第473話

こんばんは
菊水千鳳です

 上野にある東京都美術館で
4月7日㈰まで開催されている
《奇想の系譜展》


前回の日記の続きです。
今回は永沢芦雪(ながさわ ろせつ)さんの画の中から感得したメッセージをご紹介します。


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No.33 白象黒牛図屏風
大きな屏風めっぱいに黒い牛と、白い象が描かれています。
白い象の背中には、2羽のカラスが描かれていて、黒い牛のお腹の辺りには、かわいらしい仔犬が描かれています。

パンフレットより↓

ひと言
【 平和 仲間 】
(これだけでしたが、納得しちゃいました(^ω^))


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No.46 山姥図
等身大より若干小さい山姥(やまんば)の画。山姥の着物は裾が擦り切れ、白い髪も足の爪も伸び放題で、ぼろぼろに破けた傘を持って、こちらをジロッと見ています。山姥の足元には真っ赤な子どもがいて手を引いていました。

山姥
【 ワシは鬼じゃ

実在した鬼じゃ

今はもう 見かけなくなっただろうか
どこそこかに ひそんでおるぞ

大抵の山姥(やまんば)は 人の手により鬼と化した...】

マジか…😱💦
昔と違い、人口増加で隅々にまで人が住むようになりましたし、見かけませんね。
それでもどこかにいるんでしょうか…  会いたくないっすね💦


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No.45 方寸五百羅漢図
掛け軸の真ん中に、約3センチ四方の小さな小さなキャンパスの中に、細かいながらも500人もの羅漢や、他にも象や虎や獅子などが描かれています。

(注)キチンと数えてはいないので(笑)、500人も描かれていたかは分かりません。(見えませんでした)

ミニチュアの五百羅漢を見て、

俺達
『うはー!筆で書いてるんだよね?!ありえなーい😆!』

すると、
【 遊び心
つまらんよりマシだろ?】

と、明らかに作者の声でした。
驚かせたい、愉快にさせたい、どんなもんだい!と思われたい、そんな感情でした。 
それと共に、どんな小さなものにも仏が宿っている、という仏性を表現したかったようです。
小さな五百羅漢一体一体をお米に見立てて、お米一粒にも仏が宿っているんだよ
そんな思いも伝わってきました。


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No.40 なめくじ図
色紙くらいの大きさの中に、
一匹のナメクジと...
ナメクジが這ったあと...(^^;)
透明な粘着質の液体が通った道のりが描かれていました(笑))

作者
【 ふとしたことで
描きたくなってくる】
だそうです(笑)
ナメクジを見て、あ!書きたくなったみたいな衝動でしょうか…👍


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No.35 雲竜図(展示期間 前期のみ)
モノクロの画でした。雲の中から龍が現れています。
メッセージはありませんでしたが、
もの凄い圧!!
俺も隣にいたSさんも、画の前に立ったとき、後ろに吹き飛ばされそうな氣が飛んできました。 


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No.31 龍図襖

パンフレットより↓

ポストカードより(拡大図)↓

龍神
【 龍の背に乗って
どこか行くか 】

更に
続いて、
【 フフン
目を見張る画だろ

ただの肖像画ではない
まるで画が動き出すかの如く

この作者に
大変敬意を表している】

この龍の画が今回、最もパワフルで存在感がありました。
龍神を間近に拝むならこの画ですね🐉


次回は《奇想の系譜展》日記の最終回になる予定です。
白隠慧鶴(はくいん えかく)さん の画から感得したメッセージをご紹介します。 

🖼 興味のある方は是非、間近で感じてみてください。

奇想の系譜展日記 
はこちらからもご参照できます。