以前、側弯症改善ヨガレッスン開催前に
片側の胸あたりに痛みを感じている方が
いらっしゃりました。(胸椎凹側)
このような痛みの場合、
背骨の湾曲やねじれによる筋肉の緊張、偏り
で起こっている可能性が高いです。
この痛みは、
〝呼吸〟で改善することが可能です。
その方法がこちら。
痛みのある箇所が”膨らむ”ように吸う
※手の平で痛みのある箇所を触りながら行うとやりやすい
ここでのポイントは
背中側も使って吸うことです。
多くの方は前面部(胸の周り)だけで
呼吸をしやすく、
この場合うまく吸えなかったりします。
ですが、体を立体的に捉えて
(風船が膨らむように)
背中まで膨らむくらい吸ってあげると、
吸う息が格段にしやすくなります。
この呼吸を繰り返していると
痛みが和らいで消えていきます。
※実際レッスン後、その方の痛みはなくなっていらっしゃりました。
側湾症の方は特に、背骨を矯正するにあたり
呼吸法は不可欠で、内側のコルセット
のようなものです。
呼吸で使う呼吸筋は骨周りにあるので、
深い呼吸を意識的に行えば
骨を矯正する為の筋肉がどんどん鍛えられてきます。
※主な呼吸筋=横隔膜、肋間筋、腹横筋など
そして呼吸の筋肉が成長すればするほど
呼吸がしやすくなるのはもちろん、
歪んでいる背骨や肋骨の矯正効果も高くなります。
レッスンでも呼吸を大事にしていますが
呼吸を意識して動く、のレベルではなく
呼吸がメインで動く位の感じで
お願いしたいです。
そうすることで呼吸で使う内側の筋肉と
動くことで使う外側の筋肉、
双方から挟みうちで骨にアプローチができ、
骨の矯正効果が格段に上がります。
先日、病院の待ち時間(約1時間)の際に
レッスンでお伝えしている(骨を矯正する為の)呼吸をしていたら
片側の背中が筋肉痛になられた方がいらっしゃりました^_^
ぜひふとした空き時間や移動時間など、
日常の中でも活用してみてくださいね。
オフィスや学校などで学生〜働く方々をサポートしています。