私が思う名盤アルバムランキング | 菊原ヲトメとブログ 〜もしもし、無情さん?〜

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Yahoo!ブログ閉鎖という悲しいお知らせのため、アメブロ住宅地に引っ越してきました。
くだらない文章や日記ですが、どうか皆様よろしくお願いします。

最近 とある事情でゆったりしております。なので、久しぶりに学生時代にブログでやっていた企画をやってみました。
もちろん、自己満足の企画です。

私が思う名盤アルバムランキング

第10位 ゆらゆら帝国「ゆらゆら帝国のしびれ」

バンド系の音楽をほぼ聴かない私が「好きなバンドは?」と聴かれて答えるのは ゆらゆら帝国だけです。
どこで知ったのかは覚えていないのですが、初めて「侵入」「時間」を聴いた時の恐怖は忘れられません。この人たちは私たちとは反対の違う世界を歩いている 当時の私はそう思いました。
「貫通」で初めて音楽による シビれを経験し、その流れで「無い!」の喪失爽快感を味わいました。
「無い!」はライブバージョンもかなり最高なんですよね。

第9位 タモリ「ラジカルヒステリーツアー」

小学校の高学年から中学の二年くらいまでの月末の楽しみといえば 駅前のTSUTAYAに行く事でした。涙ながらに頼んでCDを5枚ほど借りるのが楽しみで楽しみで仕方がありませんでした。CD5枚1000円栄光なり。
YMO関連CD 電気グルーヴ クラフトワークの他 当時流行っていた邦楽CD 映画サウンドトラックなど色んなCDを借りて楽しんでました。
そんな時にふと見つけて借りたのが、タモリのラジカルヒステリーツアーです。今思えば、こんな名盤が田舎のTSUTAYAに並ぶなんてなかなか品揃えの良いお店だったんだなと思います。
四カ国麻雀や個人的な大好きなタモリのエセ講談などが入ったタモリ1.2とは違って ゴージャスな演奏が渋くてたまらない歌がメインの「ラジカル〜」の良さは中学生の私には理解出来ず 曲間の不思議なドラマだけを聴いていました(今、聴いたら めちゃくちゃで寺山修司のモノマネとかも沢山あって面白いですんけどね)
しかし、聴けば聴くほど凄く良いのです。きっと明日聴く時にはもっと良いんでしょうね。
タモリのボーカル、ゴージャスでおしゃれなバンド、そして 最高の効果音による不思議な物語。

第8位 Thundercat  「Drunk」
 
とにかく洋楽に疎いんです。
これは割と最近知ったアルバムですね。サンダーキャットもどういう人なのか分かりませんが、図書館で見つけて何かで衝動的に借りて聴きました。
とにかく 頭の中に巡り巡る違和感の気持ちの良さ この矛盾がたまりません。タイトル通り、酔っ払った時のドロッとした物が右往左往するのが気持ち悪かったり それが気持ちよかったたり。
「Bus in These Streets」を聴きながらほろ酔いで梅田の夜を歩いたのは気持ちよかったな〜
不思議なアルバムなんですが、どこか今いる生活から分身していく感じを味わえるのが好きで いつもフルで聴いてしまいます。
キマってトリップするというよりかは 「Tokyo」のように、日常生活の中でイヤホンを装着した自分の頭だけで非日常を楽しめるのが私は好きですね。

第7位 SMAP 「ス」

私が人生で初めて買ったCDがSMAP、FCに入っていたくらいの 通称スマヲタなんです。なのでSMAPは必ずランクインしますよね、えへへ
この「ス」はダイナマイトやセロリというヒット曲が収録されていて、1996年最も尖ってる頃のSMAPのアルバムだと思います。
1.2曲目の「Theme of 011」「Everything is Cool」の作曲と演奏をナイル・ロジャースが担当されていて、もうすごいのです。実際 初期のSMAPアルバムだとオマー・ハキムとかすごいメンツが演奏を担当されているのです。 
そして、メンバーのソロがわかりやすいのも特徴的です。忌野清志郎のカバーのキムタク、はしゃぎ放題の慎吾くん、そして吾郎ちゃんはスローなボサノバw
他にも「バタフライ」「Hi-Fi」など 当時のジャニーズにしてはアダルトな歌も沢山あって、疾走感もあり ドライブにはもってこいなアルバムです。

