Miss Hawaii (ex:Akadama Bros・Hallo Werner Clan) | KillerKiller Records 覚え書き

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takuchiのレコード覚え書き
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鎮座ドープネスとのコンビ、Miss Dopenessとしても活動するドイツ在住の
日本人トラックメイカー/ラッパー、Miss Hawaii a.k.a. Teppei Ozawa。
エレクトロニカレーベル19等身などからソロでインストアルバムを発表したり
多くのユニットに参加していたりと精力的に活動されてる方です。
最近AKADAMA BROSという別ユニットでのレコードがリリースされたので
このタイミングでトラックメイカーとは別の、
ラッパーとしてのMiss Hawaiiに注目してまとめてみようと思います。


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AKADAMA BROS 「SUNSHINE」 12"

 

A1: SUNSHINE

A2: MIJIKAI JINSEI

A3: R AND B

A4: AKADAMA 2017

B1: AKADAMA DUB

B2: SUNSHINE (Technoman NYC Remix)

B3: SUNSHINE (CandieHank Night Remix)

 

イギリスで活動する日本人サイケバンドBo NingenのヴォーカルTaigen Kawabeと

Miss Hawaii、鎮座ドープネスの組んだユニットの17年の12"。

こちらではMiss Hawaiiはトラックをメインに担当。

Taigen Kawabeがメインでラッパーとしてマイクを担ってます。

全体的に浮遊感のあるエレクトロニカトラックに

Taigen Kawabeのフリーキーなハイトーンラップが映えます。

Bo Ningenの曲はYoutubeで数曲聞いた程度なのですがそれともまた違うスタイルで

個性的な抑揚で言葉を紡ぐフロウはかなり特徴的でいいですね!

鎮座はSUNSHINEの一曲のみに参加。

相方の個性に対してかいつもより抑え気味な渋めなラップ。

A3ではMiss HawaiiもFuffie Daddy名義でマイクを握ってます。

淡々としたフロウ、というか雰囲気が独特。

SUNSHINEはメインは可愛げなエレクトロニカレゲエといった趣ですが

B3のリミックスもTaigen Kawabeのフリーキーなラップを最大限に活かす

ファニーで怪しげなトラックに仕上がっていてとてもいい!

 

 

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JACQUES PALMINGER & The Kings of Dub Rock 「Lied fürAlle」 12"

 

A1: Lied Für Alle

A2: Lied Von Allen

A3: Chor Für Alle

B1: Da Ham Gää (Lied Für Alle)

B2: Beat Für Alle

 

2010年、自分が最初にTeppei Ozawaを知ったレコード。

ドイツのシンガーJACQUES PALMINGERの12"。

Lied Für Alle という曲をリミックスという以上にいろんな表現で収録したレコードですが

エレクトロニカ版とでもいえる「 Da Ham Gää (Lied Für Alle) 」に

Miss Stereo und Teppei Ozawa名義で参加しています。

木琴を基調にした四つ打ちトラックにLied fürAlleの日本語訳である

「みんなのための唄」を、ラップというかなんというかひたすら繰り返したり歌ったり。

静かなのにやたら気になるトラックに仕上がってます。

なにげにロックオペラ版といった趣のA2にも参加。

ちなみに、オリジナルはぼんやりしたおじさんが歌う童謡のような歌で

もともとそれにはまってこのレコード買いました。MVもホント最高なんで是非!

他のトラックでの料理のされ方もまた秀逸です。本当に大好きなレコード。

 

 

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HALLO WERNER CLAN 「WE-RnER」 LP

 

A1: BASSTOWN

A2: FUFFi DADDi HAST DU MAL NEN ZEHNER

A3: Pommes mit Reis (BiELE FUNK RMX)

A4: ZOMBiSCHNECKEN feat.PiNT MURDERA,BELAY(EiGELSTEiN ROYAL)

A5: YEAH YO!

