中国政府はセンザンコウを保護 | KGGのブログ

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https://www.bbc.com/news/science-environment-52981804

中国で保護が強化されたセンザンコウの希望

ヘレン・ブリッグス

BBC環境特派員

2020年6月9日

 

 報告によると、中国は伝統的な漢方薬の公式リストからセンザンコウを削除した。

 

 中国の『健康時報』が報じたこの動きは、中国が先週、動物の保護状態を最高レベルに引き上げた後に行われた。

 

 そのうろこで覆われた哺乳類は、その鱗と肉を違法に狩ることで瀬戸際に追いやられた。

 

 8種すべてが絶滅の危機に瀕している。

 

 保護団体は、より大きな保護への動きを歓迎している。『Save Pangolins』のポール・トムソンは、センザンコウは画期的な瞬間だったと語った。

 

「中国が伝統的な薬からセンザンコウの鱗を段階的に廃止する動きは、私たちが待ち望んでいた変化をもたらす可能性がある」と彼は言った。

「中国の次の動きが規制を強化し、消費者の行動を変えるために取り組むことになることを願っている。」

 

 そして、動物福祉キャンペーングループの『ワールド・アニマル・プロテクション』のキャサリン・ワイズは、中国がセンザンコウを最高レベルの保護にアップグレードし、中国薬局方からそれらを削除したことは「素晴らしいニュース」であると述べた。

 

 彼女はこれをすべての野生動物に拡張するよう求め、彼らは「センザンコウのように野生から密猟されて、しばしば卑劣な窮屈な檻に入れられて、致命的な病気の温床を作り出している」と語った。

 

 センザンコウは、捕食者から保護するように鱗の層で覆われている。センザンコウの肉は珍味と見なされているが、うろこは伝統的な漢方医によって非常に切望されている。

 

 中国は(コロナウイルス)発生後、食用に生きた野生動物の摂取を禁止したが、薬や毛皮などの特定の免除がある。

 

 センザンコウは、Covid-19と同様のコロナウイルスの株を運ぶことが判明しているため、脚光を浴びている。科学者は、違法売買されたセンザンコウがウイルスの動物から人間への移動に影響を与えたかどうかを調査しているが、証拠は不明である。

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仮訳終わり

 

 

BBC記事から

 

 

 

 センザンコウは不思議な動物です。生きている姿は見たことがありません。

 漢方薬店の後ろのガラス棚にしまわれていたのは見たことがあります。昔の話です。

 

 本文の中に「8種の」とありました。ウィキをみてみるとつぎのとおり

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 鱗甲目(Pholidota)は、哺乳綱に分類される目。現生種ではセンザンコウ科のみで本目を構成する。以前は有鱗目とされることもあった。

 

分布

 アフリカ大陸(セネガルからケニア・南アフリカ共和国にかけて)、アジア(インドから中華人民共和国南部、台湾、スマトラ島、ボルネオ島にかけて)

 

分類

 形態や食性から、古くは貧歯目に含まれていた[5]。体の構造が異なるため別の目として独立させられた。従来の化石研究では食肉目に最も近い動物群であることが知られていたが、近年の遺伝子研究に基づく新しい系統モデルでも、4つの大グループのうち、「ローラシア獣類」の1つとして、食肉目、奇蹄目などの近縁グループとされている。多数の絶滅群を含むキモレステス目内の有鱗亜目・鱗甲亜目とされることもある。

 アフリカ大陸に分布する種をアフリカセンザンコウ属Phataginusに分類する説もあった。一方で現生種と化石種1種の頭蓋の比較から、それらは全体として単系統群だがアフリカセンザンコウ属Phataginusは偽系統群であるとしてセンザンコウ属のシノニムとする説もある。以下の分類・英名はMSW3(Schlitter,2005)に、和名は川田ら(2018)に従う。

Manis亜属

Manis crassicaudata インドセンザンコウ Indian pangolin

Manis pentadactyla ミミセンザンコウ Chinese pangolin

Paramanis亜属

Manis culionensis パラワンセンザンコウ Philippine pangolin

Manis javanica マレーセンザンコウ Sunda pangolin

Phataginus亜属

Manis tricuspis キノボリセンザンコウ Tree pangolin(Phataginus属に分ける説もあり)

Smutsia亜属

Manis gigantea オオセンザンコウ Giant pangolin(Phataginus属、Smutsia属に分ける説もあり)

Manis temminckii サバンナセンザンコウ Ground pangolin(Phataginus属、Smutsia属に分ける説もあり)

Uromanis亜属

Manis tetradactyla オナガセンザンコウ Long-tailed pangolin(Phataginus属に分ける説もあり)

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引用一部 一部改変(行頭一文字空け、文献番号削除、読み仮名削除)

 

 なるほど8種います。アフリカ・アジアに分布するとありました。

 

 日本では上野動物園でしか見ることができないようです。生きた姿を、です。