武漢風邪400 T細胞の反応は感染後半年続く | KGGのブログ

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https://www.bbc.com/news/health-54781496

T細胞応答は「Covid感染後6か月続く」

フィリッパ・ロックスビー

健康記者

2020年11月2日19hGMT

 

 

 科学者たちは、人々が感染してから6か月後にCovid-19に反応する免疫細胞の証拠を発見した。

 ウイルス感染者100人の研究では、症状のある人ははるかに高いT細胞反応を示した。

 しかし、これが再感染に対するより良い保護につながるかどうかはまだ明らかではない。

 

 英国の研究チームは、調査結果は免疫に関する「パズルのほんの一部」であり、学ぶべきことがまだたくさんあると言う。

 重要な問題は、コロナウイルスに一度感染すると、再び感染するのを防ぐことができるかどうか、もしそうなら、この免疫がどれくらい続くかということである。

 科学者は、抗体が感染後約10日から体内で作られることを知っているが、時間の経過とともに減少するように見える。彼らはそれを止めるためにウイルスに固執する。

 

 彼らはまた、T細胞と呼ばれる一種の免疫細胞がウイルスに感染した細胞を攻撃することを発見した。これは細胞性免疫反応として知られており、重要な場合もある。

 

 まだ査読もジャーナルにも発表されていないこの研究は、T細胞がより重要な役割を果たす可能性があることを示唆している。

 

 この研究は、バーミンガム大学、NIHRマンチェスター臨床研究施設および英国公衆衛生サービスが関与する英国コロナウイルス免疫学コンソーシアムによって実施された。

 

「初期の結果は、T細胞応答が初期の抗体応答よりも長持ちする可能性があることを示している。これはCovidワクチンの開発と免疫研究に大きな影響を与える可能性がある。」英国公衆衛生サービスの研究著者兼コンサルタント疫学者であるシャメツ・ラダニは述べている。

 

 バーミンガム大学教授ポール・モスは、この研究は「感染後6か月で強力な細胞性免疫が維持されることを示した」世界初の研究であると述べた。

 

 これは、3月または4月にコロナウイルスに感染し、軽度から中等度の症状または無症候性のいずれかであった23人の男性および77人の女性医療従事者から採取したサンプルに基づいている。それらのどれもCovid-19で病院に入院するのに十分な症状を示さなかった。

 

 研究者らは、良好なT細胞応答により、症状のある人が再び感染するのを防ぐことができる可能性があると述べている。

 

 しかし、無症候性の人々は、大きな免疫反応を構築する必要なしに、ウイルスと戦うことができるということもあり得る。

 

 彼らは、ワクチンの試験でT細胞応答をチェックすることが重要であると述べた。

 

 教授モスは、「症状のある人が将来、再感染からよりよく保護されるかどうかを調べるために、さらに研究が必要だ」と述べた。

 

 英国免疫学会の会長である教授アルネ・アクバルは、この研究を「SARS-CoV-2に対する免疫の理解における一歩」と呼んだ。

「感染後の免疫に対するT細胞の寄与を分析することにより、感染後の個人の保護という複雑な問題をより明確に把握することに近づいている。」彼は述べた。

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仮訳終わり

 

 

 

「まだ査読もジャーナルにも発表されていないこの研究・・(This study, which has not yet been peer-reviewed or published in a journal,)」

 

 論文は未発表のものとされています。なにかで公表すると、その時点ですでに「周知されたこと」として、論文受入を拒否される場合がありますが、どういう状況で、この記事になったのでしょう。

 

 ジャーナルに投稿しただけの状態でしょうか。投稿のための受入許可がまだで、これから査読なのでしょう。焦りすぎではないですかね?

 

 

 

 SARSウイルスであることは確かですので、SARS-CoVによる疾病が「SARS」であれば、SARS-CoV-2による疾病もそれなりの命名が必要でしょう。中国の息がかかったWHO事務局長の「Covid-19」や米国大統領の「中共ウイルス」「武漢肺炎」などという品のない言葉ではなく、ちゃんとしたものが必要でしょう。学術的にも、原因ウイルスと疾病名がはっきり分かるものが必要ではないでしょうか。

 

 私も今まで疾病については武漢風邪という表現を採ってきました。「風邪」は「スペイン風邪」に準じたものとして表現しましたが、あまり適切ではないと思います。風邪という呼吸器の症状だけではありません。複雑な症状をとります。それに対して、以前はSARSという疾病名を使用しました。

 

 今回の感染症もSARSと似たような症状を呈することから、やはりSARSという表現は使用したいと思います。

 

 結論として、401報以降については、「武漢SARS」という表現を採りたいと思います。2003年のSARSと紛らわしいのであれば、最初のものは広東SARSとして分別すれば、今後、同様のコロナウイルスによる感染症が出てきた場合も簡単に命名できます。原因ウイルスと感染症名の関連性を『誰しも理解できる』ものが必要でしょう。