第6位 電気グルーヴ「VOXXX」

電気グルーヴは外せません。しかし、どのアルバムにしようか迷いました。 どの曲も中毒性は激ヤバなんですけど、聴きやすさなどもふまえ 完璧なアルバムだと思う「TROPICAL LOVE」  「A」 「人間と動物」、とにかくハイテンションになれる「イルボン2000」も好きなんですが、、
やっぱり 当時の狂気 電気グルーヴにしか作れなかったであろうVOXXXを選びました。
凄まじい麻薬をキメたかのような「エジソン電」(全部瀧さんが悪い) バッキバキにかっこいい「ジャンボタニシ」や「フラッシュバックディスコ」 めっちゃくちゃな世界の中ずっと格好良い、最後の「涙もろいというか…」の謎部分さえもシビれます。

第5位 石野卓球 「TITLE #1」

石野卓球大先生からはTITLE シリーズの第1弾を。
全体的に夜な雰囲気のこのアルバム、ダークなビーツがいつ聴いても色褪せず 毎回 暗闇の中での模索の楽しさを感じさせてくれます。
特に「Aoi Neon」から「Twilights」の流れはたまらないです。これを聴きながら深夜高速を走っていたらさぞ気持ちの良い事でしょう。
さらに「The Rising Suns」でテンションは爆上がり。
ただただ皆でワーワー明るく楽しいだけのクラブミュージックを想像をしていた私に どこかアンビエントでダークだけど ボンボン低音ビートが効いて、夜に聴くのが最適な気持ち良い音楽を石野卓球大先生は教えてくれました。ソワソワしながら歩く暗い冒険のようなDJミュージック
個人的な話ですが、このアルバムを聴くと夜行バスに初めて乗った日のことを思い出します。10年以上前だと思うのですが、前方のカーテンを閉め忘れたのか 景色が全開。真夜中の高速道路、オレンジに光る工業地帯、緑色のトンネル 走行中に聴く微量の音の「TITLE #1」最高でした。

第4位 Power Themes 90

というか、名盤という言葉の概念を私はイマイチよく分かってないのですが、名盤と聞いた時にパッと浮かんだのがこのアルバムでした。果たしてこのアルバムが名盤と言って良いのかわかりません。
このアルバムは サンダーバードを代表とするスティングレイやプリズナーNo.6などのアンダーソン ITC作品のテーマ曲をリミックスした作品集です。
タイトルにもあるように90年代初頭に作られたリミックスなのでやや古さを感じますが、原曲と作品へのリスペクトがフルで込められてます。
個人的に「Space1999」「DangerMan」の暗めのリミックスもかっこよくて好きですが、サンダーバードのテーマが一番ですかね。 何度聴いても良いのです。
このリミックスは劇中の台詞や効果音が多数使われてますけど、それがまたかっこいいのですよ(英語ですからね)
これもまた個人的な話なのですが、このアルバムは私が4歳の頃にレンタルショップで借りてきたアルバムを母がカセットに入れてくれて 私はそれを毎日の様に聴いていたのです。なので、もう25年以上聴いていますね。
私にとって名盤とは 昔から聴くと落ち着くもの という意味でもあるみたいです。

第3位 坂本龍一「千のナイフ」

何といいますかね、完璧 としか言いようがないアルバムですよね。 全てが計算され尽くされていて どれだけの時間をかけてこのアルバムが作られたかと思うと 教授すげえなと思います。とてもじゃないけど 40年以上前に作られたとは思えない出来だし、さらにいえば 400年以上前に作られたクラシックと言われても 私は信じると思います。
最近のアルバム「async」も責めた内容で好きだったのですが、YMOアルバムと同じく 原点にして頂点の極みだと思います。
一つずつ説明をするのが野暮だなと思うくらい 完成された作品です。渡辺香津美のギターソロもめーちゃくちゃかっこいい。
昔は「Island of Woods」「The End of Asia」が好きだったのですが、今はどうだろう…  やっぱり「Thousand Knives」かな?
天才です。

