さて、倶利伽羅龍王さんの秘密について、もっと突っ込んだお話をする前に、人間がまだ、二本足で正しく立つことができていないという、驚愕の事実を説明しなくてはなりません(笑)。
実は、ほとんどの人は地球の引力が導く方向にズレて立っています。
そのため、余分な力を使い過ぎてしまい、疲れやすくもなっているのです。地球の引力線とのわずかなズレは、カラダに想像以上の負担をかけてしまいます。体重という重みの影響をモロに受けてしまうので、その負担を支えるために、筋肉はいつも緊張状態、バランスを補正するために骨格まで歪ませてしまからです。
でも、地球の引力線にピタッと一致して立つことができるようになると、このような氣の浪費がすっかり無くなります。それだけでなく、地球の中心とつながって、そこから大量の生命エネルギーがチャージされ続けるようになるのです(そのとき、カラダのど真ん中をレーザー光線のように貫く、体幹よりもっと繊細で緻密なラインが中心軸です)。
このことは、私たちを驚くほど美しく、健康にします(病気の治癒やデトックス、健康増進やアンチエイジングに、大量の生命エネルギーを使えるようになるからです)。バレリーナがスリムで美しいのも、この中心軸感覚(操り人形のように頭頂から糸でピンと吊り上げられ、ハンガーにかかったコートのようにリラックスした感覚)があるからです(僕もそうですが、中心軸感覚がある人はいくら食べても太りにくくなります 笑)。
まさに、中心軸はあなたと地球を結ぶヘソの緒と言えるかもしれませんね(ヨガでは、人体の中心を「スシュムナー管」が通っていて、そこに7つのチャクラもあると考えられています。でも、ほとんどの人は7つのチャクラが詰まっていて、「スシュムナー管」がスースーに貫通していないのです。この「スシュムナー管」や、漢方医学における「中脈」も、中心軸のことです)。
そして、倶利伽羅龍王さんの姿は、この中心軸の貫通を表現したものだったんです(神さまは、〇人ではなく、〇柱と数えますが、中心軸の貫通者であることを暗示しているのです)。
火焔を背負う倶利伽羅龍王さんが、螺旋状に「剣(=中心軸)」に巻きついて、その剣を飲み込もうとする姿は、まさに、クンダリーニの火焔(=倶利伽羅龍王さんのエネルギー)が、中心軸(スシュムナー管)を突き抜ける表現だと言えるからです。
倶利伽羅龍王
それは、地球の中心から流れ込む怒濤の生命エネルギー…。
つまり、倶利伽羅龍王さんは地球規模の龍神さんってことなんです。
だから、前述の松永修岳さんも次のように述べています。
「龍とのやり取りをしっかり成し遂げるには、自分と龍との間の回路がきちんと接続される状態にならなければなりません。それは、地球が出している「シューマン共振波」という周波数と同じ7.8Hzに脳波を調整した状態です。人の脳波は、リラックスしているときは8~13Hz(α波)、活発なときは13~30Hz(β波)など、心身の状態によって周波数が変わることが知られています。そして、7.8Hzこそ、宇宙や地球、龍や神とつながりやすくなる周波数なのです」と…。
では、どうすれば7.8Hzの地球が出している「シューマン共振波」に、自身の脳波を同調させ、地球規模の龍神さんとつながることができるのでしょうか…?