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https://www.bbc.com/news/business-67281776
エルニーニョ干ばつ:パナマ運河で船舶数がさらに削減
2023 年 11 月 1 日 05h GMT
ピーター・ホスキンス
BBCのニュース
当局によると、過去70年以上で最悪の干ばつのため、パナマ運河は同水路を利用する船舶の数をさらに削減する予定だという。
パナマ運河庁(ACP)は、10月が1950年の記録開始以来最も乾燥しているため、決定を余儀なくされたと述べている。
エルニーニョ現象が深刻な干ばつの原因となっているとACPは述べている。
これにより、世界中で商品の輸送コストが上昇すると予想される。
パナマ運河により、船が大西洋と太平洋の間を移動する時間と距離が大幅に短縮される。 運河当局によると、24時間365日稼働しており、年間1万3000~1万4000隻の船舶が利用している。
熱帯太平洋の中部および東部で通常よりも暖かい海水に関連する自然に発生するエルニーニョ現象の気候パターンが、パナマの干ばつの原因となっている。
ACPによれば、運河の水門システムで使用される主な水源である雨水が供給される貯水池であるガトゥン湖の水位は、「この時期としては前例のないレベルまで低下し続けている」という。
ACPによると、11月3日からは予約枠が1日あたり31枠からすでに25枠に削減されるという。
この数は今後 3 か月間でさらに削減され、2024 年 2 月初旬からは 1 日あたり 18 枠になる。
ここ数カ月間、ACPは希少な水を節約するためにさまざまな通行制限を課してきた。
今年初め、当局は史上初めて運河を通過する船舶の数を削減した。
すでに実施されている措置により大幅な遅れが生じ、数十隻の船舶が運河の使用を待たなければならなくなっている。
米国エネルギー情報局のアナリストによると、こうした遅延により「世界的に利用可能な船舶の数が減り、他の地域の輸送料金が上昇した」という。
パナマでは一部のガス輸送業者の遅延が記録的な水準に達しており、米国からの液化ガスの輸送コストが上昇していると付け加えた。
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仮訳終わり