気胸と胸腔鏡手術の体験記

気胸と胸腔鏡手術の体験記

29歳で人生初めての気胸(原発性自然気胸)になり、玉川病院で胸腔鏡手術を受け、海外出張するまで。

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海外出張から戻って参りました。
この数カ月、ほんとに忙しく、激務で激務で。。

それもこれも海外出張の準備のためだったのですが、
気胸の手術後のフライトについては、皆さん、心配する点だと思います。

ここで私の経験は参考になるかもしれません。
この4カ月で、アメリカやブラジル含め、中南米での仕事のため、
30回以上、国際線に乗りました。
それでも、なんともありません。
肺はバッチリOKです。

最初の1,2回かな。成田からアメリカに向かう国際線は不安でしたが、
その後はへっちゃら。

ていうか、4か月で30回とか、どんだけやねんと。。
アメリカン航空やデルタ航空など、いろんな会社でマイルが貯まりまくって、
一気にゴールドになりました(笑)

私は軽度の気胸でブラも少なかったので参考までですが、
こういう丈夫な奴もいるということは、
ひとつの安心材料になるかもしれません。

今後も海外出張は続きます。
というより、そういう仕事だからこそ、私は玉川病院で胸腔鏡手術を決意し、
そのリスクを取りました。

結果、いまは健康です。本当に丈夫になりました。

気胸は、治せます。
気胸で本当に悩んでいる方、玉川病院の先生の腕を信じて、相談してみてください。

今後も海外出張や国際線に乗ったら報告してみたいと思います。



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最後の外来診察に行ってきました。
レントゲンを取っても、やはり肺の状態は良い。見えるブラも無い、とのこと。やった!
ただし両肺再発の可能性は3割ということで、まだ左肺は不安が残る。
手術後の右肺付近(乳首とか脇腹)の違和感みたいなのは、2か月単位で少しづつ収まるはずとのことで、来年の4月ぐらいまで様子を見たいと思う。たしかに少しづつ気にならなくはなってきているような。

これをもって、定期的な外来は終了となりました。
1月に発症して、4月に手術、それから半年で外来不要とのことで、
右肺については完治、ということです。とても嬉しい。
片岡先生には、本当にお世話になりました。
玉川病院の皆さんに感謝申し上げます。

さて、こうして気胸そのものの不安は無くなりましたが、
残念なことにケロイド体質らしく、手術の痕がケロイドとして、
本当に少しづつですが、残ってしまっています。

前回は皮膚科に行ってくださいとのことでしたが、
外来の看護師さんの計らいで、玉川病院の皮膚科の先生に見てもらうことになりました。
皮膚科は、なんと、外科の右隣!
10カ月以上通院していたけど、全く気付きませんでした。
目と鼻の先とは、こういうことだなぁと思います。

さて、皮膚科の先生に診てもらうと、やはりケロイドだということ。。
このままだとずっと体の内側から広がっていくので、
今は痛みは無くても、そのうち痛みが出てしまうかもね、と。

薬としてリザベンを処方してもらうとともに、ステロイド剤の貼り薬として、
トクダームテープというのを貼ってもらいました。
リザベンは本来アレルギーの薬ということですが、皮膚の赤みを小さくなることが分かり、
今ではケロイドの内服薬として知られています。
ステロイドのテープは、やはり諸説ありますので気になりましたが、
皮膚の赤みをひくにはステロイドじゃないとやっぱり効かない、とのことです。
透明なシート型テープになっていて、キズの形にあわせてハサミで切り、1日1回貼ります。
ケロイドはテープを貼らないと治らない、とも。
一点注意されたのは、キズの形から大きすぎると他の皮膚を痛めてしまうことになるとのこと。
ケロイドに有効なステロイドとは言え、だからこそ、付き合い方には注意が必要です。
このテープ、最初は若干のかゆみがありました。
でも、その後は全く気にならなくなって、テープ貼ったままで2,3日気付かず、シャワーで気付く、なんてことも。。

ところで術後創に対しては膿を出してキズパワーパッドとか貼ったりしましたが、
あくまでこれは皮膚表面のキズにしか効かないものなので、
ケロイドには効果は無い、とのことでした。。そりゃそうだな(笑)

なお、キズは乾燥が悪い!とのこと。皮膚科の先生が言うから間違いないでしょう。
やはり湿潤療法は効果があるのだと納得したところでした。

ケロイド治療は数カ月~1年と長期戦にもなるようなので、まぁ気長にやってこうと思います。
別に痛みとかないしね。男だから見た目も関係ないし。笑



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ナイナイ矢部、自然気胸で緊急入院
http://www.sanspo.com/smp/geino/news/20120909/owa12090904050003-s.html

右肺自然気胸で、20代後半以降の発症ですので、私と同じく喫煙が原因で肺にブラ(薄い気泡)ができていたのでしょう。ただしブラが破裂して気胸になるのは、ほぼストレスが原因ですので、最近の激務がたたったのでしょう。ひょっとしたら、ガリタ食堂のデブエットがストレスだったのかもしれませんね?

初発で一週間で退院ですから、今回は胸腔ドレナージで右肺が自然にふさがり、膨らむのを待つということで、手術はされないのだと思います。しかし再発の確率も高いので、次に破れたら胸腔鏡手術でしょう。

来年一月にはTBS青木アナとハワイで挙式予定とのことですが、気胸になったら一ヶ月程度は飛行機は乗れない(航空会社によっては乗せてくれない)こともあり、このまま何もなければギリギリOK、もし再発したらハワイはNGとなるかもしれませんね。。

今後の芸能活動への影響ですが、半年ぐらいは海外や沖縄、北海道など、フライトが必要な仕事は控えることになるでしょう。また、潜水やスキューバダイビングなど肺に気圧の負担がかかるのもNGでしょうね。右肺は再発の可能性が高いですし、人間のカラダは左右対称なので、左肺にもブラはあると考えられます。

しかし、元気な彼女がいることのありがたさを、しみじみ感じられる良い機会になったのではないかと。

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