2024年2月9日の記事です。
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https://www.theguardian.com/world/2024/feb/09/instagram-facebook-delete-iran-leader-account
インスタグラムとフェイスブック、イラン最高指導者のアカウントを削除
― ハメネイ師はハマスの10月7日のイスラエル攻撃を支持したが、メタはこれが自社方針に違反していると主張した ―
ガーディアンスタッフと通信局
2024 年 2 月 9 日金曜日 15.41 GMT
メタ社は、ガザ地区で数か月に及ぶ戦争が続いている引き金となった10月7日のハマス攻撃後のハマスへの支持に対する批判を受け、イランの最高指導者ハメネイ師に代わって運営されているインスタグラムとフェイスブックのアカウントを削除したと同社は発表した。 金曜日(2月9日: 訳者註)に確認された。
カリフォルニア州メンローパークに本拠を置くメタ社は、その理由について具体的には明らかにしなかった。 ただし、「危険な組織および個人に関するポリシーに繰り返し違反したため」アカウントを削除したと述べた。
「私たちは、暴力的な使命を宣言したり、暴力に関与している組織や個人が私たちのプラットフォームに存在することを許可しない」とポリシーには記載されている。 その中には米国政府によってテロリストに指定された人々も含まれる。 イラン国連使節団はコメント要請に応じなかった。
最高指導者に関連するアカウントは、1,200人が死亡し、約250人が人質になったイスラエルに対するハマスの攻撃を称賛していた。 攻撃直後、ハメネイ師は演説でハマスを支持し、「我々はシオニスト政権への攻撃を計画した者の手にキスをする」と述べた。 ハメネイ師は今でもX(旧Twitter)のアカウントを維持している。
近年、ハメネイ師の排除を求めるオンラインプラットフォーム上での圧力が高まっており、特に2022年にイランで義務付けられているスカーフの着用方法を巡って逮捕されたマフサ・アミニの死を受けて起きた大規模な抗議活動以降、ハメネイ師の排除を求める圧力が高まっている。
ハメネイ師のフェイスブックの使用は、2012年に就任してから批判を呼んでいる。イランでは、2009年の大統領選挙の争点とその後の緑の運動の抗議活動以来、ソーシャルネットワークは禁止されている。 アミニの死に対する抗議活動を受けて、イランはインスタグラムとメタのメッセージングサービス「ワッツアップ」のブロックを開始した。
イランはハマスに武器と支援を提供しているが、テヘランが10月7日の攻撃を指示したとは考えられていない。 それ以来、ガザ地区のハマスに対するイスラエルの戦争により、2万7,000人以上のパレスチナ人が死亡し、中東全域に緊張を引き起こした。 それ以来、レバノンのヒズボラやイエメンのフーシ派反政府勢力など、イランが支援する民兵組織がイスラエルに対する攻撃を開始している。
ハメネイ師とそのイラン国内の広大な後援ネットワークは長年、米国の制裁の対象となってきた。当時の大統領トランプが世界大国とのイラン核合意から一方的に離脱したことで中東で緊張が高まり始めた中、当時のトランプ政権による2019年以来、ハメネイ師自身も制裁の対象となってきた。
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仮訳終わり