まさか、ウィーン、ウィーンと山が鳴くなんて…(笑) | 氣の達人が教える 「悟りゲート」を開く秘密鍵

氣の達人が教える 「悟りゲート」を開く秘密鍵

急性心不全から奇跡の復活を遂げた筆者が発見した「無条件幸福」の鍵を握る「悟りゲート」とは!?
連載記事となっておりますので、2024年3月3日の記事から順番にお読みください。皆さんのイノチと人生を輝かせる宝物のようなヒントが、いっぱい見つかりますように…(笑)。

千光寺の宿儺堂には、「はに丸くん(NHK懐かしのキャラクター)を彷彿とさせる可愛らしい宿儺像が立っていました(笑)。表側の宿儺像は勇ましい顔で、右手にはまさかりを持っています。木下住職いわく「まさかりは宿儺が飛騨の開拓者であることを表している」と。

両面宿儺像(表側)

 

一方、裏側の宿儺像は微笑んでいて、右手が大日如来の慈悲を表す胎蔵界(たいぞうかい)、左手が大日如来の智慧を表す金剛界(こんごうかい)を示す印を結んでいました。大日如来の名前にある「大日」という言葉は、「偉大な太陽」を意味しており、宇宙に存在するすべてのイノチは大日如来から生まれたとされています。つまり、大日如来もアマテラスと同様、私たちのイノチの根源としての霊的太陽の象徴なのです。

両面宿儺像(裏側)

 

やはり、霊的太陽につながる両面宿儺の内的世界が、この地には領域展開されている…。

 

改めて、そんな確信を強めながら奥に進むと、弁天堂があり、さらにその奥には、袈裟山の山頂へと通じる登山口がありました。

 

その時です!

 

ウィーン、ウィーン、ウィーン、ウィーン、ウィーン…。

 

なんと、山が鳴き始めたではないですか…!

 

山が鳴く音を聞いたのは初めてだったのと、ウィーン、ウィーンなんて、その音の意外性にもビックリしましたが、その音は山の上の方から聞こえてきます。

 

ウィーン、ウィーン、ウィーンと、袈裟山が僕を呼んでいるのです(笑)。

 

犬鳴山は修験道発祥の霊山、袈裟山は両面宿儺信仰の発祥の地…。

 

どうやら始まりの地がキーワードのようです(よく考えたら、始まりの地こそ、創造エネルギーに最も満ち溢れた霊域なのです。そのエネルギーを必要とする時代が、差し迫っているのかもしれませんね)。

 

当時の僕は、少し歩いただけ、階段を一段上っただけで、腰(腎臓あたり)が痛くなるし、ひどい息切れはするし、何度も休息と深呼吸が必要な状態だったので、果たして無事に山を登って下りることができるかと、一瞬、不安がよぎりました。が、「死んでもままよ」と思い直し、氣合いを入れて登り始めることにしたのです。

 

すると、突風ならぬ神風まで吹いてきて、樹木までザワザワ、ザワザワと激しく音を立てて揺れ始めたではないですか!

 

どのくらい、登り続けたでしょうか…。

 

ふと見上げると、小さなお社がありました。

 

生い茂る樹木の枝葉の隙間から、太陽の光がポッカリ差し込んで、そのお社だけがまぶしく光り輝いています。

 

袈裟山のウィーン少年合唱団から呼ばれた場所はここで間違いない!笑

袈裟山愛宕堂