欧州で麻疹症例が45倍 WHO | KGGのブログ

KGGのブログ

日本不思議発見

 

**********************************************

https://www.bbc.com/news/health-68068226

 

ヨーロッパで麻疹が45倍に増加 - WHO

2024 年 1 月 23 日 15 時 GMT

フィリッパ・ロクスビー

健康レポーター

 

 

 世界保健機関(WHO)によると、昨年ヨーロッパでは麻疹症例が「憂慮すべき」約45倍に増加した。

 

 保健当局者らは、感染者は依然として増加しており、さらなる感染拡大を防ぐには「緊急措置」が必要だと警告している。

 

 2022年全体では941人だったのに対し、2023年には約4万2200人が感染した。

 

 WHOは、これは新型コロナウイルスのパンデミック下でワクチン接種を受ける子どもの数が減少した結果であると考えている。

 

 英国保健当局は先週、ウェスト・ミッドランズで感染力の強い麻疹が発生した場合、ワクチン接種率が低い他の町や都市に急速に広がる可能性があると述べた。

 

 NHS イングランドによると、16 歳未満の 340 万人以上の子供たちが保護を受けておらず、この病気で病気になるリスクにさらされている。

 

 何百万もの親や介護者に連絡があり、子供たちが麻疹の予防接種を完全に受けられるようにするための予約をするよう促されている。 麻疹、おたふく風邪、風疹(MMR)ワクチンは 2 回接種される。1 歳ごろに 1 回目、3 歳 4 か月ごろに 2 回目である。

 

 ワクチンは麻疹の予防に非常に効果的であるが、英国で小学校に通い始める児童のうち、2回の麻疹予防接種を受けたことがあるのはわずか 85% のみである。

 

 WHOの地域責任者ハンス・クルーゲはヨーロッパの状況について次のように述べた。「この地域では、麻疹症例が30倍に増加しているだけでなく、2万1,000人近くが入院し、麻疹関連で5人が死亡している。これは懸念事項である。」

 

 「ワクチン接種は、この潜在的に危険な病気から子供たちを守る唯一の方法である。」

 

 麻疹は、どの年齢でも重篤な病気になる可能性がある。多くの場合、高熱と発疹で始まり、通常は 10 日以内に治るが、合併症には肺炎、髄膜炎、失明、発作が含まれる場合がある。

 

 ワクチンの初回接種を受けるには若すぎる乳児、妊婦、免疫力が低下している人が最も危険にさらされる。 妊娠中に麻疹に感染すると、死産、流産、低出生体重児の出産につながる可能性がある。

 

 欧州地域のすべての国は、より多くの人々にワクチンを接種するとともに、麻疹の流行を迅速に発見して対応することが求められている。

 

 WHOは、昨年は麻疹が老若男女問わずあらゆる年齢層に影響を及ぼしたと発表した。

 

 全体として、5件中 2 件の症例は 1 ~ 4 歳の小児で、5 中1 件は 20 歳以上の成人であった。

 

 2023年1月から10月までの間に、ヨーロッパ全土で20,918人が麻疹で入院した。 2か国では、5人の麻疹関連死亡も報告された。

 

 

パンデミックの影響

 麻疹を予防するMMRワクチンの初回接種率は、欧州全土で2019年の96%から2022年には93%に低下した。 2 回目の投与の摂取率は、同じ期間で 92% から 91% に低下した。

 

 ワクチン接種率の一見わずかな低下は、ヨーロッパで 180 万人以上の子供たちがこの 2 年間に麻疹ワクチン接種を受けなかったことを意味する。

 

 「新型コロナウイルスのパンデミックはこの期間の予防接種事業に大きな影響を与え、その結果、(ワクチン接種を受けていない)子どもやワクチン接種が不十分な子どもが増加した」とWHOは報告した。

 

 海外旅行が再びブームとなり、社会的距離を保つ措置が解除されたことで、麻疹が国境を越えて地域社会内で広がるリスクは、特にワクチン接種が不十分な人々の間ではるかに高まっていると同報告書は述べた。

 

 麻疹根絶を達成した国であっても、大規模な流行の危険にさらされているとWHOは警告した。

 

 同報告書によると、伝染性の高い病気の蔓延を防ぐために、すべての地域で95%の子どもが麻疹ワクチンを2回接種する必要があるという。

*********************************************

仮訳終わり