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https://www.bbc.com/news/world-europe-66665646
野生イノシシの放射能の原因は核兵器の実験で判明、研究発表
2023年8月30日22時GMT
新しい研究により、冷戦中の核兵器実験が中央ヨーロッパの野生イノシシ個体群における高レベルの放射能の主な原因であることが判明した。
野生のイノシシから検出された放射能は、1986年のチェルノブイリ事故の原因であると以前から考えられていた。
しかし、新しい研究は、1960年代の初期の核兵器実験が重大な原因であると結論付けている。
他の野生動物の放射能レベルは長年にわたって低下している。
非常に多くの人がなぜ野生のブタの汚染レベルがこれほど高いままなのか疑問に思った。
ウィーン工科大学とハノーバー・ライプニッツ大学の科学者らは、ドイツのバイエルン州で48頭のイノシシの肉を検査した結果、その放射能がかなりの程度、古い冷戦時代の核爆弾の爆発によって引き起こされ、今もその地域の土壌に影響を与えていることを発見した。
科学者らは環境科学技術ジャーナルに寄稿し、実験で生じた放射性セシウムが地中に沈み、土を掘って見つけ出すイノシシの好物であるツチダンゴ(deer truffle, Elaphomyces granulatus)を汚染したと述べている。
しかし、トリュフとそれに伴う野生イノシシの汚染は、当分は収まりそうにないと研究は述べている。
チェルノブイリからの放射性セシウムがさらに土壌に浸透し、トリュフの汚染がさらに進むためだ。
イノシシによる継続的な汚染はバイエルン州の森林そのものを脅かしている、と研究は述べている。イノシシは食肉のために射殺されていないため、その個体数は持続不可能なほど増加している。
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仮訳終わり