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https://edition.cnn.com/2022/03/10/health/covid-pandemic-excess-mortality/index.html
世界的なパンデミックによる死亡者数は、報告されているCovid-19の死亡者数の3倍であることが研究で明らかになった
デイダー・マックフィリップス、CNN
更新2336GMT（0736 HKT）2022年3月10日
（CNN） Covid-19のパンデミックは、報告された死者数が示唆するよりも3倍多かった可能性がある。
世界的に、2021年末までの公式報告によると、Covid-19が原因で600万人が直接死亡した。しかし、研究者は新しい研究で、2020年の初めから2021年の終わりまで、2年間で研究者が通常予想するよりも少なくとも1800万人多くの死者が出たと推定している。
この超過死亡の一部は、診断または報告のリソースが不足しているため、公式のカウントでは見落とされている可能性がある。しかし、一部は、ヘルスケアへのアクセスの欠如、封鎖中の行動の変化、または経済的混乱など、パンデミックの他の間接的な影響に起因する可能性がある。死因を区別するのに十分なデータがなかった。
超過死亡数は、Covid-19の直接的な死亡の過少報告における既知の問題と、パンデミックの致命的な間接的影響のために、「パンデミックの真の影響のはるかに正確な測定」であると、ワシントン大学保健指標評価研究所の人口統計学の専門家であるハイドン・ワンは述べている。
ワンが率いる研究者は、187か国のすべての原因による死亡率を分析し、利用可能な場合は週次または月次の報告データを使用し、他の国を推定するためのモデルを作成した。彼らの研究は木曜日にジャーナルThe Lancetに掲載された。
彼らは、インド、米国、ロシア、メキシコ、ブラジル、インドネシア、パキスタンの7か国が過去2年間のすべての超過死亡の半分以上を占めていることを発見した。インドだけで400万人以上の過剰死亡があり、米国では110万人以上が死亡した。
調査によると、世界の1,000人ごとに、パンデミックにより2年間で1人以上の過剰死亡が発生した。
世界保健機関はまた、より広範なCovid関連の死亡率を理解することの重要性を提唱している。 2021年2月、このトピックを調査するために、国連経済社会局と協力して諮問グループが結成された。
「高品質でタイムリーで細分化されたデータのギャップは、世界の健康における主要な課題である」と、WHO事務局長テドロス・アダノム・ゲブレエススはグループの最初の会議で述べた。「Covid-19は、このデータに対する前例のない需要を生み出した。私たち全員が毎日の死亡者数に精通しているが、総死亡率ははるかに高い可能性がある。」
アドバイザリーグループの情報ページは、公平な対応を構築するために、このデータを後でではなく早く理解することの重要性を宣伝している。
「COVID-19に直接起因する死は、パンデミックによって引き起こされている広範囲の危害の狭い視野を提供するだけである。COVID-19による二次的被害ははるかに広いである」とグループのウェブサイトの声明は言う。「これは、日常的な医療システムと緊急医療システムの間の優先順位付けに関して政府が行わなければならない選択を知らせることができるため、今すぐ定量化することが重要である。」
超過死亡数を理解することは、世界人口とパンデミック対策の将来の推定にとっても非常に重要である。しかし、健康情報システムの能力に関する最近のWHOの評価では、アフリカの一部では、全死亡者の10％しか登録されていなかったことがわかった。
新しい研究によると、過去2年間のCovid-19パンデミックの超過死亡率は、国や地域によって大きく異なる。
ボリビア、ブルガリア、エスワティニは推定超過死亡率が最も高く、それぞれ1,000人ごとに6人以上の超過死亡率があった。アンデスラテンアメリカ、東ヨーロッパと中央ヨーロッパ、サハラ以南のアフリカ南部など、それぞれの地域で超過死亡数も特に高かった。
しかし、2020年と2021年の死亡者数は、アイスランド、オーストラリア、シンガポール、ニュージーランド、台湾の5か国が以前の傾向よりも少ないと報告している。
死因についてはさらに調査する必要があるが、これらの国々での厳格な封鎖政策により、交通事故などの外的要因による死亡者が減少したという仮説が立てられている、とワンは述べた。マスキングと社会的距離も、多くの国でインフルエンザによる死亡率の低下につながっている。
「それは、すべての原因による死亡率に対する調停政策または介入戦略の影響である」と彼は言った。
研究によると、Covid-19パンデミックによる超過死亡数は米国内で大きく異なった。一人当たりの高さは、たとえばミシシッピ州では全国の2倍近くと推定されているが、ワシントン州では半分にすぎない。
「テキサスでの過剰な死亡の一部は、昨年の停電の結果である。自然災害による死亡は常にある」と、米国疾病予防管理センターの主任死亡統計学者であるボブ・アンダーソンは述べている。アンダーソンはその新しい研究に関与していない。
「ある程度、報告の質は、死後検査などを行うために利用できるリソースに依存する。死の調査のためのリソースを持っている検死官事務所のある管轄区域は、地元の選出された検死官よりもうまくいく傾向がある。」
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仮訳終わり
いわゆる「超過死亡」は死亡統計などの人口動態統計で算出されます。
ウィキペディアではつぎのとおり。
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超過死亡率（英：excess mortality rate）とは、特定の母集団の死亡率（死亡者の数）が一時的に増加し、本来想定される死亡率（期待値）の取りうる値（信頼区間）を超過した割合のことである。「死亡率の変動」（英：Mortality displacement）とも言う。
これは通常、熱波、寒波、伝染病、パンデミック（特にインフルエンザのパンデミック）、飢饉、戦争などによって引き起こされる。
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引用一部 一部改変（行頭一文字空け）
説明では率（rate）で説明していますが、通常の死亡数推移との差を超過死亡数と表現できます。
しかし、そもそも、国民の数をはじめとする基礎統計や衛生統計がしっかりしていないと、超過死亡もわかりませんし、不正確になります。
それができていない国では絵に描いた餅です。
『 彼らは、インド、米国、ロシア、メキシコ、ブラジル、インドネシア、パキスタンの7か国が過去2年間のすべての超過死亡の半分以上を占めていることを発見した。インドだけで400万人以上の過剰死亡があり、米国では110万人以上が死亡した。』
もっとも、問題の国が抜けているなあというのが実感です。
ああ、基礎統計ができていないのですね。
あの国の統計は、なににつけても信用ならないのは、世界が認識しています。