ニジェールクーデタの不安定を利用するワグネル | KGGのブログ

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https://www.bbc.com/news/world-africa-66436797

 

ニジェールクーデタ:不安定を利用するワグネル - アントニー・ブリンケン

2023年8月8日 11:12GMT

キャスリン・アームストロング著

BBCのニュース

 

 

 米国務長官アントニー・ブリンケンはBBCに対し、ロシアのワグネル傭兵集団がニジェールの情勢不安定を「利用」していると語った。

 

 2週間以上前に大統領モハメド・バズームが追放されて以来、この国は軍事政権によって統治されている。

 

 クーデタ指導者らは隣国マリに滞在していることが知られるワグネルに支援を求めているとの示唆もある。

 

 ブリンケンは、ロシアやワグネルがニジェールのクーデタを扇動したとは思わないと述べた。

 

 しかし米国はこの集団がサヘル地域の一部に「出現する可能性がある」ことを懸念していると同氏はBBCのアフリカフォーカス番組で語った。

 

 「ニジェールで起こったこと、そしてこれからも起こり続けることは、ロシアやワグネルによって扇動されたものではないと思うが、彼らはそれを利用しようとした。」

 

 ブリンケンは、「このワグネルグループが行ったあらゆる場所で、死、破壊、搾取が続いた」と語った。

 

 「不安は低下するどころか、むしろ上昇している」。

 

 同氏は、「後に悪いことばかりをもたらした他国で起こったことの繰り返し」があると付け加えた。

 

 ワグネルは中央アフリカ共和国(CAR)やマリを含む国々に数千人の戦闘員を抱えていると考えられており、そこでは儲かるビジネス上の利益があるだけでなく、ロシアの外交・経済関係も強化している。

 

 同グループの戦闘員らはアフリカの数カ国で広範な人権侵害で告発されている。

 

 それにもかかわらず、ニジェールが軍事介入の可能性に直面しているため、ニジェール軍がワグネルに支援を要請したのではないかとの憶測が流れている。

 

 西アフリカ15州からなる貿易圏であるECOWASは、ニジェール軍事政権指導者に対し、日曜に大統領バズームの復職を求める期限を出した。

 

 この期限は無視され、ECOWASは木曜日に会議を開き、今後の対応を決定する予定だ。

 

 月曜日、米国務副長官ビクトリア・ヌーランドはクーデタ指導者らと「困難かつ率直な」会談を行ったが、クーデタ指導者らは傭兵と協力するリスクを理解していると述べた。

 

 現在監禁されているバズームも、アフリカにおけるワグネルの影響力についての懸念を語った。

 

 同氏はワシントン紙への論説で、「クーデタ首謀者とその地域同盟国からの公然との誘いにより、中央サヘル地域全体がワグネル・グループを通じてロシアの影響下に陥る可能性がある。ワグネル・グループの残忍なテロ行為はウクライナで全面的に発揮されている」と先週公開された投稿で述べた。

 

 ワグネル戦闘員がこの国に入国したかどうかは現時点では不明だが、著名なワグネル系テレグラムチャンネル「グレイゾーン」は月曜日、約1,500人の戦闘員が最近アフリカに派遣されたと報じた。

 

 大陸上のどこに配備されたとされるのかは明らかにしていない。

 

 ワグネルの指導者エフゲニー・プリゴジンは火曜日にテレグラムにアップロードされた音声メッセージの中で軍事政権に「電話をくれ」と促した。

 

 「私たちは常に善の側、正義の側、そして主権と国民の権利のために戦う人々の側にいる」と彼は述べた。

 

 ニジェールは旧フランス植民地であり、クーデタは国内に反フランスと親ロシア感情の波を引き起こした。これは、クーデタ以来モスクワに傾いた隣国のマリとブルキナファソが経験したのと同様である。

 

 ECOWAS加盟国である両国はニジェールの首都ニアメに代表団を派遣し、クーデタ指導者らに対し、必要に応じて他の西アフリカ諸国や西側同盟国に対して防衛に来ると安心させた。

 

 一方、軍事政権はクーデタ後の新首相に元財務大臣アリ・マハマン・ラミン・ゼインを任命した。

 

 ゼインは、クーデタ中に欧州にいたマハマドゥ・オウホモウドゥの後任となる。

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仮訳終わり