第2位 いしだあゆみ&ティン・パン・アレイ 「アワー コネクション」

4年程前、ヤノミさんとエリナさんの公演を観に姫路に行った際 終演後の会場で流れていたアルバムなんですが、その歌に惚れてしまい 「何という歌ですか?」と聞いてオーナーさんがタイトルを教えてくれました。
細野さんやティンパンの極上の演奏に いしだあゆみの優しく色っぽくてシルクのような歌声。初めてアルバムをフルで聴いた時に 「出会ってしまった」と思いました。名盤です。
寒い日の14時ごろに知らない町のローカル鉄道にでも乗りながら聴いてみたいです。
歌詞も なんてことのない日常を表した平凡な「あの日、私が思った事」の数々ですが、それがいしだあゆみの優しい歌声に合って 気持ちが良いのです。「ひとり旅」の優しい感じがまた良い!
「バレンタインデイ」の本当に寒そうな雰囲気のいしだあゆみの歌と演奏とか 凄い良いのです。
何て説明したら良いのか分かりませんが、「私自身」から「バイバイジェット」までの流れが凄いしなやかで このアルバムを聴いただけで 怒りや悲しみがバイバイできます。
何度でも聴きたくなるそんなアルバムですね。

第一位 Yellow Magic Orchestra  「イエロー・マジック・オーケストラ」

YMOから一つアルバムを選ぶ これもなかなか難しい選択肢ですよね。めちゃくちゃ迷いました。
「BGM」か「テクノデリック」か、、「バレエ」か「ジャム」か… も迷いましたが。
改めて、コンピューターゲームからのファイアークラッカーを聴きはじめ、後期のM-16 そして ライブアルバムのCUE・最新のベスト ノイエタンツまで聴きました。
悩ましいのですが、やはり… ファーストは最高
という訳で、私は一番最初の「イエローマジック〜」を選びました。
原点にして頂点、ずーっと聴いていますが 未だにかっこよくて新しいサウンドに感動します。誰が何というか言葉がいらない 頭くらくら みぞおちワクワク 下半身モヤモヤとはこの事です。
そして「東風〜中国女〜マッドピエロ」のゴダール三部作。YMO三人の個性が現れてる気がします(細野さんはシムーンの方が現れてるのかも)
大盛り上がりのマッドピエロからの 余韻を感じたいので、「アクロバット」が入ってる日本盤が好きです。
今こうやってアルバムを聴きながら書いてる訳ですが、やっぱり素晴らしいのです。

中国女、RYDEEN.階段、カムフラージュ、 YMO以外の作品も 「サラヴァ!、ETERNALLY 」など数々の名曲をありがとうございました。
バレエ・カムフラージュを改めて聴くと、幸宏さんの繊細さと どうしようも真似できない安定のリズム感に 圧倒されました。
そして、Blue Moon Blueの優しい歌声 pupaのハーモニー。
その優しさはライブや竹中直人とのコントでも伝わりました。

高橋幸宏さん本当にありがとうございました、Twinkle Twinkle どうか安らかに…

第1位  Yellow Magic Orchestra
                  「イエロー・マジック・オーケストラ」
第2位  いしだあゆみ & ティン・パン・アレイ
     「アワー・コネクション」
第3位  坂本龍一「千のナイフ」
第4位  Power Themes 90
第5位  石野卓球「TITLE #1」
第6位  電気グルーヴ「VOXXX」
第7位  SMAP「ス」
第8位  Thundercat「Drunk」
第9位  タモリ「ラジカルヒステリーツアー」
第10位  ゆらゆら帝国「ゆらゆら帝国のしびれ」
第11位  細野晴臣「泰安洋行」
第12位  高橋幸宏
     「ニウロマンティック ロマン神経症」
第13位  倉橋ヨエコ「東京ピアノ」
第14位  SESAME STREET 
     「SESAME STREET FEVER」
第15位  Kraftwerk「Radioactivity」 
第16位  大友良英 「山下毅雄を斬る」
第17位  Bjork 「Vespertine」
第18位  山口百恵「メビウスゲーム」
第19位  さくらももこ 
     「ごきげん まる子の音日記」
第20位  山﨑ハコ「歌いたいの」

こんなものを最後まで読んでいただきありがとうございました

次回は、10 favorites Ryuichi Sakamoto 私が好きな坂本龍一10選
を私もやりたいと思います。

その前に火曜日の診察次第だ