B1: GANGSTER PRAKTIKANT

B2: WERNER BOSSA feat.TRiKE

B3: AMEISE

B4: VORSICHT

B5: SKIP

B6: SCHhöNE GRüSSE AUSM KAROViRTEL feat.NORMAN

 

Miss Hawaiiがラッパーとしても参加するドイツのHIPHOPクルー

HALLO WERNER CLANの自身のレーベルDE LA ROLLから13年のLP。

以前からドイツのラップの響きがすごく好きなのでかなりツボをつかれるクルー。

A面をBelayが担当しエレクトロ、BASSよりなトラック、

B面をBenni BoとMiss Hawaiiが担当でやはり少しエレクトロニカ寄りな雰囲気。

Benni Bo、ラッパーとしても超低音がドイツ語と相まって雰囲気あり。

基本的にはドイツ人ラッパーに混じってMiss Hawaiiもドイツ語でのラップですが

A1「BASSTOWN」ではがっつりと日本語でのラップを披露。

洗練されないむき出しのラップがエレクトロと相まって下世話感あり、大好き!

他の曲もめっちゃダウンテンポなのからボサノヴァを消化したものや

さらにはBaile Funk経由のものまであり実にツボをつくバラエティのあるアルバムです。

個人的な癖として海外の曲に唐突に日本語のヴァースが入るのが大好物です!

 

 

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SENSATIONAL meets HALLO WERNER CLAN 「TOUNO」 7"

 

A: TOUNO

B: TOUNO inst

 

15年、4枚目の7"。

元Jungle BrothersのSensationalとの共演作。

遠野物語の朗読サンプリングから入るものの

それ以外のタイトルとの関係性は謎。

つんのめり気味なトリッキーなビートにもかかわらず

スムースに乗っていくSensationalはさすがアングラの雄。

Miss Hawaiiも軽くサグい感じを醸してストリート感あり、

めっちゃ好みのHIPHOPトラックです!

 

 

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HALLO WERNER CLAN 「HEFTICH UNTERWEGS」 7"

 

A: Heftich Unterwegs

B: Ein für den Werner

 

16年、5枚目の7"。

LPのパーティ―感から一転して両面とも超スローなトラック。

トラップあたりとの親和性がありそうですね。

エフェクトかかりまくった唄も入ったり。

B面ではめっちゃフラットなノリの日本語ラップも。

雰囲気としてはダークな要素が多いのにそうなりすぎない絶妙なBASSミュージック。

ここからAKADAMA BROSで使ってたFuffie Daddy名義になってます

 

 

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Hallo Werner Clan 「Vorsicht」 7"

 

A: in the house

B: Vorsicht

 

ここからの2枚は日本語でのラップは無いですがせっかくなので。

09年、HALLO WERNER CLANとして最初のリリース。

エレクトロニカ感のあるビートにラップではなくBenni Boの喋りが乗る「in the house」。

LPにも収録の、ローなエレクトロビートでダラダラっとしたラップを聴かせる「Vorsicht」。

なんともテンションのあがらない2曲を収録ですw

うちのはホワイトバイナルですが133枚限定のゴールドバイナルもあるとか。

 

 

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HALLO WERNER CLAN 「POMMES MIT REIS」 7"

 

A: POMMES MIT REIS

B: FUFFI DADDY HAST DU MA NEN ZEHNER

 

12年、3枚目の7"。

A面はLPにも収録されたドイツ産バイレファンキ風トラック!

タイトルは日本語で「フライドポテトと米」

ポテトの横に白米を添えたものをPVでめっちゃハイテンションで貪り食ってるんですが

うまいんですかそれ?めっちゃ楽しそうではあるがw

LPではPVの導入部も入ってるので使うならシングルで。

自分がバイレ好きだから贔屓目なとこもあるかもですが超楽しい!

B面もLP収録のディスコトラック。

どこかイタロ感のあるシンセディスコでバブル感あるのに

およそやる気を感じられない歌が素晴らしくミスマッチで好き。

 

HALLO WERNER CLANはあと7インチ「HIPHOP TRAUM」と

Beleyの所属するEigelstein RoyalのLPに参加してる曲があるようです。

日本で購入するのは難しい音源ばかりなので

まずは結構な数がYoutubeで公開されているPVをチェック!