火曜日、米軍はイエメンから駆逐艦カーニーに向けて発射された弾道ミサイルと無人機３機を撃墜し、続いて対艦ミサイル３機と海上無人機３機を撃墜した。
一方、月曜日にはインド海軍がコンテナ船MSCスカイII号の消火活動を支援したが、運航会社によると、同号はミサイルの直撃を受け、小規模な火災が発生したが負傷者はいなかったという。
日曜日、ベリーズ船籍の貨物船ルビマーがフーシ派のミサイル攻撃を受けて２週間後に紅海で沈没した。11月にフーシ派の攻撃が始まって以来、沈没した初めての船となった。
ルビマーは攻撃されたとき、アデン湾と紅海を結ぶバブ・アル=マンダブ海峡の近くにいた。 乗組員は救助され、船はゆっくりと浸水し始めた。
この船は21トンの硝酸アンモニウム肥料を積んでいたが、米軍はこれが紅海の環境リスクを引き起こすと主張した。
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仮訳終わり