武漢SARS 739 スイス大使館は中国メディアに科学者の偽ニュースを削除要請 | KGGのブログ

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https://www.bbc.com/news/world-asia-china-58168588

 

中国:スイス大使館が中国メディアに科学者のフェイクニュースを削除要請

スランジャナ・テワリ  BBCニュース

2021年8月11日 07hGMT

 

 中国のスイス大使館は、中国のメディアに対し、「虚偽の」ニュースが含まれているとの記事や投稿を削除するよう要請した。

 

 大使館はツイッターの投稿で、最近中国のメディアで引用されたとされるスイスの生物学者はおそらく存在しないと述べた。

 

 国営放送局は、Covid-19の起源とWHOの独立についての「ウィルソン・エドワーズ」からのコメントを含む記事を掲載したメディアの1つであった。

 

 それ以来、多くの局が彼への言及を削除した。

 

 スイス大使館はツイッターに投稿された声明のなかで、「わが国の注目に感謝しているが、残念ながらスイス大使館はこのニュースが誤りであることを中国国民に知らせなければならない」と述べた。

 

 CGTN、上海日報、環球時報などの組織は、Facebookのプロフィールに基づいていわゆる生物学者を引用していた。

 

 しかし、スイス大使館によると、Facebookアカウントは2週間前に開設され、友人は3人しかいなかったという。

 

 「このFacebookアカウントはSNSの目的で開設されていない可能性が高い」とスイス大使館は付け加えた。

 

 ミッションは、「ウィルソン・エドワーズ」という名前のスイス市民の登録簿はなく、その名前の学術論文もなかったと述べた。

 

 変更される前にBBCが見たある記事では、「ウィルソン・エドワーズ」はスイスの生物学者と呼ばれていた。

 

 チャイナデイリーの記事の行には次のように書かれている。「[ウィルソン・エドワーズ]は彼のFacebookアカウントで次のように述べている。「生物学者として、私は過去数か月にわたって、Covid-19の起源追跡がどのように政治化されたかを驚きをもって目撃した。」

 

 変更されたバージョンでは、ウィルソン・エドワーズへのすべての参照が削除された。

 

 上海日報のデジタルプラットフォーム『シャイン』は投稿で次のように述べている。「とあるヨーロッパの生物学者は、Covid-19パンデミックの原因となるウイルスを含む病原体の起源を追跡することに関する世界保健機関(WHO)の諮問グループは「政治的ツール」になったという驚くべき主張で前面に出てきた。」

 

 その生物学者は「WHOの独立」を心配していると付け加え、「米国は起源追跡問題で中国を攻撃することに夢中になっているため、データや調査結果に目を向けることに消極的である」と述べたと『シャイン』はその学者の言葉を引用している。

 

 スイス大使館は、記事の拡散は誠意を持って行われたと想定しているが、記事の削除または修正を「親切に求めた」と読者に保証した。

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仮訳おわり

 

 

 いわゆる五毛の人達のお仕事ですかね。

 嘘も100回言えば本当になるという、東アジア諸国のやり方、そのままではありませんか。

 

 これを「誤報」とはさすがに言えない。「捏造」ですね。これもお得意ですね。

 

 

 

「ウィルソン・エドワーズ」で検索したら次のようなものがありました。

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https://www.swissinfo.ch/jpn/新型コロナウイルス-ウィルソン-エドワーズ-スイス/46858706

「ウィルソン・エドワーズを探しています」 偽スイス人学者に大使館が反撃

 

スイスの生物学者を名乗る人物が世界保健機関(WHO)と米国をやり玉にあげ、それを中国メディアが大々的に報じた。だがこの学者は実在しない。

 

ジァニス・マヴリス

2021年08月11日 11:44 

 

 WHOは中国で新型コロナウイルスの発生源を特定するよう米国から圧力をかけられている。だが決定的な証拠は今のところ見つかっておらず、ウイルスが武漢ウイルス研究所から流出したとする論文は科学界で批判されている。

 

 これは中国政府が主張するストーリーで、あらゆるメディアで広まっている。論文は確かに議論が分かれているものが多いが、中国はWHOの見解が政治的に操られていると決めつけ、その背後で米国が糸を引いていると批判する。

 

 こうした中国の見方に味方する人物が登場した。ウィルソン・エドワーズと名乗る生物学者で、WHOに務める知人が調査結果を改ざんするよう米国に圧力をかけられている、とフェイスブックに投稿した。フェイスブックのプロフィールによると、この生物学者はベルン出身のスイス人。WHOに情報源があり、米国が「中国への攻撃」に「執着」していると断言する。この投稿は過去数日間、多くの中国メディアに報じられ、ソーシャルメディアで拡散されている。

 

 だがウィルソン・エドワーズは実在せず、投稿は偽アカウントのものだ。北京のスイス大使館は10日、ツイッターで声明を発表。①ウィルソン・エドワーズという名のスイス人は実在しない②この名前で書かれた生物学の学術出版物も存在しない③このフェイスブックアカウントは数日前に作られたばかりで、「友達」は3人だけ、投稿はこの1件だけであると指摘した。

 

 そのうえで、ツイートでは「ウィルソン・エドワーズを探しています」「もしあなたが実在するなら、お会いしたいものです」と冗談めかした。

 

 スイス大使館のツイートにはたくさんのコメントが付き、リツイートされた。フォロワーが1100人強の同アカウントからすれば「バズった」と言える規模だ。背景には、ツイッターやフェイスブックが中国では原則閲覧できず、中国市場は中国企業のプラットフォームが独占していることもある。だが大使館ツイートは、いささかセンシティブな問題を取り上げてしまったようだ。

 

 エドワーズなる生物学者が投稿を英語で書いたのには2つの狙いがありそうだ。1つは世界中の人々に呼んで(「読んで」の間違いでしょう: ブログ主註)もらうこと。そして同時に、中国国内の人々に対しては、WHOの背後にあるものが海外でも批判的にみられているとほのめかすとができる(その点、中立国であるスイスの科学者を名乗っているのもうなずける)。既に疑惑が渦巻いているところで、仮説をそれらしくみせるのは簡単だ。

 

 ちなみに偽アカウントの名前について少し調べてみると、面白いことがわかる。エドワード・O・ウィルソンというよく似た名前の生物学者は実在し、アリ学の専門家だ。

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引用一部 一部改変(行頭一文字空け、著者名カタカナ表示、日付表記改め)

 

 

 中国人氏名を英語表記する場合、中国では姓-名の順にします。英語圏の人は、名-姓とすることが多いです。

 今回のWilson Edwardsさん。どうみても姓-名と思えてしまいます。考えすぎでしょうか?

 最初に、この記事原文を読んだときに、違和感を感じました。それは、上の説明が原因であろうと思います。

 

 

 本文記事はBBCです。日本時間11日16時に出稿しています。12日11時現在、配信も含めて世界のメディアで報道しているのは、AP、ワシントンポスト、ABC、ガーディアン、テレグラフ、ヒンドゥスタン・タイムズ、アルジャジーラ、ホンコンFP、ニューズウィーク、アウトルックインディア等など。

 日本メディアはどうなのでしょう?

 中韓大好き日本メディ屋は報道しているのでしょうか。

 

 これは、大変大きな問題だと思うのですが。

 

 情報戦争がすでに行われているという認識を再確認しました。