フランスのスーパー大手が「シュリンクフレーション」を警告 | KGGのブログ

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https://www.bbc.com/news/business-66809188

 

フランスのカルフールが「シュリンクフレーション」の警告看板を掲げる

2023年9月14日16時GMT

ルーシー・フッカー

BBCニュースのビジネス記者

 

 

 フランスのスーパーマーケット、カルフールは今週、商品の棚にステッカーを貼り、買い物客に「シュリンクフレーション」(パッケージの中身は小さくなるのに、価格は変わらない)を警告した。

 

 リプトンアイスティー、リンツチョコレート、ヴィエネッタアイスクリームは、名前を付けられ恥をかかれた製品の中にある。

 

 買い物客は、ボトルを小さくするか、中身を軽く詰めるかを尋ねられる。

 

 カルフールは、価格を抑えるために製品を製造する企業に圧力をかけたいと述べた。

 

 カルフールの顧客コミュニケーション担当ディレクター、ステフェン・ボンパイスは、「こうした製品を非難する目的は、メーカーに価格政策を再考するよう伝えることができるようにすることであるのは明らかだ」と述べた。

 

 カルフールは、ネスレ、ペプシコ、ユニリーバなどの食品大手が製造し、それに見合った値下げを行わずに縮小した製品26品を特定した。

 

 カルフールは、例えばネスレが製造するギゴズの乳児用ミルクのパックサイズが900gから830gになったと述べた。

 

 同スーパーマーケットによると、ペプシコ社が製造した無糖のピーチ風味のリプトンアイスティーのボトルは、1.5リットルから1.25リットルに縮小したという。

 

 ユニリーバ製のヴィエネッタは350gから320gに小型化した。

 

 フランス第2位の食料品店であるカルフールは、棚に「この商品の体積と重量が減少し、供給業者が請求する実効価格が上昇している」と書かれた標識を掲げて問題の商品を強調している。

 

 ユニリーバ、ペプシコ、ネスレはカルフールの動きについてコメントしていない。

 

 買い物客が価格の高騰に苦戦するなか、フランスの小売業者や食品メーカーも英国と同様、値下げの圧力にさらされている。

 

 6月、フランス財務大臣ブルーノ・ルメールは、75の小売業者と消費者団体を価格に関する会議に招集し、製造業者がインフレに対して一定の線を守っていないとして非難した。

 

 英国の消費者団体も、キャットフードからチョコレートビスケットに至る一般的な品目の価値に影響を及ぼす「シュリンクフレーション」について警告している。

 

 しかし、小売専門家のゲド・ファッターによると、この戦略は小売業者と食品会社の間の関係を「毒にする」危険があるため、英国のスーパーマーケットがカルフールのあとに続く可能性は低いという。

 

 「これは競争しようとする非常に露骨なやり方だ」と彼は言った。 「メーカーにそんなことをしても、役に立たない。」

 

 スーパーマーケットは、自社ブランドの商品に対しても同じ「シュリンクフレーション」戦略を採用しており、より安価な原材料を導入したり、コストの上昇に対処するために分量を減らしたりすることで、特定の価格帯、たとえば1ポンドを維持することを目指している、と同氏は付け加えた。

 

 そう考えると、同じことをしているブランドを非難することは「ガラス張りの家の人々が石を投げている」ようなものであり、偽善だと非難される危険があると同氏は述べた。

 

 カルフールが商品縮小を指摘した別のブランド、リンツ&シュプルングリの広報担当者は、原材料費の上昇に伴い価格が平均約9.3%上昇したと述べた。

 

 しかし、製品のサイズに関する情報は常に明らかにされていたと広報担当者は述べた。

 

 「私たちは、正味重量の記載、1回分の分量、1容器あたりの分量の記載など、パッケージに含まれる製品の量に関する客観的な情報を要求するラベル表示法および規制を常に遵守している。」

 

 「消費者はこの情報を利用して、購入する製品の量について正確かつ情報に基づいた購入決定を下すことができる。」

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仮訳終わり