ヤンマーロータリーの深耕調整について | 菊地農機ホームページ担当者のブログ

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純正ロータリーの耕うん深さに関する質問や調整も多いですので書かせて頂きます!
特に20馬力前後のトラクターで深さトラブルが多いですのでもし気になるような方は最後まで読んでください。
 
下の写真はEF200シリーズに装備させれているERロータリーです。
 
AF200シリーズ時代から現在のYT200シリーズまで機能や操作は継承させていると思います。

 

皆さん田んぼの耕うんの深さって何センチくらいですか?

もちろん圃場条件や地域によってちがいますが15~25センチくらいが標準ではないでしょうか?

 

最近は「浅い耕うん」が主流になっている気がしますが15~20cm位を基準にしているかたは多いと思います。

 

耕うんロータリーって深くすると安定するけど、浅い耕うんだときれいにならなかったり、波が出たりするときがあります。

ヤンマーのロータリーに限らず操作や条件によって思うようにいかないことがありますが、しっかり自分の機械の特徴を理解して使用できれば、耕うんでのトラブルは減ると思います。

 

ヤンマー200シリーズのロータリーについて

AF、EF、EG、YTの200シリーズに装着されているロータリーは使用方法がほぼ一緒です。

ロータリー型式だとR、ER、RB、EB200シリーズです。100シリーズもほとんど同じになります。

 

作業機の昇降レバー近くにあるダイヤル、もしくはレバーにて深耕調節を行うのが基本ですが、それだけでは浅い耕うんが出来ない方は、ぜひ回動調節を試してください。

回動調節はロータリー中央より右側にあるハンドルを回すことにより可変します。

 

下記写真はER215のロータリーですが表示が分かりやすいので参考にしてください。

 

 
とりあえず黄色表示の普通耕うん3~4に合わせてしまいそうですが、春耕うんの部分を見てみると5~6になっています。
要するに数字を上げていけば浅い耕うんが出来るということです。実際に目盛り5に合わせて耕うんしてみると20センチ以下くらいで安定して耕うんできます。
 
 
 
 
回動を調節することにより、リヤカバーの地面への接地が早くなり、自動深耕の感度もよくなるということです。
 
実際に平らな場所でロータリーを地面に落とし、目盛りを5にしてみると地面とリヤカバーの隙間が少なくなります。
これなら実際の耕うん中もセンサー反応が早くなり、浅めに耕うんすることが可能ですね。
 
 
皆さんのロータリー調節はどうなっていますか?
もちろん上記に書いたことは説明書にもあるのですが、なかなか読む時間がないまま、機械を使用する方も多いと思いますので、もし気になっている方いましたら試してください!