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https://www.bbc.com/news/world-australia-67723758
クイーンズランド州の洪水：物資の減少と雨の弱まりで町が孤立
2023 年 12 月 19 日 03:39 GMT
ティファニー・ターンブル
BBC ニュース、シドニー
オーストラリア北部の大規模洪水は緩和し始めているが、物資が減少する中、多くの町はワニが出没する水域で孤立したままだ。
元熱帯低気圧ジャスパーによる異常気象により、クイーンズランド州の一部に1年分の雨が降った。
一部の川は記録的な水位まで増水し、家屋が浸水し、道路や停電が寸断され、人々はボートで家から避難することを余儀なくされている。 男性１人が行方不明となっている。
今も数百人が救助を必要としているが、その多くは遠隔地に住んでいる。
クイーンズランド州当局は、雨の強さが弱まり、川の水位が下がり始めたと発表した。
日曜日に航空機が水没する様子が撮影されたケアンズ空港の閉鎖により、救助・救援活動が妨げられている。
クックタウンとイニスフェイルの間の多くのコミュニティは依然として洪水によって遮断されており、食糧と水の備蓄が不足している。
最大の懸念はウジャル・ウジャルで、最大300人が避難を待っている。
元市長のデズモンド・テイリーはオーストラリア放送協会に対し、小規模コミュニティの高齢者や障害者に対して「重大な懸念」を抱いていると語った。
電気がなくなり、物資もほぼなくなったため、「絶望的な」地元住民が洪水のなかを渡っていて、そこで大きなワニが目撃されたという。
「多くの人が、コミュニティ内のさまざまな場所に行き来するために命を危険にさらしている。うちには6メートル近い大きなワニがいる。それらのワニに襲われたら、二度と人に会うことはできない。」
月曜日は悪天候のため避難の試みは断念せざるを得なかったが、当局は現在町に到着し、高齢者や弱い立場にある人々の避難を開始していると発表した。
日曜日遅くに最後に目撃された行方不明の男性（85）の捜索が別のコミュニティで行われている。
州当局者らは、医薬品を含む必需品が地域内の町に緊急に空輸されると約束した。
一部の地域で清掃が始まる中、地元住民は汚染水による病気や避難した野生動物などのリスクについて警告されている。
今週後半に洪水地帯を訪問する予定の首相アンソニー・アルバニーズも、被災者への緊急給付金と、災害の影響で職を失った対象者への継続的な手当の支給を発表した。
「今後は困難な日々、数週間が続くだろう。しかし、私が感じていることの一つは、最悪の時期こそがオーストラリア人の最高の性格を引き出すということだ」と彼は語った。
多くの地元住民は豪雨の規模に驚いており、適切な警告を受けていなかったという人もいた。
しかし、非常事態管理大臣マレー・ワットは、気象局の気象追跡システムでは災害の規模を予測できなかったと述べ、これは「非常に予測不可能な気象状況」だったと述べた。
気象局は「最善を尽くし」、救急隊員に重要なアドバイスをしたと同氏は付け加えた。 「これほどの規模の事故で、まだ死者や重傷者が出ていないのは極めて驚くべきことだ。」
近年、オーストラリアは深刻な干ばつや山火事、連続する記録的な洪水、グレートバリアリーフでの6件の大規模な白化現象などの災害に悩まされており、気候変動の影響に対する懸念が高まっている。
当局は、今回の災害による被害額は10億豪ドル（5億2,900万ポンド、6億7,000万ドル）を超えると見積もっている。
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仮訳終わり